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8月31日、ヴェナスからコルティナ経由インニヘンに入る日から天候が崩れました。昨年の夏同様に今回もインニヘンでは雨の日が晴れの日を上回りました。 31日は一日雨でしたが、幸いにも宿がバス停の側で助かりました。それから3日まで降ったり止んだりの天気が続きました。3日には辛抱できず、少しの晴れ間を利用してブルネックの街を訪ねました。この街は北にあるタウファー(Taufer)やアーン(Ahrntal)の谷に入る時の通過点ですが、ゆっくりと見たことがありません。また今回の旅行ではここから南のコルヴァラに入りました。この街を訪ねた目的もここまで来ればコルヴァラの宿の情報が取れるだろうと考えたからです。期待は見事に裏切られました。ここの観光案内所ではほんの周りの数か村のカタログしか置いていません。 ブルネックはコンパクトな都市です。鉄道の駅とバスのターミナルが割合に近く、ターミナルの奥が市役所の広場で、その先に目抜き通りがあり、その上にお城があって街を見下ろしています。お昼頃に空模様がおかしくなってきたので、早めに帰るつもりで列車に乗ると、インニヘンに近づくと雨が降っていました。ここでは天気は西から移動しないようです。 翌4日は降ったり止んだり、5日にインニヘンから北東のフィッシャータールに行ってみることにしました。朝出るときには全く考えもしなかったのですが。バス停から途中のタールシュルスヒュッテ(Talschlusshuette)まで歩いてゆくと、そこから2時間40分でドライ・チンネン・ヒュッテ(Drei Zinnen Huette)に着くという道標がありました。そこで色気を出して行ってみることにしました。 結果は2時間15分でヒュッテに着いたのですが、帰りは1時間40分と書いてあるのに1時間55分もかかってしまいました。「下りは技術」というので素人の私には無理なのかもしれません。ヒュッテには日本人の女性が働いていたので驚きました。フェララ(Ferrara)に住んでいて夏のアルバイトと聞きました。
お天気はすっきりせず、霧の中でドライ・チンネンの山を眺めました。 次回はアーロンツォ・ヒュッテ経由でドライ・チンネン・ヒュッテを訪ねた7日からのお話をします。 2012.11.26 掲載
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