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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005年11月28日発行 ━
●━━ 若手国会議員メルマガ 『未来総理』 第158号 ━━━━━━●
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今週から12月に入りますが、ますます外は寒くなってきました。最近は
世界各地で「鳥インフルエンザ」が話題になっていますが、中国では人への
感染例も報告され、日本でも流行しないか心配されています。効果的だと言
われる抗インフルエンザ薬「タミフル」ですが、必要量の確保が難しいなど
のニュースも見受けられます。現実に流行するかどうかはわかりませんが、
一番の対処法は手洗い、うがい、規則正しい生活といったところなんでしょ
うね。
今回は末松議員、渡辺議員からの原稿をお届けします。
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目次
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■「私が政治家を目指した理由」
末松義規(衆議院議員・民主党・東京)
■「公務員制度の改革について」
渡辺 周(衆議院議員・民主党・静岡)
◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介
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■「私が政治家を目指した理由」
末松義規(すえまつよしのり・衆議院議員・民主党・東京)
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はじめまして。末松義規と言います。この「未来総理」には初めての登場
となります。この場を借りて、どんどん私の考えていることを発信して、皆
さんと大いに議論していきたいと思っていますので宜しくお願いします。
まず、最初に私が何故政治家を目指したのかについてお話しします。あれ
は1991年の湾岸危機の時でした。私は元々外務省でアラビア語を専門に
しており、その時は担当課の首席事務官(課長代理)でした。当時、私が目
にしたものは、動きの速い国際情勢に対応できない日本外交の現場でした。
危機管理の経験がないため、政治家や官僚が全く機能不全に陥りました。結
局、日本の対応は「too late too little」と批判され、無力感を味わったも
のです。
その時の右往左往するだけの政治を見て、「情けない。こんなことではダ
メだ。やはり、政治がしっかりしなくては!」と感じ、1994年に職を辞
して、政治への挑戦を始めたというわけです。今でこそ、それ程珍しくはな
い選択肢かもしれませんが、当時はまだ政党助成金も何もない時代でしたか
ら、資金面でショートしかけて首が絞まる思いをしたのを懐かしく思い出し
ます。
そして、衆議院当選後は、今度は政治家として日本と世界をつぶさに見て
きました。そこには、旧来の束縛によって「自分らしさ」を出せずストレス
をためるサラリーマンや女性達と出会い、その一方で、既得権益を守る強大
な「プロ」集団の壁に日々ぶち当たってきました。大きな危機感から、既存
の「事なかれ主義」政治や外交にガツンと鉄クイを打ち込まなくてはという
思いを持って、私はここまで政治活動を続けてきました。
私の宗教・政治哲学とは、「一人一人が、より自由で、もっとワクワクで
き、もっと人生を楽しめる創造力社会」が基礎になっています。もう少しか
み砕いて説明します。世の中に同じ人などいません。これまでは学歴社会や
競争主義という「社会の物差し」の中で個性が息詰まってきました。
私が提唱する『創造力社会』は、「ありのままの自分を愛する社会」「夢
をトコトン追いかけ、自分らしさを豊かに表現する社会」「お互いを認め合
い、ほめ合える社会」ということです。その実現を皆さんとともに追求した
い、それが私の夢です。本来、エネルギッシュで寛容な日本人なら、「自分
らしさ」を伸ばしていける豊かな社会を実現していくことができると信じて
います。
これらの内容は、私の『大和再光』という著書の中で明らかにしています。
私は「大和民族に再び光あれ!」との思いでこの本を書きました。『大和再
光』については私の事務所までご照会ください。
◆末松義規ホームページ http://home3.highway.ne.jp/suematu/
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■「公務員制度の改革について」
渡辺 周(わたなべしゅう・衆議院議員・民主党・静岡)
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初めて投稿します静岡6区選出、民主党衆議院議員のわたなべ周です。
前原執行部のもとで「次の内閣」総務担当をつとめ、公務員制度改革や地方
分権に取り組んでいます。
現在、国と地方の役割分担や労働基本権の回復と人勧制度の廃止、3年間
で2割の国家公務員の総人件費削減を検討しています。既に緊急の見直し事
項として、本来業務に対して手当てを付与し事実上の給与二重取りとなって
いる特殊勤務手当の廃止や、「民間準拠」といいながら大企業の給与のみを
比較対象にしている現状の人事院勧告制度の見直す提案を「国家公務員法改
正」という形で、先の特別国会に提出しました。
人事院は昭和40年から100人以上の企業、50人以上の事業所を対象
に給与調査を行った結果を参考に国家公務員の給与を算定します。「民間に
比べて公務員給与は高すぎる」と言われる理由がここにあります。算定方法
は違いますが、国税庁や厚生労働省が調べた民間の年間平均給与が440万
円ほどなのに対し、国家公務員は629万円です。
見直すべき国家公務員の無駄な手当もまだあります。例えば会計検査院が
他省庁に実地検査に赴く際には、その「困難性」を考慮し、「会計実地検査
手当」を支給するというものです。本来の業務をしているにも関わらず手当
が出されることはとても国民の理解を得られません。
納税者の納得と理解を得るべく、「官」に切り込む私どもの提案は「情勢
適用の原則」という国家公務員法28条に一項目を設けることでしたが、党
内の公務員労組の組織内議員から「なぜ今出すのか」「もっと骨太の対案を
作ってからでも遅くない」との意見が相次ぎました。
「批判はするが自らの考えについて結論が出せぬ民主党」の限界を今回の総
選挙の大敗北で思い知らされました。3分の1の勢力がなぎ倒された「地獄」
を生き抜いてきた衆議院の危機感に比べ、残念ながら2年後改選の参議院と
温度差があります。
政府の「公務員改革」は、非公務員型の独立行政法人にすることで「公務
員」の数を減らそうと目論んでいるようですが、独法には政府から原則とし
て人件費等に相当する額(総額1兆3千億円弱)が「運営費交付金」として
支出されています。国民の財布から人件費が負担されていれば、非公務員型
であろうと、給料は税金で出ている訳で、歳出削減にはなりません。公務員
の人件費削減のため「官と民」「国と地方」による業務の仕分けを急ぎ、目
標達成に向け具体案を示していきます。また地方公務員の不必要な手当など
税金の無駄遣い情報を呼びかけています( e-mail:shu@watanabeshu.org )。
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編集後記 吉永歩 (ロゼッタストーン)
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今回は新参加の議員からの原稿が届きました。これからのいろいろな報告
に期待したいと思います。
ところで、先日天下り官僚の実態と税金の使われ方に疑問を投げかけた番
組が放送されました。見た方も多いのではないでしょうか。特殊法人をたく
さん作り、退官した官僚の受け入れ先を確保し、高額な給与や退職金を与え
る仕組みができているという内容でした。見た方で疑問や怒りを覚えた方も
多いでしょう。
実は私の友人で国家1種に受かった、いわゆるエリート官僚がいるのです
が、彼曰く、省庁の中でも若手の人達は今までの批判を浴びている様な慣習
を変えていきたいと思っているようで、独自の勉強会などで活動しているよ
うです。私は、そういう若手が将来トップになるときに、日本の官僚も変わ
っていると信じたいと思います。
「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。
※いただいたご意見は、「未来総理」のほか、「ロゼッタストーンWEB」の
感想掲示板にも掲載させていただく場合があります。
ご了承ください。
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次号予告
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次回の配信は、12月5日(月)です。
福島みずほ議員 達増拓也議員 上田 勇議員 小池 晃議員
が登場する予定です。
※内容は変更する場合もあります。ご了承ください。
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未来総理メンバーの紹介
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「未来総理」には、超党派の27名が参加しています。 (敬称略)
(★:新参加議員)
◇衆議院
石破 茂(自民党・鳥取) 泉 健太(民主党・京都)★
上田 勇(公明党・神奈川) 大村秀章(自民党・愛知)
吉良州司(民主党・大分) 近藤昭一(民主党・愛知)
近藤洋介(民主党・比例東北) 末松義規(民主党・東京)★
鈴木馨祐(自民党:比例南関東)★
下地幹郎(無所属・沖縄)★ 達増拓也(民主党・岩手)
長島昭久(民主党・比例東京) 西村康稔(自民党・兵庫)
福島 豊(公明党・大阪) 三日月大造(民主党・滋賀)
細野豪志(民主党・静岡) 丸谷佳織(公明党・比例北海道)
村井宗明(民主党・比例北信越)★ 山井和則(民主党・京都)
渡辺 周(民主党・静岡)★
◇参議院
荒木清寛(公明党・比例) 有村治子(自民党・比例)
小池 晃(共産党・比例) 桜井 充(民主党・宮城)
福島みずほ(社民党・比例) 藤末健三(民主党・比例)
松下新平(無所属・宮崎)
詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。
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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人:弘中百合子 編集人:吉永歩
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