2012年11月 リヴィエラ(その4)ニースとエズ
11月19日にボルディゲラを発ち、ニースに2泊して20日にはエズ(Eze)を訪ねました。ニースは今まで何度も訪ねたことのある都市なので、今回は旧市街とその上にある「城跡のある丘」の訪問に留めました。
エズを訪ねたのはニーチェの愛した「哲学の道」を歩いてみたかったからです。幸い天候にも恵まれ風景を堪能しました。
市内からいわゆる「鷲の巣村」エズの入口までバスで行くことができます。バスは旧市街の先の港からでています。
哲学の道を歩くには上の村までバスで行き、道を下ったほうが楽です。下の鉄道駅から鷲の巣村に上るのは勾配がきつくお勧めできません。
バス代は僅か1.00ユーロなのに鉄道は2.60ユーロと倍以上もしました。海岸を走るバスが来るまで待てばよいのでしょうが、そんな根気はありません。
上の村の見所は一番高いところが城跡になっていて、今は植物庭園になっています。そこからの眺望が素晴らしい。そこに上るまでに土産物屋やカフェが軒を連ね中ほどに教会もありました。元来はサラセンの侵入に備え海からは見えぬように造られたそうです。イタリアでは猛威を振るったマラリア蚊の影響がどうだったのか、少し気になります。
村の入口を少し上ったところから急角度に下るのがニーチェの道です。この道を通りながら「ツアラトストラ」の構想を練ったとか。
まさにコート・ダ・ズュールを堪能できる景色が足下に広がっていました。
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哲学の道の下には地中海が |
21日にニースを発ちフランクフルト経由で成田に着くとその寒いこと、リヴィエラの暖かさが懐かしく思われました。
2013.3.26 掲載
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