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拍手という花束のために

拍手という花束のために 加藤昌史 著
ISBNコード:ISBN4-947767-02-2 C0095
判型/頁:四六判 288ページ 並製
発売日:2005年5月25日

拍手という花束のために
定価:1,650円(税込)
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⇒本書の内容  ⇒目次  ⇒レビュー 


6月8日『拍手という花束のために』出版記念パーティを開催しました。当日の模様

本書の内容
「嫌われ者のすすめ」に続く、加藤昌史氏の第2弾エッセイ。結成20周年を迎えた「キャラメルボックス」人気の秘密を、プロデューサー自らが徹底分析しています。タブーを破る、門外不出のデータも公開!!

●今まで、ほとんど誰も語らなかった「演劇とカネ」について、製作者本人が斬り込んだ、怒濤の書き下ろしエッセイ・40,000字!!
●ロゼッタストーン連載『嫌われ者のすすめ』からピックアップされたパワーが出る言葉・70,000字!!
●福澤朗(日本テレビアナウンサー)と語り尽くした熱闘ロング対談!!
●演劇ライター・小川志津子が加藤昌史を解剖する、語り下ろし長編インタビュー!!

この文字の洪水を読み終えたとき、あなたの心は「!!」で満たされるはずです。

【編集部より】
 今年20周年を迎えたキャラメルボックスの観客動員数は年間15万人。そのなかで、年会費を払って応援している熱心なサポーターが2万人。小劇場出身の劇団では突出した人気を誇っています。今年4月に実施した「全国縦断クローズド・サーキット」では、神戸の公演を全国4カ所(札幌、東京、名古屋、福岡)に生中継し、1日に3000人を動員するという、演劇界史上初の試みを成功させました。
 この本は、製作プロデューサー自らが、キャラメルボックスがなぜここまで続いたのかを分析、検証したもので、観客動員数の推移、グッズの売上金額、劇団員のお給料など、門外不出のデータも公開しています。「演劇とお金」について、ここまで当事者が語った本は見当たりません。
 また、「スターシステムを作らない」「満員にならないようにする」「役者が演劇だけで生活するための印税システム」「携帯電話を笑って切ってもらう工夫」「劇作と製作とお客さんによる渦システム」など、演劇界の常識を打ち破るキャラメルボックスのやり方は、演劇人に限らず、多くの人の発想のヒントになると思います。

★今回の表紙カバーは、リバーシブルになっています。

パソコン? カバーでした!
ノートパソコン、と思ったら、実は…………!? 『拍手という花束のために』のカバーを裏返すと、こんなブックカバーになるのでした!

ご興味がある方は、ぜひ、お近くの書店でお買い求めください。
また、ホームページからも購入受付をしています。


目次

立ち読み専用アンケート

第1章  初公開のデータ満載!
「キャラメルボックスが20年間続いた秘密」(書き下ろし)

【渦中の証言1】  キャラメルボックス 女優 小川江利子

第2章 「嫌われ者のすすめ」(演劇編)

キャラメルボックスの「構造改革」(2002年2月) 
劇中音楽をオリジナルにした理由 (2002年3月)
お金の心配をしないで一生の仕事ができるか!(2002年4月)
誰もがやっていないことに挑戦するのが楽しい(2002年5月)
誰もが完膚なきまでにたたきのめされる新人練習 (2002年7月)
地方の公共施設は「文化鎖国」をしている (2002年11月)
狭いところに宇宙を創り出す醍醐味 (2003年2月)
テレビ局スタッフとの全面戦争?! (2003年3月)
自分と未来は変えられる (2003年6月)
誰かが心から笑っている姿に人の心は癒される (2003年10月)
キャラメルボックス流「感情表現の鍛え方」 (2005年1月)
劇団結成20周年を迎えました (2005年1月)
福澤一座 with CARAMELBOX (2005年2月)
キャラメルボックスの未来  (2005年2月)
全国縦断クローズド・サーキット (2005年4月)

【渦中の証言2】 キャラメルボックス 製作デスク 須田和恵

第3章  「魂が震えていないと、生きていけない体なんだ!」
————日本テレビアナウンサー・福澤朗×加藤昌史 対談
(構成・ジュンハシモト)

【渦中の証言3】 「パソコン通信」時代からキャラメルボックスを応援  こじかさん

第4章  「終わらないキャッチボールの日々」
———加藤昌史ロングインタビュー
(文・小川志津子)


レビュー
読者からお寄せいただいた感想を紹介します。

■神戸オリエンタル劇場でお見かけした時、きっとこの方は20歳代の頃から変わらず、人と交流されてきたんだろうナと感じました。すごいことだと思います。傷つかないようにあちこちに柵を作っているであろう、自分を思うと。また、本書を読んで、キャラメルボックスサポーター4カ月めですが、このさわやかな劇団のさわやかであるための厳しさがわかるような気がしました。
(40代女性)

■もう、圧倒的な文字の洪水!!体感としては、2倍のページ数を読んだような、情報量と文字のパフォーマンス。最初から最後までゆるむことのないハイテンション、どのページをめくってもそこに加藤さんがいて、とにかく走っている、そんな印象を受けました。人の心にまっすぐ届くものは、「がんばっています」という言葉よりも、がんばっている姿そのものだと思うのです。この本は、まさに、加藤さんがかけぬけてきた20年(正確には学生時代からだから……もう少し長いでしょうか)、走ってはぶつかり、後ろからひっぱられ、走路妨害を受けながらも、自分の思った道を力強い足取りで進んで行く、その姿がつまっていて、読みながら私も熱くなりました。そして、今までよりもさらに加藤さんとキャラメルボックスを好きになりました。もっともっと応援したくなりました。加藤さんとキャラメルボックスが、これから、どんな景色を見せてくれるのか。それはきっと冒険で、ハラハラさせられて、けれどたどりついた場所には爽快な風景が広がっている……そういうものを期待させる本でした。書かれているものは結果ではなく、渦中。そう感じました。そう、まさに、渦の中にいるのだなぁ、と。
福澤さんとの対談も圧巻でした。福澤さんも加藤さんに負けないぐらいの熱と信念を持っている方なのですね。この二人の対談の内容の、濃密なこと。ものすごい読み応えでした。もっともっと読みたいと思いました。 最後の小川さんのインタビューもすばらしかったです。冷静な目で問われた質問と、それに対する加藤さんの回答と、さらなる小川さんのコメント。最後にこのインタビューが配されていることで、読んでいる私も、冷静な目を取り戻すことができました。第三者から見た加藤さん……、そう、キャッチボールのたとえは、本当に、うんうんとうなずきました。 なんだかもう、テーブルの上においているだけで、熱いオーラがたちのぼっているような錯覚を覚えます(笑)。これで1500円は正直安い!!だからこそ、たくさんの人の手に、届くといいですよね。
(主婦)

■ 劇場や演劇専門誌との色々なやり取りから、加藤さんがいかに私たちサポーターのことを考えてくださっているかを、さらに実感いたしました。 今までの本よりも、劇団のことをより深く知るこ とができた気がします。キャラメルボックスが身近な存在になった気もして、ちょっぴりうれしかったです。
(女性・公務員)

■この本が読める日をとても楽しみにしていました! 本当におめでとうございます! 私はアローンアゲイン2004からのキャラメルのファンです。初の生観劇、生キャラメルなのに千秋楽の最前列をひょんなことからゲットできた幸せものです。その日からずっと大好きになりました。  加藤さんが書かれるロゼッタのWEBのエッセイを読んで、この世にこんな大人もいるのか〜と思い、人知れず嬉しくなったりびっくりしたり、ツッコミ入れたり、感動して切なくなったり、笑ったり元気を貰ったり...。加藤さんはキャラメルの発電所ですね。(たまに火傷しそうだけれど・笑)  沢山の人を元気に幸せにさせるパワーの発電所です!それらを沢山の出来事の中で沢山の周りの人と一緒にここまで創ってこられたことに感動します。拍手という花束贈らずにはいられません!劇団20周年&出版本当におめでとうございます!(会社員)

■おもしれーす。嫌われ者のススメも面白かったですけど、やっぱり演劇の話が面白いです。もっと読みたいっす。(ゲームプランナー)

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