━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006年2月20日発行 ━

●━━　若手国会議員メルマガ　『未来総理』　第164号　 ━━━━━━●

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　とうとうトリノオリンピックが開幕しました。連日中継が夜中ということ
もあって、寝不足の方も多いのではないでしょうか？今のところ日本選手は
残念な結果に終わっているわけですが、今週はいよいよ女子フィギュアスケ
ートのシングルが始まりますので、大いに期待したいと思います。

　そんななか、先日また痛ましい事件がおきてしまいました。幼い園児２人
が殺傷されるという、なんともやりきれない事件です。現在事情聴取が進み
次第に容疑者の言葉が報道されていますが、どんな理由があるにせよ、決し
て許されるものではありません。日本はどうなってしまったのでしょうか？
インタビューを受けていた近所の方のコメントがとても印象に残りました。
「もう誰を信じていいかわかりません」という言葉が。

　今回は読者の意見をお届けします。

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　　目次
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■読者の意見

◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介

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■未来総理１６２号を読んで

(1)桜井さんへ
「そのために正論であったとしても、誰も物が言えなくなってしまう。」は
政治家としてどうでしょうか。

「マスコミからどれだけたたかれようが、実態を踏まえた意見を言い続ける
べきである。」
そのとおりですが民主党の実態はどうもそうではないように見えます。公明
党から「民主党だって堀江に近づいていた」にどう反論しますか。

「さらに言えば、天下りの問題が存在する事も厳然たる事実である」
さらに言えばでなく天下りこそ諸悪の根源の一つです。

「官から民へという流れに逆らうつもりは無い」
肝心なことに逆らえないとすればこの文章全体が虚構になってしまいません
か。

(2)鈴木さんへ
「従って、中国としては国家戦略上の要請から東シナ海における日本の海洋
権益・制海権を低下させることが必要であり、そのような海洋戦略を中国軍
・政府が描くことはむしろ自然かもしれません」
ということで中国は靖国参拝に異を唱えているのですか。いや〜恐れ入りま
した。

「その場合、日本にとっては、『靖国で中国に譲歩し内政干渉を許した』と
いう、あってはならない前例が残るだけで」
靖国問題を「内政干渉」と矮小化する姿勢は「対米関係さえ良ければ外交は
うまくいく」という小泉さんと同水準ですね。

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■未来総理１６２号を読んで

　未来総理１６２号に所載の鈴木議員のご意見は、自民党総裁の代弁を地で
行く感が強く余り褒められたものではありません。全て中国側の都合により、
日本からの申し入れが拒否されているとの議論展開こそ、先の大戦に関する
反省も、国土を蹂躙された人々への同情も、はたまた国際社会に生きて行く
為の想像力の欠片も無い、誠に手前勝手な論議はまさに「無知な国粋主義者」
そのものです。

　最近、自民党や一部野党に改憲論議が台頭し、軍隊の復活と海外派兵の実
現に向かって「危険な靴音」が何の遠慮も無く響き出して来た事に歩調を合
わせる様に、特に若い人たちの間に響き出して来た事と無関係ではあります
まい。此れ等再軍備派の人たちにとっては「軍隊が国家のアクセサリー」と
言う程度の感覚でしか無い様に見え、極めて危なっかしく「戦争体験も無い
奴が何を偉そうに・・・」と言いたい、大体此の若者（と言っても５０代か
ら以下）たちは、本当に戦争の何たるかが分かっているのか疑問だらけです。

　戦争は、一旦始まってしまえば、限りなく泥沼化して「無差別殺人、無差
別破壊」に突き進む事はアフリカやロシアの内戦、米国主導のアフガン、イ
ラク戦争を見ても分かる筈。６０年前には日本が仕掛けた無謀な戦争でアジ
アで２０００万人もの犠牲を数え、日本中が米国の無差別攻撃で焦土となっ
たのは誰もが記憶している事です。我が国の犠牲は３００万人を超え、遂に
故郷に帰還出来ぬまま異国の土となった人々の無念さや、原爆などを始め無
差別爆撃の犠牲になった人々の奪われた人生に想いを致せば、如何して再軍
備をして海外に迄出兵する必要がありますか。

　「首相の不戦の誓い」など口先だけの絵空事でしかない、ごく一部の「靖
国信奉者」「国粋主義者」への義理立てから、アジアに立地しながら中国や
韓国と事在るごとに対立し、「個人の信条」が「総理大臣としての国益」に
優先する可笑しさには、アジアでの怒りどころか世界のフンパンものでしか
ありますまい。日本人は、米国に原爆を落とされ、主要都市には無差別爆撃
を見舞われながら、独立国の誇りも何処えやら何事も米国の要求のままに無
批判に支持する様は、国連の議決などにも明らかな通り「米国＋１」は世界
からの物笑いになる事すら度々ではありませんか。米国とさえ親密さを保て
ば、他国ともうまく行くとの首相見解は，何を根拠に出て来る言葉でしょう
か。

　少なくとも、次期首相となる人は「外交は喧嘩ではない」「国益と国益の
交渉」を旨とする政治家になってもらいたい、今日いまからでも修正しなけ
ればならないが小泉首相にその気が全く無い事から、次期政権に期待せざる
を得ない事は、日本の現在の不幸でありませんか。(倉島　駿太郎)


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　編集後記　　  　　　　　　　　　　　　吉永歩　（ロゼッタストーン）
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　現在国会では、堀江貴文被告が武部自民党幹事長の二男へ送金したかどう
かという問題で、自民党と民主党のバトルがはじまっています。自民党は
「根拠がない」とし、民主党は「信頼に足る情報だ」と国政調査権の発動を
求めるというところまできています。はたして、この情報は本当なのでしょ
うか？

　「嘘か真か？」
　どちらにしても、結果が出るときにどちらかの党が大きなダメージを受け
ることは確実です。慎重に見守っていきたいと思います。

「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。

※いただいたご意見は、「未来総理」のほか、「ロゼッタストーンWEB」の
  感想掲示板にも掲載させていただく場合があります。
　ご了承ください。

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　次号予告
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　次回の配信は、３月６日(月)です。

　有村治子議員　　荒木清寛議員　　桜井充議員

　が登場する予定です。

　※内容は変更する場合もあります。ご了承ください。

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　未来総理メンバーの紹介
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　「未来総理」には、超党派の２０名が参加しています。 　　(敬称略)
　（★：新参加議員）

　◇衆議院
　　泉　健太（民主党・京都）★　　  上田　勇（公明党・神奈川）
　  近藤昭一（民主党・愛知）　　　  末松義規（民主党・東京）★
　　鈴木馨祐（自民党：比例南関東)★
　　下地幹郎（無所属・沖縄）★　　  達増拓也（民主党・岩手）
 　 長島昭久（民主党・比例東京）    西村康稔（自民党・兵庫）
  　福島　豊（公明党・大阪）　　　  細野豪志（民主党・静岡）
　　村井宗明（民主党・比例北信越)★
　　渡辺　周（民主党・静岡）★

　◇参議院
　　荒木清寛（公明党・比例）　　  有村治子（自民党・比例）
　　小池　晃（共産党・比例）　　　桜井　充（民主党・宮城）
　  福島みずほ（社民党・比例）　　藤末健三（民主党・比例）
　　松下新平（無所属・宮崎）

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。プロフィール
各議員のホームページにもリンクしています。

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発行人：弘中百合子　編集人：吉永歩
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