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只見線と会津若松

2014年8月 只見線と会津若松(その1)

7月31日から8月9日まで東京の暑さを逃れて東北へ旅に出ました。青春18切符を使っての旅です。8月1日には友達とゴルフを楽しみましたが、写真を撮る余裕がなく、今回は翌2日の只見線の旅からはじめます。

時刻表に只見線の会津若松から小出までの列車の運行予定がでていました。2011年7月の大雨(新潟・福島豪雨)により途中までしか行くことができない、と聞いていたので行ってみる気になったのです。

現地で分ったことは鉄道が再開されたのは会津若松から会津川口までで、その先の只見駅までバスに乗り換えるということでした。この区間の復興は、予算上からも当分無理だろうと聞きました。

会津川口の南にある昭和温泉に行くつもりでしたが、念のため駅の観光案内所で問い合わせると16日まで満員とのことでした。ここで親切に教えられた若松方向に少し戻った会津宮下の「ふるさと荘」に泊りました。値段は朝食のみで\6,750と少し高かったのですが、直ぐ下を只見川の清流が流れています。

只見川沿いの温泉に泊りたかったのですが、東北でも岩手の台温泉、山形の肘折温泉や小野川温泉の湯治用の宿に比べると値段が大分高いように思えました。

それで諦めて、他の地方に行こうと3日の朝に会津若松に戻りました。駅前のホテルが朝食付き温泉一回利用の条件で税込み\4,530というので2泊して久しぶりの会津若松を見物することにしました。その後は栃木の板室温泉に行こうと腹を決めていましたが結果はまた後で。今回は只見川の沿線についての感想を述べます。

* * * * *

只見線の始発駅会津若松のホームには鬼怒川行きの快速、喜多方行きのオープンカーなど色とりどりの客車が勢ぞろいしていました。

会津若松駅のホームにて。会津鉄道の鬼怒川温泉行きの快速列車(左)
同じく駅に停車中のオープンカー(右)の窓の下半分はガラスがありません。

列車が西に向かって出発すると、北に磐梯山が見えます。暫く田園風景が続いた後、只見川に沿って鉄道が走ります。客車の窓は開け放たれ、窓から写真を撮ることもできます。何となく昔の汽車の旅を思い出させてくれました。「ゆる鉄」という愛称で呼ばれているこの只見線は、のんびりとした旅の楽しめる鉄道でした。

宿が取れなかった会津川口から会津宮下に戻る道も只見川に沿っています。
  今回は会津若松駅を出発してから只見川に沿っての風景をご覧ください。

只見線
[只見線からの景色の写真]

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2014.8.23 掲載

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