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ドロミテの旅

2012年8、9月 ドロミテの旅(その11)
グレードナー・ヨッホとブリクセン

南チロル・ドロミテ地方

9月12日、明日は出発というのに生憎の悪天候でした。仕方なくセラー・ヨッホ行きは諦めて、隣町のコルフシュクから上ったところにあるグレードナー・ヨッホがまだだったので行ってみることにしました。

最初に来たバスがコルフシュク(Colfuschg 1645m)までだったので、それに乗って短い間ですがこの町の一番高いところで降りました。雲と霞で周りの山々がはっきり見えなかったのは残念でした。
  次のバスで上ったグレードナー・ヨッホ(Groedner Joch 2137m)もやはり雲に覆われて時々雲の間からうっすらと山塊が見えてきます。
  コルヴァラから上って行くと、天気がよければ、進行方向右にチアシュピッツエン(Tschierspitzen 2592m)、左にセラ山塊、その右にラングコーフェルが見えるはずでした。全て霧に包まれ時折ほんの少し見えるだけだったのが残念でした。

グレードナー・ヨッホ(南チロル・ドロミテ地方)

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翌13日は出発の日ですが、昨夜の内に山では初雪となりクロイツコーフェルも薄化粧をしていました。
  コルヴァラを9:47発、ザンクト・ローレンツエン(St.Lorenzen 816m)10:45着、直ぐの接続で10:46発、ブリクセン(Brixen 560m)Abhf(自動車の発着駅)に11:36到着しました。この都市に来たのは10年以上も前ということもあって、観光案内所の場所も分からず、とりあえずバーに入ってワインを飲みながら宿のことなど訊ねました。ここでユースホステルに泊るよう奨められて訪ねてみました。個室で朝食付き30ユーロ、勿論トイレ、シャワー付きです。しかし、TVはなく、バスタオルも別料金です。窓からは通ってきたばかりの山々が見えました。

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ブリクセンのユースホステルの部屋から外の景色を眺めると

私は今までユースホステルは敬遠していたので、今回がはじめてでしたが泊っているのは中年からシルヴァーの年代の人が多数を占めていました。中高年の利用ということで、日本の「青春18切符」を思い出しました。夕食をここで食べたのはドイツ人の夫婦と私だけでしたが10ユーロで前菜からメインが二皿それにデザートがつく立派なものでした。それにコックさんが土地の人、つまりドイツ系の南チロルの人だったので、話題が大いに盛り上がりました。
  「何を話したか」って、「アンドレアス・ホーファー」ハイネが絶賛したチロル独立運動の英雄です。彼については何度も触れていますので、バックナンバーをご覧ください。

ブリクセンの街については次回に紹介しますが、このユースホステルは街の中心部にあってドームに隣接しています。元々ドームの一部だったのかも知れません。写真でこのドームの回廊をお見せします。

ブリクセン(南チロル・ドロミテ地方)

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2013.1.23 掲載


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