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リヴィエラの旅

2012年11月 リヴィエラ(その2)ボルディゲラ

地中海リヴィエラ地図

11月14日から19日まで「花のリヴィエラ(Riviera dei Fiori)」のボルディゲラに滞在しました。鉄道でフランスとイタリアの国境駅ヴェンティミリアの次の駅で勿論海岸線に沿っています。この地に滞在中に15日と18日の両日サンレモを訪ねました。
  今回はボルディゲラ、次回はサンレモについてレポートします。

ボルディゲラも最初はニースやカンヌ或いはシシリア島と同じように冬の避寒地としてスタートしたようです。1884年には印象派で有名なモネが三ヶ月間この地を訪れ作品を残しています。その時代にはパリの燃料代が高くついて冬は暖かくて家賃も安い南欧に貧乏画家や作家が逃げ出した、と少し時代は下りますがヘミングウエイは『移動祝祭日』の中で第一次世界大戦直後のパリの生活を振り返っています。

ところが第二次大戦後の大衆夏季休暇時代になると夏に大衆が訪れて避暑地に変わってしまいました。ホテルもレストランも冬季に店を閉めるところが増えています。

ボルディゲラの町も東の外れの高台にオールドタウンがあり、鉄道駅が西の町の入口にでき、そこが新市街として発展しています。

地中海リヴィエラ地方(ボルディゲラ)

▲ボタンをクリックすると写真が切り替わります。

ボルディゲラの東の岬を廻るとサンレモとの間にはオスペダレッティ(Ospedaletti)という小さな集落があります。海岸線から高台に向って家並みが広がっているのは大小の差はあってもサンレモでもボルディゲラでも同じで、今ではこんな避暑地がマルセイユからジェノアまでリヴィエラ海岸に沿って続いているのです。

地中海リヴィエラ地方(オスペダレッティ)
オスペダレッティ近郊の風景
(その1) (その2) (その3)
(ボタンをクリックすると写真が切り替わります)

2013.3.6 掲載


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