現在、マンハッタン内は、橋を渡ってブルックリンやクイーンズには出れるようです が、逆に外からマンハッタンには入れない状況。完璧ロック状態です。そのせいか、 NY・マンハッタン内は恐ろしいほど静かです。たまに通る車は、救急車やパトカーな のでサイレンの音が妙に響き渡って、恐ろしさが増します。（夜中ということもあっ てか）

いろんな所で流言が流れています。

グランドセントラル駅では、２、３人の人々が走ったために多くの人が、「何かあっ たのでは・・・」と不安になり、つられて走り出しパニックになったそうです。

またハドソンリバーにかかる、ジョージワシントンブリッジではバンに詰まれた爆弾 が、警察官によって発見されたという噂が流れましたが、これも流言で、なんともな かったことが報道されました。（ホッ！）

献血を呼びかける張り紙

今日は、ほぼ1日家にいたので、ちょっと外の空気が吸いたくなりイーストビレッジ を少し歩いてみました。ワールドトレードセンターの 方向はうっすらとまだ煙が見えます。上記の通り、車は殆ど走っていません。普段な ら２重駐車もありえる路肩にもあまり車は駐車されていません。

ただ、イーストビレッジという場所のせいか、この様な状況、時間帯にもかかわらず 若者が多いのにはびっくりです。多くの店はすでにシャッターを閉めていますが、カ フェやバーには座るスペースが無いほど若者で埋まってます。帰る場所がないのか、 ただ友達といて不安を和らげているのか何も考えていないのか良くは分かりませんが ・・・。（実際、わたしもフラついているのだから、きっと同じような気持ちなんで しょうけど。）

いいニュースと言えば、この惨事を聞いて多くのニューヨーカーが献血するために長 い列を作って待っている様子が報道されていたことです。昼間、「献血のために病院 に行こう〜！」と大声で叫んでいるお兄さんを見かけました。（明かに一般人のお兄 さんで、病院関係者の人とかではない） 街には、献血の呼びかけの手作りのチラシがお店の入り口や、ディスプレーに張られ ています。お互いに助け合う精神が唯一の救いになっています。

９月１２日午後２時２２分（現地時間 １２日午前１時２２分）