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4月10日はカールフライターク(キリスト受難の金曜日)、この日からイースター休暇がはじまります。とは言っても実際はその一週間前には宿は満員になってしまいます。 私がこの地に着いたのが4月2日でしたが、この一週間でまったく周りの景色が変わりました。今回はその写真を中心に紹介します。 この日の午前中ははじめてゆっくりとゲンゲンバッハ(標高172m)の町を歩きました。私は街の西の外れに宿を取っていました。キンティッヒという川が町の南を東から西に流れています。 町の東には「シュネッケンマッテ(蝸牛のマット)」という公園が広がっています。昨日のヒルサウの写真では木の芽がまだ出ていませんでしたが、ここではもう花盛りです。 私は南ドイツの気候を「暑さ寒さもイースターまで」といっていますが、今年はまさにイースターで南ドイツは最高の美しさでした。
ただ12日の日曜日には、フランクフルトから帰国したので、この素晴らしい景色を写真で撮る時間がありませんでした。来年はイースター休暇が明けた頃からこの地に滞在したいと思っています。
ゲンゲンバッハは写真で紹介するとして、この日の午後はフロイデンシュタット(740m)の少し手前にあるアルピアスバッハ(435m)の町を訪れました。ここには11世紀に建てられたベネディクト派の修道院と付属のロマネスクの教会があります。空気がよいので保養地としても有名で、修道院付属の醸造所で作られたビールは切れがよく、その味をエンジョイしました。ここはキンティッヒ川の上流で水質もよいのでしょう。 翌11日はイースター休暇で宿が一杯となり、友達の家に泊めて貰い、夕方一時間ほど歩いて田舎のレストランに行きました。そこで分かったことですが、正式にはこの土曜日まで肉食は禁じられていたそうで、ほとんど客がいないのに驚きました。 カーニヴァルの終わる灰の水曜日からこの日までが肉食禁止の期間のようです。前日のカールフライタークにも魚を食べる習慣があるようです。
この日は素晴らしいお天気だったので写真を撮らなかったのが残念です。友人の家の窓から撮った写真でどのくらい辺りの景色が変わったか、最初の日の写真と比べてみてください。 2009.5.29 掲載
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