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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005年6月13日発行  ━

●━━ 若手国会議員メルマガ 『未来総理』 第139号  ━━━━━━●

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 先月の沖縄に続き、本州も続々と梅雨入りのニュースが飛び込んできまし
た。これから約一カ月半雨が多い日が続くわけですが、なんだか今から憂鬱
な気分になってしまいます。私は雨が嫌いな性格なのでなんとか楽しく乗り
切ることはできないかと思うのですが、なかなかうまい方法がありません。
何か良い知恵がありましたら、教えていただければ幸いです。

 今回は公明党の荒木清寛議員、自民党の有村治子から原稿が届きました。


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  目次
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■「郵政民営化関連法案について」
    荒木清寛(参議院議員・公明・比例)

■「北方領土の日に想う」
      有村治子(参議院議員・自民・比例)

◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介

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■「郵政民営化関連法案について」
           荒木清寛(あらききよひろ・参議院議員・公明・比例)
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 郵政民営化関連法案の衆議院での審議が進んでいます。民主党は社民党と
共に、冒頭から審議拒否を10日間以上にわたり敢行しましたが、まったく
国民の理解は得られませんでした。

 郵政民営化は、かつての国鉄民営化と対比をされることがあります。旧国
鉄が利用者から酷評を極めたことと比べると、郵便局の評判は決して悪くは
ありません。またこの問題は、郵政民営化の族議員(全銀協などが背景?)
とこれに反対する族議員(特定郵便局長や労働組合が背景?)の対立である
などともいわれ、問題の本質をわかりにくくしています。政府と与党が、国
民に十分に説明をすることが必要です。

 私は、小泉総理の政治姿勢を全面的に評価するものではありません。特に、
戦略なき対中外交については、批判を持っています。しかし、「中央から地
方へ」との地方分権改革そして「官から民へ」との行政改革は、小泉総理の
強力なリーダーシップなくして推進できなかったことは事実です。

 郵政民営化はこの行政改革の一環として、郵貯・簡保へ国民のお金が集ま
って特殊法人などの「官」へと流れていく仕組みを抜本的に改革しようとす
るものです。国民の金融資産を、生きたお金として民間が活用することによ
り経済活性化につなげようとすることが最大の狙いなのです。

 私は、この改革の意味を決して過小評価してはならないと考えます。提出
された法案は、社会的弱者の立場に配慮して第3種・第4種郵便の割引制度
を維持することなども公明党の要求により盛り込まれており、妥当な内容と
言いうるものです。

 衆参両院での充実した審議により、この通常国会で法律が成立するよう努
力して参ります。

 ◆荒木清寛ホームページ http://www.k-araki.net/

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■「北方領土の日に想う」
            有村治子(ありむらはるこ・参議院議員・自民・比例)
──────────────────────────────────
《領土問題を風化させない》

 2月に行われた「北方領土返還要求全国大会」に参加し、領土問題につい
て具体的なアクションをつみ重ねていったこ4ヶ月間は、生涯をかけて領土
返還に取り組んでいらっしゃる方々との連携・全国的な交流の機会に恵まれ、
目に見える進展も出てきた活動の日々を送っています。

 かけ声だけではなく、「領土問題に実質的に取り組める議員になっていこ
う!」と自らの行動目標を掲げて活動を始めてみると、思いもよらなかった
人々との出会いが続き、領土問題について関心を持つ多くの人々に情報や知
恵・領土を護る哲学などをお聞かせいただく経験が重なりました。まさに、
「新鮮で重要な情報は、自ら発信するところにこそ、集ってくる」というこ
とを、実感しています。

 そこでこの4ヶ月余り、「領土問題」についての活動を集中して行う中で
得た思い・持論を、読者の皆さまにぜひご報告させていただこうと思います
が、実際のところ私自身も含め、「戦後派世代」は領土問題について教科書
ではじっくりと教えられてこなかった世代です。

《世代間ギャップのある北方領土への意識》

 今回、NHKテレビ・ラジオでの全国生中継が入った参議院予算委員会で、
北方領土を含む領土問題について質問に立たせていただいた時も、全国の視
聴者の皆さまからお寄せいただいた反響で、最も多かったご意見は、「北方
領土っていうと、右翼の問題だと思っていたけど、そうじゃないということ
が、初めてわかった…」というものでした。

 中には、「北方領土ってロシアにあげたと思っていた」「おじいちゃん・
おばあちゃんの世代の問題だと思っていた認識を改めます」といった、若い
世代・現役学生からのフィードバックも数多くありました。

 そこで、来週のメールマガジンで、持論と自らの活動を報告させていただ
くにあたり、その前提となる北方領土の現状を、まず本号で書かせていただ
こうと思います。

 2月7日、「北方領土返還要求全国大会」に今年も出席しました。今年は、
平和的な話し合いによって初めて日本とロシアの国境線が定まり、日ロ通好
条約が下田で調印されてから、ちょうど150年となり、また北方領土がソ連
・ロシアに不法占拠されてから60年という節目の年でもあります。領土返還
運動のシンボルとして、この条約が締結された2月7日が「北方領土の日」
と定められてからも、すでに4半世紀が経過します。

 太平洋戦争終結後2週間経ってからのソ連の急襲・不法占領によって四島
を追われ、命からがら生き延びた2万人近い旧島民の方々は、戦後60年で半
減してしまいました。存命の旧島民もすでに平均年齢が72歳を超えており、
領土返還要求全国大会では「もう、(領土返還の日を)待つのにも疲れ果て
ました」「どうか私の目の黒いうちに、四島に帰らせてください」と腰を曲
げ、しわに年齢を深く刻んだ80代の旧島民の方々が、体を奮わせながら発
言されました。四島に遺してきた先祖のお墓参りを悲願とし、自分の終焉を
意識した上で故郷を想われる言葉は、本当に切実で、私自身じーんと心を打
たれ、目頭が熱くなりました。

《「二島返還論」の詭弁》

 世間ではいまだに「二島返還論」が、時折論じられますが、歯舞諸島と色
丹島を併せた面積は、実際には北方領土・四島のうちのたった7%にしかり
ません。二島返還論では、取り残されてしまうことになる択捉島は、鳥取県
とほぼ同じ大きさで、国後島は沖縄本島より広く、四島を併せると、現在約
500万人が住まれている福岡県より広い面積になります。「四島中の二島」
というと、あたかも「半分」を想像させる巧みな主張ですが、これこそがロ
シアの狙いであり、これでは9割以上の北方領土が未解決のままになってし
まうという基本的な事実を、国民の多くは知る機会がありません。

 北方領土におけるロシア人との「ビザなし交流」に参加した女子中学生が、
大会で意見発表してくれました。「私たちが学ぶ中学校の教科書には、北方
領土の記述が7行しかありません。もっと勉強する機会があってほしいです」

…文教政策にとっても、領土問題は大事な課題です。日本固有の北方領土に
対する認識をより多くの方々と共有し、平和的に国境を定めた領土問題を子
ども達にていねいに教え伝えていくことが、平時の重要な国の護りになるこ
とを、痛感します。

《イデオロギーを超えて》

 ともすると領土問題は、一部の保守勢力だけが主張するような誤解を受け
ます。とても残念なことです。幸いこの全国大会には、私が所属している自
由民主党はもとより、公明党・民主党・社民党・共産党という主要5党の幹
部が出席し、外務大臣、青年・女性団体、教職員団体、労働組合等の代表と
ともに、それぞれが北方領土返還の正当性と、より一層の運動強化を確約し
ています。北方領土返還への取組みは、めずらしく与野党が割れず、「右だ
左だ」というイデオロギー論争に終始しない国民運動です。北方領土が帰っ
てくる日まで、粘り強く運動を続けていかなければならないと堅く決意して
います。

 続きは次号にて、ご報告させていただきたいと思います。よろしければ、
ぜひご一緒ください。

 ★有村治子ホームページ  http://www.arimura.tv/


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★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 編集後記                吉永歩 (ロゼッタストーン)
────────────────────────────────☆★
 今回は郵政民営化と北方領土問題についての原稿が届きました。

 2国間における領土問題というのは、なかなか根深いものがあるようです。

今回の北方領土や先日話題になった竹島・尖閣諸島の問題にしてもそうです
が、今や地下資源や200海里・排他的経済水域の問題など、いろいろな立
場での利害が入り込んでいることが、問題の複雑化に拍車をかけているわけ
です。もはや両者がすべて満足する結果というのが難しくなっている今、ど
こで手を打つかということなのでしょうが、先が見えるのはいつになるので
しょうか?

 もともとは誰のものでもなかった地球上の陸地は、今や隅々まで所有者が
決められています。人間以外の動植物をおしのけて繁栄した結果今の状況に
なり、今度は人間同士で争うことになるとは、なんだか皮肉な気がします。

「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。


※いただいたご意見は、「未来総理」のほか、「ロゼッタストーンWEB」の
  感想掲示板にも掲載させていただく場合があります。ご了承ください。

★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 次号予告
────────────────────────────────☆★
 次回の配信は、6月20日(月)です。

 小林 温議員  吉良州司議員  近藤洋介議員
 松下新平議員  藤末 健三議員

 が登場する予定です。

 ※登場する議員は、変更する場合もあります。ご了承ください。

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 未来総理メンバーの紹介
────────────────────────────────◇◆
 「未来総理」には、超党派の28名が参加しています。   (敬称略)

◇衆議院
  石破 茂(自民党・鳥取)    上田 勇(公明党・神奈川)
  大村秀章(自民党・愛知)    吉良州司(民主党・大分)
  楠田大蔵(民主党・比例九州) 近藤昭一(民主党・愛知)
  近藤洋介(民主党・比例東北)  鈴木康友(民主党・比例東海)
  達増拓也(民主党・岩手)     樽井良和(民主党・比例近畿)
  樽床伸二(民主党・大阪)    手塚仁雄(民主党・東京)
   中塚一宏(民主党・神奈川)   中根康浩(民主党・比例東海)
  長島昭久(民主党・東京)     西村康稔(自民党・兵庫)
   福島 豊(公明党・大阪)   三日月大造(民主党・滋賀)
   細野豪志(民主党・静岡)   丸谷佳織(公明党・比例北海道)
   山井和則(民主党・京都)

 ◇参議院
  荒木清寛(公明党・比例)    有村治子(自民党・比例)
  小池 晃(共産党・比例)   桜井 充(民主党・宮城)
   福島みずほ(社民党・比例)  藤末健三(民主党・比例)
  松下新平(無所属・宮崎)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。⇒ プロフィール
各議員のホームページにもリンクしています。

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発行人:弘中百合子 編集人:吉永歩
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