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ドロミテの旅

2012年8、9月 ドロミテの旅(その12)
ブリクセンとインスブルック

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ブリクセン市の目抜き通り
グローセラウベン(Grosselauben)

9月13日はブリクセンの、14日はインスブルックのどちらもユースホステルに泊ることになりました。大きな都市では宿の値段が高く、仕方なく安宿を探すとユースホステルに行き着きます。シングルの部屋があり、内部は中々立派です。ただ朝食はペンションのように立派ではありません。

ブリクセンの観光案内所で聞くと、35ユーロ、40ユーロという宿がそれぞれ一軒ずつありました。特に40ユーロの宿は泊った日のMobilcard(モービルカード)が貰えるそうで大変なメリットだと思います。
  ここで南チロルの交通費についてまとめて説明します。
  私は今までは南チロルカード(Suedtirolkarte)を使っていました。5ユーロと10ユーロの二種のカードがあり、これを使うと30%の割引になります。
  一方モービルカード(Mobilcard)は、一日券15ユーロ、三日券23ユーロ、七日券28ユーロとなっています。南チロル全域の鉄道とバスを何度でも乗ることができます。特に七日券が安くなっています。私は気がつくのが遅くて9日のコルヴァラ行きからブレナー峠を越える14日まで六日間しか使えませんでしたが、この28ユーロで毎日走り回ったのですから大変助かりました。

ブリクセンは992年から司教座が置かれた古い都市です。またナポレオンによって、ハプスブルク家の神聖ローマ帝国が崩壊する1803年まで帝国侯爵領でした。その面影がドームに隣接する回廊(Kreuzgang)に残されていました。旧市街はドームの周辺に集まっていて、その中の大ラウベン小路(Grosselaubengasse)は街の目抜き通りです。
  ブリクセンの街外れでは、ブレナー峠から流れてきたアイザック(Eisack)川とプスター・タールを通ってきたリエンツ(Rienz)川が合流しています。
  歴史の長さを感じさせる落ち着いた街並みです。
  交通の便利な位置にあるので、ここを基地として付近を走り回りたい衝動にも駆られます。

ドロミテの旅(ブリクセン)

▲ボタンをクリックすると写真が切り替わります。

さて14日はブリクセンからブレナー峠を越えてインスブルックに入りました。行き帰りともに鉄道の路線を修理中ということで、ブレナーとインスブルックの間はバス輸送でした。帰りは途中のシュタイナッハで鉄道に乗り換えました。もう今頃は普通の運行に戻っているはずです。

インスブルック
[オーストリア・インスブルックにて]
イン川から周囲の山並みを見上げる。 その周囲の山並みのアップ。
(ボタンをクリックすると写真が切り替わります)

インスブルックでは、何時ものことですが、安いプライヴェイトの部屋の紹介はなく、シングルはシャワー、トイレ付きなら50ユーロはするといわれ、仕方なくユースホステルを聞いてもらいました。37ユーロで部屋があるということでそこに行くことに決めました。今度はじめて知ってよかったのは24時間の市内を乗るチケットがシニアーには2.70ユーロで売ってくれたことです。このチケットのお蔭で街の中心部にバスで行くことができました。

今回の旅で一応ドロミテの有名地域はカバーしましたが、次回は今回の訪問でお天気の悪かったところを中心に再度訪問したいと思っています。


2013.2.1 掲載


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