━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005年12月12日発行 ━
●━━ 若手国会議員メルマガ 『未来総理』 第160号 ━━━━━━●
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12月は忘年会シーズンです。私もいくつかの忘年会がすでにありました
が、いろいろ顔を出してみて一つ思うことがあります。今年一年を振り返っ
ていろいろと話が弾むのですが、楽しい前向きな話の時もあれば、今年一年
の不満や悩みばかりが話題に出る時もあります。いろいろと現実は厳しいで
すが、忘年会は楽しくお酒を飲みたいものです。
今回は桜井充議員からの原稿をお届けします。
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先週10日放送の「王様のブランチ」を見た方はいらっしゃいます
でしょうか?午前中の早い時間でしたが、1分弱ほど本が紹介されま
した。これにあわせて書店にも本が入っていますので、お近くの本屋
さんを見てみてください。また、来年は「晴留屋イベント」を企画し
ています。詳しいことが決まりましたら随時お伝えしていきますので、
どうぞお楽しみに!
多額の借金を抱え、家族とも別れて暮らしている晴留屋明さんです
が、なんとか、元の暮らしを取り戻したいともがいています。そこで、
この機会を「一発大逆転」最大のチャンスと考え、「晴留屋応援団」
を募集することにしました。興味があるかたは是非ご覧ください!
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目次
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■「実態を無視した制度改革」
桜井 充(参議院議員・民主党・宮城)
◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介
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■「実態を無視した制度改革」
桜井 充(さくらいみつる・参議院議員・民主党・宮城)
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郵政民営化の流れに従い、政府系の金融機関の見直しが行われている。確
かに、財投債を通じて、郵貯・簡保マネーが政府系の金融機関に流れている。
そのことを考えれば、郵政民営化が入り口であり、政府系の金融機関は出口
という事になるのだろう。だから、見直しが必要なのだという理論になるの
だが、それが正論だろうか。
本来、政府の役割のひとつは民業の補完である。このことから考えれば、
政府系金融機関の見直しの前提は、民間の金融機関が資金を必要としている
ところに、きちんと融資している事となるはずだ。ところが、どうだろうか
?未だに民間の金融機関は、中小企業向け融資を減らしている。このような
中で、融資額を縮小しましょうという政策をとること自体おかしな話である。
ところが、このようなことに対して異を唱えると、「抵抗勢力」あるいは
「守旧派」というレッテルを貼られてしまう。そのために正論であったとし
ても、誰も物が言えなくなってしまう。しかし、ここできちんとした事を主
張しなければ、地域経済は崩壊してしまうかも知れない。このことを考えれ
ば、マスコミからどれだけたたかれようが、実態を踏まえた意見を言い続け
るべきである。
私は、民間の金融機関がきちんと役割を果たせば、政府系の金融機関は不
要だと考えている。しかし現在、民間金融機関の貸出残高が減少している中
で、政府系の金融機関の融資を減らす事には反対である。確かに、民間の金
融機関が貸し出し可能な企業に対しても、政府系の金融機関が融資している
事も事実である。さらに言えば、天下りの問題が存在する事も厳然たる事実
である。
しかし、その解決策の第一歩が政府系の金融機関の統廃合であり、民営化
だろうか。私は、最初に行うべき事は、民間の金融機関の実態をきちんと把
握する事から始めるべきであると考えている。つまり、民間の金融機関が、
地域の中小・零細企業に対して適切に融資できるのかを調べるべきである。
その上で、国策としてどの部分を補完しなければならないのかを考え、政府
系の金融機関の改革に着手するべきである。
官から民へという流れに逆らうつもりは無い。しかし、実態も知らずに融
資額を半減させるというような、根拠も無い数字を出し、実態を無視した改
正は改革という名に値しない。独裁的政治を変えない限り、私たちの生活は
悪くなるばかりである。
◆桜井充ホームページ http://www.uranus.dti.ne.jp/~sakurai/
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編集後記 吉永歩 (ロゼッタストーン)
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最近痛ましい事件が続いています。栃木では小学1年生が殺され、京都で
は学習塾の講師が小学6年生を刺殺と、日本はどうなってしまったのかと改
めて思ってしまいます。人を殺すという行為は、決して簡単にできるもので
はないと思うのですが、現実にはこのような凄惨な事件が後を絶ちません。
単に偶発的に起こったものなのか、それとも何か背景には共通なものがある
のか?社会環境や教育の変化などが影響しているのかもしれません。
普通の状況において、「人を殺めてはいけない」という根本的なところが
崩れ始めているのかと思うと、何よりも恐ろしく感じてしまいます。
「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。
※いただいたご意見は、「未来総理」のほか、「ロゼッタストーンWEB」の
感想掲示板にも掲載させていただく場合があります。
ご了承ください。
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次号予告
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次回の配信は、12月19日(月)です。
長島昭久議員 有村治子議員 荒木清寛議員 吉良州司議員
が登場する予定です。
※内容は変更する場合もあります。ご了承ください。
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未来総理メンバーの紹介
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「未来総理」には、超党派の27名が参加しています。 (敬称略)
(★:新参加議員)
◇衆議院
石破 茂(自民党・鳥取) 泉 健太(民主党・京都)★
上田 勇(公明党・神奈川) 大村秀章(自民党・愛知)
吉良州司(民主党・大分) 近藤昭一(民主党・愛知)
近藤洋介(民主党・比例東北) 末松義規(民主党・東京)★
鈴木馨祐(自民党:比例南関東)★
下地幹郎(無所属・沖縄)★ 達増拓也(民主党・岩手)
長島昭久(民主党・比例東京) 西村康稔(自民党・兵庫)
福島 豊(公明党・大阪) 三日月大造(民主党・滋賀)
細野豪志(民主党・静岡) 丸谷佳織(公明党・比例北海道)
村井宗明(民主党・比例北信越)★ 山井和則(民主党・京都)
渡辺 周(民主党・静岡)★
◇参議院
荒木清寛(公明党・比例) 有村治子(自民党・比例)
小池 晃(共産党・比例) 桜井 充(民主党・宮城)
福島みずほ(社民党・比例) 藤末健三(民主党・比例)
松下新平(無所属・宮崎)
詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。
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発行人:弘中百合子 編集人:吉永歩
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