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よませ温泉から小布施を訪ねる

2014年7月 よませ温泉から小布施を訪ねる

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よませ温泉遠見の湯

7月3日から四泊五日の予定で北志賀高原のよませ(夜間瀬)温泉に滞在しました。
  そして、梅雨の晴れ間の7月4日、はじめて北斎の天井画で有名な小布施にある岩松院を訪ねました。

8時40分にホテルから湯田中行きのバスに乗り、9時2分発の普通信州中野行きで9時17分着、ここで乗り換えて9時27分発、小布施には9時40分に到着しました。乗車券は片道590円でした。
  駅の案内所で教えてもらい、ほとんど一本道ですが1.9km離れた岩松院に向いました。歩いて40分と云われましたが、30分ほどで着いたでしょうか。曇り空で助かりました。

岩松院については北斎の天井画があるということしか知りませんでした。行って分ったことはこの地で広島城を追われた福島正則が亡くなり、その霊廟が裏山にありました。
  さらに天井画のある本堂の裏にある池は、これまた一茶が「痩せ蛙 負けるな 一茶これにあり」と詠んだ池とのことでした。兎に角こんな所でした、ということを写真で紹介します。

小布施の「岩松院」
[小布施・岩松院の写真]

▲ボタンをクリックすると写真が切り替わります。

なお天井画は写真撮影が禁止でお見せすることはできません。しかし、その新鮮な色彩には圧倒されました。以前に北斎館を訪問した時には色彩についての記憶はなく、もう一度どこかで北斎の作品を見てみたいと思っています。

これからは余計な話ですが、フランスの印象派が日本の浮世絵に憧れジャポニズムが流行したのは、この北斎のような絵の具の使い方にあったのではないでしょうか。それまでフランスで有名だった画家はレオナルド・ダ・ヴィンチでしたが、ミラノの「最後の晩餐」を見れば明らかなように絵の具については素人でした。百年前に書いた絵が新鮮な光を放つ浮世絵にフランスはショックをうけたのでしょう。

ここから凡そ600m南に浄光寺があり、薬師如来が有名です。足を痛めていたので坂を上って薬師堂を拝むのは諦めました。次の機会があるかどうか。

浄光寺薬師
[浄光寺薬師入口の門とその奥の薬師堂の写真]
 
(ボタンをクリックすると写真が切り替わります)

浄光寺から駅まではやはり3,40分ほどでした。途中にはカフェやレストランがあって退屈しません。
  帰りは少し早かったのですが、100円を奮発して特急に乗ってみました。小布施を14時に出発し信州中野14時10分着、終着の湯田中には14時22分に着きました。

今回は梅雨の合間ということもあり、これで失礼します。


2014.7.23 掲載

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