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部屋のバルコンから見下ろしたエッツの景色

2011年10月 ドレスデンとチロルの旅(その2) エッツタール

ドレスデンとチロル(位置関係)

10月23日にドレスデンを発ち、フランクフルト経由インスブルックから鉄道で、ブレナーを越え、フランツエンフェステからプスター・タールに入り、南チロルのインニヒェンまで、今年6月に泊った宿の灯りがともっていたので一安心。ここで4泊しましたが、私の滞在中は雨と曇りで6月と同じような悪天候でした。
  今まで南チロルでは、オーストリア側の天気が悪くてもこちらはいつも天候に恵まれていただけに今年はどうなっているのだろうか、と首を傾げています。

インニヒェンについては6月の旅で紹介しており、満足な写真も撮れなかったのでレポートを今回は割愛します。来年8月にドロミテに再挑戦するつもりです。
  ただシーズン・オフだったので、シャワー、トイレ付のダブルの広い部屋が朝食付きで20ユーロだったことを報告します。

26日がオーストリアのレパブリックデイ(共和国となった記念日)で観光案内所が休みだったため、27日にここに来たときと同じ道をインスブルックまで戻り、さらに鉄道で西へエッツタールbf(駅)まで、ここからバスでエッツタールを南に入り、入口の町エッツで宿を探しました。

トブラッハー・ゼー

▲ボタンをクリックすると写真が切り替わります。

急坂をトランクを引きずって上るのは大変でしたが、眼下に町を見下ろす南向きのバルコン付のダブルルームで、シャワー、トイレ付き朝食付きで23ユーロの値段には満足しました。
  この谷の奥にあるゼルデンとオーバーグルグルには2006年の9月に訪れたことがあり、その時のバックナンバーをご覧ください。

ピブルガーゼー(Piburgersee)
ピブルガーゼー(Piburgersee)

3泊の短い滞在で、谷の奥には入らず、町の散策と南の方にあるピブルガーゼー(Piburgersee)まで森の中を一時間弱歩きました。湖は週末でしたがすでにシーズン・オフで人影はありません。夏なら湖畔のレストランでゆっくりと休めたのにと残念でした。
  秋の気配が深く、木々は色づいていました。幸いここではお天気に恵まれました。

私のこの地を訪れた目的は昔から雪が豊富で、その上、氷河の上でも滑れるエッツタールの谷で今度の冬にスキーをするための下調べです。
  エッツからゼルデンへのバスも冬季はスキー客には無料になったようです。
  1月にはスキーのレポートをお届けします。


※写真キャプションにある(※)印の「ポスト・ホテル」とは、ヨーロッパ中世後期に整備された郵便/乗合馬車の駅(駅馬車制度)に指定された宿のこと。現代において、その名を冠するホテルは老舗の証。

2011.12.29 掲載


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