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翌17日は宿の女将さんに奨められてズルツバッハの滝(Sulzbachfall)に行くことにしました。ところが道を間違えてオーバーズルツバッハの谷に入ってしまいました。この谷はグロスヴェネディガーへ行く道です。滝までは三、四十分で着けると聞いていたのですが、1時間ほど歩いても滝らしいものは見えません。途中に大きな駐車場があったので近くにいた人に尋ねると、滝はウンターズルツバッハの谷の入口にあるので戻るように教えられました。この谷の河原には赤い石が目立ちました。 廻り回って11時にやっと滝の入口にある宿ガストホーフ・シュッテンホーフ(Gasthof Schuettenhof)に着きました。回り道のお蔭でオーバーズルツバッハの美しい流域を見ることができました。佐貫先生の「チロル日記」には「・・・これからウンターズルツバッハの谷へ入るといったら、中年の主婦は、オーバーズルツバッハの谷のほうがもっと美しいでしょうといった。・・・」というくだりがあります。前号で紹介したように、この道がグロスヴェネディガーへ上る道です。一度は奥まで行ってみたいものです。 お目当ての滝は、ここにある宿の名前をとってシュッテンホーフの滝とも呼ばれています。宿から少し行ったところに、二股に分かれた登り口があって、一周りすると再びこの場所に戻ってきます。滝を上り詰めたところからヴェネディガー山系が見えたのには感激しました。 ここの景色を写真でご覧ください。
2014.1.24 掲載
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