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緊急レポート!日本人留学生が見たニューヨーク 「混乱の街はいま…」第3弾
TVをみていると、近況ニュースだけでなく、行方不明者の身内の方が写真や呼び かけのチラシをもって涙目で連絡を求めている姿が数多く映し出されます。そして私 のアパートの外は未だに救急車のサイレンの音も聞こえています。 昨日、私も献血ならできるかもと思い、近くの病院に友人と行きました。が、すでに多くの人が訪れており受付は終わったとのこと。その他の病院のリストをもらい、そのまま近くの病院へ。この病院は規模が大きく、多くの犠牲者が来ているとの ことで、献血の受付をみるとすでに長い列ができていました。最後尾に並んでいる と、 「献血のご協力ありがとう。でも今日はもう採血の器具がない状態なの。た だ、O型の人がいれば一番前に行って受けてくれる?」と病院関係者の人が言いにきてくれました。あいにく私はA型。友人もA型。リストにある病院すべてに電話をして聞いてみたら、どの病院も今日は多くの人が集まってくれたお陰で今日は充分。明日 また予約をして来てください。とのこと。充分なほど必要な「血」が集まっているの ならいいけど、器具の不足から、帰されているのかが分からないところ。
ユニオンスクエアー(14thストリート)が人の山になっていたので、見に行って みると地面一面にメッセージボードが貼られていました。惨事に対するそれぞれの メッセージの脇にはキャンドルやヒマワリの花が添えられ、さらに、抱き合いながら 泣きつづける若者の姿も。なんとも痛ましい…。この光景をホームビデオに撮りつづ ける人、音楽パフォーマンスを繰り返す人、絵画を売っている露店商、地面に貼られ たメッセージボードを無残にも知らずに踏んでいる人(←これはさすがに他の人が注 意 をしていた)など、普段と変わらない生活を送っている人もいます。思い余って 私も友人もペンを握って思いを記入。「平和と愛についてこれほど深く考えたことが ある?私たちはこの思いをニ度と忘れません!深い悲しみと共にご冥福をお祈りいた します」 9月13日午後4時50分(日本時間14日午前5時50分) | ||||||
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