2010年1月 シュトバイ・タールでのスキー
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ノイシュティフト・ネーダー地区の風景 |
1月13日に成田を立ち、22日に戻るという慌しい旅でした。
ただ、今回は昨年、一昨年と違って五体満足で帰ってきました。雪が豊富で、天候に恵まれたことが何よりでした。
※オーストリアのチロル州の州都であるインスブルックから入るこの谷についてはこの「旅さまざま」で、2005年1月と2008年1月のスキーについて紹介しています。ぜひバックナンバーも参考にしてください。
この谷でスキーをはじめたのは2004年1月からのようです。2009年のマルニッツを除いて毎年来ていますので、今年で6回目ということになります。本人も半信半疑です。
ここに来る前は、やはりオーストリアですが、スイス国境のモンタフォンの谷にあるシュルンスという町でスキーを滑っていました。第一次大戦後のドイツの大インフレの頃にあのアーネスト・へミングウエイが二冬スキーと博打を楽しみながら『日はまた昇る』を書き上げたところです。そのホテル・タウベ(鳩)は今も健在で、へミングウエイが座っていたテーブルもそのまま残されています。
シュルンスがインスブルックから余りにも遠いので、直ぐ近くのシュトバイ・タールで滑ることになってしまいました。スキー場として高さはありませんが、モンタフォンの方が好きです。
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シュトバイ氷河のスキー場 (2008年1月の写真)
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今年のオーストリアは雪が豊富ですが、シュトバイ・タールのよいところは氷河の上を滑るので、いつでも雪があることです。
谷駅が1750m、中間駅フェルナウが2300m、アイスグラート山頂駅が2900mで、ここからシャウフェル・ヨッホ3150mまでさらにゴンドラで上りますが、今年はこのゴンドラは改装工事中でした。
もう一つフェルナウから右手にガムスガルテン2620mまでのゴンドラもやはり谷駅からフェルナウまで並行して上っています。
シャウフェル・ヨッホの向う側(裏側)にもリフトがあって、中間駅のフェルナウに繋がっています。
さらにガムスガルテンからは谷駅のムターベルクアルムに降りるコースが今年は雪が豊富でオープンしていました。この大ゲレンデを滑ることができます。
参考までに日本語のゲレンデは向こうではピステといいます。ピステと深雪のコースも含めた山全体がゲレンデと呼ばれています。
2010.2.5 掲載
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