日本人留学生が見たニューヨーク 第8回 BACK

ニューヨークガイド

いよいよ夏休み到来!今年の夏、NY旅行を計画の人も少なくないのでは?NYの夏は街のあちこちでイベントが開催され、毎日飽きることはない。 セントラルパークでは『サマーステージ』(ジャズ、ダンスパフォーマンス、シティオペラ、DJイベント等)『シェークスピア野外劇』 などが8月中旬までほぼ毎日開催されている。しかも無料なのだ!私も先日『シェークスピア野外劇:十二夜』を見に行ってきた。 真っ青のステージは滑り台のように急斜面になっていて、その上から俳優がビューンとすべりながら現れる。こんな舞台装置は野外ならでこそ迫力がでるし、 突然リスが舞台に登ってきたり、鳥の囀りや飛行機の轟音も自然とBGMになったり何が起こるか分からないところも楽しい。 こんなすばらしい劇が無料で見られることに改めてNY夏のイベントの楽しさを実感した。

今回はこんなNYの夏をエンジョイする為に、現地で入手できる情報誌を紹介したい。 これらの情報誌は日本のガイドブックには載っていない旬のイベントが紹介されていて、一味も二味も違うNYらしいイベントにめぐり合うことができる。 NYを訪問の際は是非チェックしてみてほしい。


☆『U.S.Front Line』(無料:隔週)
日本食スーパーや日本食レストランで無料配布されているこの新聞。私がたまに買い物に行く日本食材スーパーでは配布後すぐに無くなってしまうほど、 在住日本人にも人気のフリーペーパーだ。美術館の展示情報(かなり細かい展示も掲載されている)やブロードウェイ情報を始めNYのあらゆるイベントが見やすく 掲載されている。日本語なので読みやすいことは間違いない。NYだけでなくアメリカ国内の主なニュースや動向までもが分かりやすく紹介されており、 アメリカ初心者にはとてもいい。

☆『IN new york』(無料:月刊)
この情報誌(英語)は、NYの主要なホテルのロビー、タイムススクエア―やグランドセントラル駅構内の観光案内所で配布されている。 オールカラーで写真を豊富に使っており、NYで今一番ホットなスポットやモノを紹介している。写真を見て「あっ。これ食べたい!」「これお土産に買いたい!」 と視覚に飛び込んでくるつくりなので英語がニガテでもOK。最後のページにはマンハッタン地下鉄、バス路線地図、マンハッタン全図が毎号掲載されているので、 街角でコソコソ地図を広げずに行きたい場所に迷わず行くことができるのも嬉しい。

☆『The New York Times』(75セント:日刊)
毎朝ニューヨーカーが小脇に抱えている新聞。金曜日に発売される『The New York Times』は、週末を楽しむ為の情報でグッとボリュームも増える。 そのなかで「Weekend」と書かれた束を見ると"ウォーキング・ツアー"と書かれたセクションがある。 マンハッタンの面白い場所をガイド付きで回ることができるのがこのツアーだ。毎週違った内容だが、例えば…"あなたの知らなかったハーレム。 参加費12ドル""ソーホーのモデル御用達の店を現役モデルが紹介!参加費10ドル"etc…。私も以前"ブルックリンブリッジを渡るツアー"やら" マンハッタンの下町バワリーを歩くツアー"に参加しニューヨーカーと一緒に散歩をした。もちろんガイドは英語なのでヒアリング力をつけるにもいいし、 参加している人と会話を楽しんだり(結構私のようにウォーキングツアーにはまっている人も多い)、 ツアー界隈の美味しいお店を教えてもらったりもできるので楽しく運動も兼ねたツアーでもある。


最後に、お決まりだがNYビジターセンター(53rd Street 7Ave.)や タイムススクエアー・ビジターセンター(Broadway 46thと47th Streetの間)にも寄ってみるといい。 名刺サイズの地下鉄地図が配布されていたり、ミュージカルの割引券なども豊富に取り揃えていたりと、ちょっぴり得することも多いのだ。Enjoy! 
前田直子


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