2012年11月 リヴィエラ(その3)サンレモ
ボルディゲラに滞在中、11月15日と18日の二日間サンレモを訪れました。
この街は1861年以降イタリアで最古、最大の避寒地(Winterkurort)として有名です。北にはアルプスが迫り、北風を防いでマイルドな気候は肺結核や神経病患者によいとされてきました。
ボルディゲラからバスでこの都市に入ると、まず昔の駅舎があってここから東西に街が広がっています。まず目を引くのはロシア教会、それに続いてカジノの建物で、中には博打場と映画館などが入っています。
ここからコルソ(Corso)と呼ばれる大通りが名前を変えながら街全体を貫いています。その中心がマッテオッティ通り(Via Matteotti)です。
五分ほど歩いた中ほどの左手に高台に向って旧市街が伸びています。入口に12世紀に起源をもつドーム・サンシロが建っています。さらに上ると高台になっていて街を見下ろすことができます。
旧市街を通り過ぎると公園や大きな別荘が続きます。その中でも観光案内所で奨められたのがヴィラ・ノーベルでした。聞き忘れましたが、多分ダイナマイト王の別荘だったのでしょう。
海岸はプロムナードになっていて中ほどに港があり、ジェノア時代からの砦も残されています。この周りにはレストランが軒を連ねていますが、値段も味もどんなものでしょうか。
この都市をニースと比べてみると、ゆったりとした感じがします。
2013.3.16 掲載
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