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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005年12月5日発行 ━

●━━ 若手国会議員メルマガ 『未来総理』 第159号  ━━━━━━●

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 もうあっという間に12月に入りました。一年で最後の1ヶ月です。忘年
会やクリスマス、年越しなどイベントの多い季節なので、楽しいことも多い
と思いますが、気を抜くと体調を崩しやすい季節でもあります。しっかり体
調管理をして楽しく最後の1ヶ月を過ごしたいものです。

 今回は達増議員と上田議員からの原稿をお届けします。

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   『明日こそハレルヤ!』が「王様のブランチ」で紹介されます

   ロゼッタストーンの最新刊『明日こそハレルヤ!』が、今週10日
  放送のTBS「王様のブランチ」にて紹介されることになりました。
  放送される地域にお住まいの方は見てみてください。
  多額の借金を抱え、家族とも別れて暮らしている晴留屋明さんですが、
  なんとか、元の暮らしを取り戻したいともがいています。そこで、この
  機会を「一発大逆転」最大のチャンスと考え、「晴留屋応援団」を募集
  することにしました。興味があるかたは是非ご参加ください。

  ※詳細は以下のアドレスからご覧になれます。
  http://www.rosetta.jp/hareruya/ouendan.html

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  目次
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■「立憲民主主義と呪術」
           達増拓也(衆議院議員・民主党・岩手)

■「構造改革は着実に前進」
           上田 勇(衆議院議員・公明党・神奈川)

◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介

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■「立憲民主主義と呪術」
        達増拓也(たっそたくや・衆議院議員・民主党・岩手)
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 今年の春頃に公開されたニコラス・ケイジ主演の映画、『ナショナル・ト
レジャー』。あまり流行らなかった感じもしますが、あの映画では、アメリ
カ独立宣言の起草過程に、フリーメイソンが密接に関与していたことが描か
れています。

 フリーメイソンは、フランス革命やアメリカ独立戦争の頃に欧米で大流行
していた理神論的啓発団体で、古代エジプトの秘儀を基礎にした呪術体系を
あみだしていました。ジョージ・ワシントン、ベンジャミン・フランクリン、
ラファイエット等、彼らは近代市民革命や憲法制定の中心で大いに活躍しま
した。

 実は、自由や人権を保障する立憲民主主義の体制作りは、当時きわめて呪
術的な営みだったし、本質的には今でもそうなのです。憲法は、それまでの
宗教的権威を打ち壊す脱宗教的なものですが、一方では人間の霊性を全面開
花させようとする、きわめて呪術的なものなのです。

 そこで、日本国憲法を全面的に改正するにあたっては、日本に千年以上の
長きにわたって伝わっている霊的な要素をフル活用すべきだ、と私は考えて
います。象徴天皇制の再定義こそ、憲法改正の核心でなければなりません。

 皇位継承の新しいルールが議論されていますが、これについても、呪術的、
あるいは霊的な視点が不可欠なはずです。かけがえのない自然と生命に由来
するものであるからこそ、個人には尊厳があり、国民は主権者たり得るとい
う原理を最も効果的に象徴するにはどうすればよいか、という視点から、天
皇のありかたは決められるべきです。「霊的国防」というキーワードで『帝
都物語』を書いた、荒俣宏氏の意見を聴くべきです。

 千年以上の古さを持つ霊的な象徴は、フランス人権宣言の表紙に描かれ、
米国1ドル紙幣の裏にも描かれている一つ目のピラミッドや、エジプトのオ
ベリスクの形をしたワシントン記念塔、古代エジプトのイシス神をモデルに
した自由の女神などに見ることができます。それらが、欧米の立憲民主主義
を支えています。日本の立憲民主主義の活力を高めるためにも、霊的な象徴
を大切にしていかなければならないでしょう。

 ◆達増拓也ホームページ http://www.sphere.ad.jp/tasso/

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■「構造改革は着実に前進」
       上田 勇(うえだいさむ・衆議院議員・公明党・神奈川)
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 これまで政府・与党で議論がつづけられてきた、「三位一体改革」の補助
金削減メニュー、医療制度改革大綱、政策金融機関改革の方針といった重要
政策の方向性が、先週相次いで決定されました。

○小泉改革は評価される

 小泉内閣・与党では、郵政民営化に引きつづき、これまで必要性が叫ばれ
ながらもなかなか手が付かなかった構造改革の諸課題を着実に進展させてい
ます。一つ一つの改革の内容を見れば、さまざまな問題があることは否定で
きませんが、幅広い意見を調整しながらも改革を着実に前進させていること
は、多くの皆さまにご評価いただけるものと考えています。

 株式市場でも改革の進展が評価され、今後への期待も含めて全面高の展開
となりました。こうした期待を裏切ることがないように必要な改革を引き続
き進めていく必要があります。

○三位一体改革で国から地方への流れが進展

 いわゆる「三位一体改革」では、3兆円規模での国の補助金の削減と地方
への財源移譲が決定し、小泉内閣・与党が構造改革の柱の一つとしている
「国から地方へ」の流れが着実に進んでいます。

 内容を見ると、義務教育費・児童手当などについて国と地方の両方が負担
することとなったこと、施設整備費補助金の移譲が限定的であったことなど、
改革の趣旨が中途半端に終わった面があることは否定できませんが、これほ
どの規模での地方への権限・財源の移譲が行われたことは、かつてない画期
的なことだと思います。

 中途半端な面があるのは、国と地方の機能・役割分担についての明確なコ
ンセプトが定まっていないことが原因だと思います。今後、国と地方がそれ
ぞれやるべきことのコンセプトを整理していく必要があります。その上で、
もう一度国と地方の事務・事業の分担についてよく吟味して、本当の意味で
の地方分権を進展させるための改革を行っていく必要があります。

 また、三位一体改革のもう一つの柱である地方交付税についても、現行の
制度を抜本的に改革する必要があります。地方の自立と責任を促し、国・地
方を通じて効率的な行政をつくるためには、不足する財源を機械的に補填す
るシステムは変えていかなければならないと考えます。

○特別会計改革など財政構造改革が次の課題

 政府・与党として取組むべき次の重要課題は、とかくムダが多く、硬直化
していると指摘されている特別会計の見直しを行い、透明性の向上と支出の
合理化を図ることです。特に、莫大な特定財源がある道路特別会計のほか電
源立地特別会計、エネルギー開発特別会計の改革は不可欠です。

 厳しい財政事情の下で、貴重な財源を無駄なく、効率的に使っていくとい
う観点から改革を行っていく必要があります。そのためには、極力特定財源
を一般財源化していくことが望ましいと考えます。特定財源が導入された経
緯からみて、一般財源化する際には負担の公平・均衡を図り、負担者の理解
を得ることが必要です。

 ◆上田勇ホームページ http://www.isamu-u.com/index.html


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 編集後記                吉永歩 (ロゼッタストーン)
────────────────────────────────☆★
 読者のみなさんも既にご存知だと思いますが、耐震強度偽造問題がどんど
ん大きくなってきています。東京だけではなく全国に被害が拡大しているわ
けですが、ここにきて被害者の今後の生活に関し、明るい動きが出てきまし
た。

 当初は国や地方自治体からの援助はほとんどなさそうな感じでしたが、こ
こにきて建物の解体費用や引越し費用、移転先の確保からローンの減額、家
賃の補助など、国がある程度責任を持ってくれるようです。まだはっきりと
は決まっていませんが、これだけの規模に膨れ上がってきている今、一設計
事務所や企業がきちんと補償してくれる可能性は、正直低いと思います。

 早急な救済措置をとることが当面必要ですが、それが済んだ暁にはこうい
う問題を生み出してしまった根本的なところをはっきりとさせて、2度とこ
ういうことが起こらないように、国も業界も消費者も一緒になって動いて欲
しいものです。

「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。

※いただいたご意見は、「未来総理」のほか、「ロゼッタストーンWEB」の
  感想掲示板にも掲載させていただく場合があります。
 ご了承ください。

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 次号予告
────────────────────────────────☆★
 次回の配信は、12月12日(月)です。

 細野豪志議員 大村秀章議員 丸谷佳織議員 山井和則議員

 が登場する予定です。

 ※内容は変更する場合もあります。ご了承ください。

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 未来総理メンバーの紹介
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 「未来総理」には、超党派の27名が参加しています。   (敬称略)
 (★:新参加議員)

◇衆議院
  石破 茂(自民党・鳥取)        泉 健太(民主党・京都)★
  上田 勇(公明党・神奈川)      大村秀章(自民党・愛知)
   吉良州司(民主党・大分)       近藤昭一(民主党・愛知)
  近藤洋介(民主党・比例東北)     末松義規(民主党・東京)★
  鈴木馨祐(自民党:比例南関東)★
  下地幹郎(無所属・沖縄)★      達増拓也(民主党・岩手)
   長島昭久(民主党・比例東京)      西村康稔(自民党・兵庫)
   福島 豊(公明党・大阪)       三日月大造(民主党・滋賀)
  細野豪志(民主党・静岡)       丸谷佳織(公明党・比例北海道)
  村井宗明(民主党・比例北信越)★ 山井和則(民主党・京都)
  渡辺 周(民主党・静岡)★

 ◇参議院
  荒木清寛(公明党・比例)        有村治子(自民党・比例)
  小池 晃(共産党・比例)       桜井 充(民主党・宮城)
   福島みずほ(社民党・比例)      藤末健三(民主党・比例)
  松下新平(無所属・宮崎)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。

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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人:弘中百合子 編集人:吉永歩
Copyright(C) ロゼッタストーン   許可無く転載することを禁じます
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