━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005年11月14日発行 ━

●━━　若手国会議員メルマガ　『未来総理』　第156号　 ━━━━━━●

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　今回から未来総理メンバーが増えます。９月の衆議院議員選挙の後、新し
く当選、再選された方に声をかけ、今の時点で４人メンバーが増えました。
メンバーが２５人となった未来総理を今後ともよろしくお願いいたします。

　今回はそのうち２人の議員からの原稿をお届けします。

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　　目次
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■「現場主義と地方主権の政治を目指す」　
　　　　　　　　　　　　　下地幹郎（衆議院議員・無所属・沖縄）

■「大いに語り合いましょう」
　　　　　　　　　　鈴木馨祐（衆議院議員・自民党・比例南関東）

◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介

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■「現場主義と地方主権の政治を目指す」　
　　　　　　　　　下地幹郎（しもじみきお・衆議院議員・無所属・沖縄）

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　はじめまして。衆議院議員の下地幹郎です。「未来総理」の趣旨に賛同し、 

日本の政治について党派を超えた意見交換の場、有権者の皆さんに政治の現
場の生の声をお届けできればと思い、参加いたしました。どうぞ、宜しくお
願いいたします。

　さて、今回は、私が議員を目指した理由をご紹介します。私は、物心つい
た頃から、会社の経営者であり又政治家であった父の「現場主義」の姿勢を
見て育ちました。大学を卒業後、父の会社に入社して会社経営に関わるよう
になり、その頃から、沖縄県の経済、雇用について興味を持ち始め、そして、 

その関心は次第により包括的な沖縄の発展のあり方、そして、それを方向づ
ける政治に移って行きました。

　そして、私が政治家を志すことに大きな影響を与えた出来事が、１９９５
年の阪神・淡路大震災のボランティア体験であります。震災の３日後に神戸
に入り、社員約２０人と一緒に１２００人分の炊き出しを１日に２食約１０
日間行いました。その貴重な体験は私の人生観を大きく変えるものであり、
まさに私が政治を志す原点となりました。

　今、政治・経済・社会の様々な問題に直面したり、新たな試みをされてい
る方々に直接お会いし、現場に出て、現場の問題を皮膚感覚で捉えて対処す
る「現場主義」を日本の政治の中でやっていきたいと思っています。そして、 

地方がしっかりと独自性の出せる地方主権の政治の実現に取り組んでいます。 


　◆下地幹郎ホームページ　http://www.mikio.gr.jp/

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■「大いに語り合いましょう」
　　　　　　鈴木馨祐（すずきけいすけ・衆議院議員・自民党・比例南関東） 


──────────────────────────────────
　私は昨年６月まで３年ほど仕事でワシントンDC、ニューヨークに住んでい
ました。ちょうど同時多発テロの発生する前の７月からです。アメリカ人に
囲まれ、外国の方々と仕事をするそんな日々のなかで、改めて身をもって感
じたことがありました。それは日本人、日本の企業をはじめとした日本のす
ばらしさです。限りない潜在能力を持ちとても能力水準の高い集団、ありえ
ないほど高い製品のクオリティー、サービスの良さ、ホスピタリティーの心、 

日本人とはなんとすばらしい人たちなんだろう、強烈な印象を受けました。

　しかし、経済や金融の実態、社会の雰囲気、そういうものをみてみると、
うまくいっているのはアメリカ、うまくいっていないのは日本、違いは歴然
としていました。しかも２１世紀、２００７年問題といわれるような人口減
少、少子高齢化のリスクを抱え、しかも中国・インドの台頭に脅かされ、日
本は衰退していくしかない、日本の今後についての悲観論が巷にあふれかえ
っていました。

　一体どうしてなんだ？自分は何をすればよいのか？不満が焦りになり、社
会のひずみへの怒りが日増しに強くなりました。一体何がいけなくて素晴ら
しい皆さんの潜在能力を潰してしまっているのか？思い当たったのは、未来
への明るさ、希望を持てない、チャレンジを思い切ってすることがしにくい
世の中の仕組みであり雰囲気でした。やってもどうせダメだろう、将来なん
てわからないから今さえ楽ならそれが一番いい。戦後６０年が経過し、社会
が硬直化して、思わずそう思ってしまう社会に日本はなってしまったのでは
ないでしょうか。でも振り返ってみてください。戦国時代、明治維新、戦後
直後、世界でも類を見ないほどの自由な競争が行われた明るい時代をこの国
は過去に何度も、私たち日本人の手によって作り上げてきているのです。

　仮に２０％人口が減っても一人ひとりのアウトプットが２０％以上増えれ
ば社会は発展し続けます。たとえば今は会社を辞めて挑戦しようとすると、
一度失敗したら極めて厳しい状況が待ち受けるリスク許容度の低い社会です。 

それでは成功するのは５０％以下だろうし、第一リスクをとろうとする人が
いません。でも、もし３０回チャレンジできる社会だったらどうでしょう？
３０回挑戦すればたいていの人は一回は成功するはずです。それに挑戦する
人も増えます。そうすれば一人ひとりのアウトプットは２０％増どころでは
済まないはずです。

　これはほんの一例ですが、私は皆さんがその限りない底力を活かせるよう
真の構造改革の断行のために精一杯努力していく覚悟です。自由な競争では、 

いいもの、最も情熱を持った者が結局は勝ち残ります。既得権益の保証もな
いので勝者も常に自分自身を磨くので腐敗もありません。私はこの国の行く
末は、日本人一人ひとりの心の底から湧き上がる前向きな心と自分の力で生
き抜く気概に懸かっていると信じています。そしてそのキーワードこそが、
「何度でも挑戦できる自由競争社会」なのです。

　また経済や生活の繁栄は国の安全保障があってはじめて考えられるもので
す。われわれが暮らすこの地球環境が持続して初めて成り立つものです。そ
の観点から環境問題に取り組んでいくと同時に、対外的には戦略的な外交を
行うことにより日本の長期的な国益を断固として守る覚悟です。東アジアの
情勢は予断を許さない状況であり一刻の猶予もありません。

　私は２０年後も日本が素晴らしい社会であり続けられるよう「２０２５年
の日本」に責任を持つ政治家でありたいと考えています。自分の思っている
ことの全てを「未来総理」で語りつくせるか不安ではありますが、精一杯思
いをお伝えしていければと思っています。日本を取り巻く難局の打破を目指
して、皆さんとともに取り組んでいきたいと思っておりますので、どうぞよ
ろしくお願いいたします。

　◆鈴木馨祐ホームページ　　　　　　　　
　　　　　　　http://www.suzukikeisuke.jp/

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　編集後記　　  　　　　　　　　　　　　吉永歩　（ロゼッタストーン）
────────────────────────────────☆★
　新参加の議員２人からの原稿はいかがでしたか？下地議員の「現場主義」
という言葉は、容易いことではないと思いますが、是非頑張ってもらいたい
と思います。鈴木議員はまだ２８歳というとても若いかたですから、話題の
杉村議員らとともに、新世代の政治家として大きくなってほしいものです。

　未来総理には、毎号議員の原稿や前書き、編集後記に対する様々な感想を
いただきます。前号の前書きで触れたNHK職員の事件についてのコメントに
対しても、読者の方から意見をいただきました。前書きや編集後記に関しま
しては、私個人の意見を述べさせていただいていますので、それに対する賛
成、反対意見をいただくことは、とても勉強になります。

　いろいろな考え方、価値観を紹介するというこのメルマガがもっとよいも
のになるよう、今後ともよろしくお願いいたします。

「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。 


※いただいたご意見は、「未来総理」のほか、「ロゼッタストーンWEB」の
  感想掲示板にも掲載させていただく場合があります。
　ご了承ください。

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　次号予告
────────────────────────────────☆★
　次回の配信は、１１月２１日(月)です。

　近藤洋介議員　　松下新平議員　　藤末 健三議員  西村康稔議員
　村井宗明議員　　泉健太議員

　が登場する予定です。

　※内容は変更する場合もあります。ご了承ください。

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　未来総理メンバーの紹介
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　「未来総理」には、超党派の２５名が参加しています。 　　(敬称略)
　（★：新参加議員）
　
◇衆議院
　　石破　茂（自民党・鳥取）　 　 泉　健太（民主党・京都）★
　　上田　勇（公明党・神奈川）　　大村秀章（自民党・愛知）　
　  吉良州司（民主党・大分）　　　近藤昭一（民主党・愛知）　
　　近藤洋介（民主党・比例東北）　鈴木馨祐（自民党：比例南関東）★
　　下地幹郎（無所属・沖縄）★　　達増拓也（民主党・岩手）
 　 長島昭久（民主党・比例東京）  西村康稔（自民党・兵庫）　
  　福島　豊（公明党・大阪）　　　三日月大造(民主党・滋賀）
　　細野豪志（民主党・静岡）　　　丸谷佳織（公明党・比例北海道）
　　村井宗明（民主党・比例北信越）★　山井和則（民主党・京都）

　◇参議院
　　荒木清寛（公明党・比例）　　  有村治子（自民党・比例）
　　小池　晃（共産党・比例）　　　桜井　充（民主党・宮城）
　  福島みずほ（社民党・比例）　　藤末健三（民主党・比例）
　　松下新平（無所属・宮崎）

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。

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発行人：弘中百合子　編集人：吉永歩
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━━━━━━━　若手国会議員メルマガ『未来総理』（毎週月曜配信）　━