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イタリア・シシリア(シチリア)島・タオルミーナ

2012年3、4月 タオルミーナ(その1)

イタリア・シシリア(シチリア)島地図

3月29日に成田を発ち12:40、ミュンヘン経由17:45着、20:30発でシシリア島のカターニア(CATANIA)空港に22:35着。7時間の時差を考えると翌朝の5:35です。

荷物の出る場所が、EUの外から来た旅客の荷物は違うことをうっかり忘れていて、余計な時間を取ってしまい、中央駅行きのバスを一台逃してしまいました。
  それでも助かったのはこの都市では、一晩中バスは動いているようで、駅でも散々待たされて街の中心部にやっと戻ったのがこの地の時間で一時過ぎでした。宿の明かりも消えていて呼び鈴を押してやっと入れてもらえました。予約をしておいたのは正解でした。

カターニアもよい街ですが、荷物もあるので真っ直ぐにバスでタオルミーナ(TAORMINA)へ向いました。鉄道の駅は海岸にあって、そこからまたバスで山の中腹にあるタオルミーナの町まで行くことになります。ただカターニアのバスの乗り場はあちこちに分かれていて見つけるのが大変です。勿論、鉄道の駅の側にありますが。その上チケットの売り場がまた別のところです。

バスは街の北を走っている高速道路に入り、そのままほぼ北北東に高速を出るとジャルディーニ・ナクソスの町です。海岸線に沿った夏は海水浴場として賑わう町を一回りしてタオルミーナ=ジャルディーニ・ナクソスという鉄道駅に着きます。その少しメッシーナ方向に走ってから急勾配を九十九折りに上ったところにバス・ターミナルがあります。

このタオルミーナのバス・ターミナルは町の北東、100mほど上るとメッシーナ門があります。この門を左に入るとこの町のメイン・ストリート、ウンベルト一世大通りが西のはずれのカターニア門まで続いています。

私が最初に向ったのはメッシーナ門を入ってウンベルト一世大通りの直ぐ右側に建つコルヴァヤ館という11〜15世紀に造られた建物で、その中に観光案内所があります。
  まず宿を決めてから、それに観光案内所経由で宿を決めておくと、もしトラブルが起こった時には何かと便利です。今回も一寸面倒なことが起こりそうでしたが、案内所のご厄介にはなりませんでした。

宿はメッシーナ門から少し下ったところに決めました。ギリシャ劇場の裏側という位置でエトナ山は見えません。天気のよい日には海の向うに対岸のカラーブリア半島が見えます。

タオルミーナ

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タオルミーナの町はメッシーナ門が名前の通りメッシーナ側、町の東北に位置しています。ここからカーブを描きながら西南にカターニア門に向ってウンベルト一世大通りが走っています。大雑把にいうとこの通りの北、つまりカターニア門に向って右側が高く南側が低くなっています。この二つの門の間ではあちらこちらでエトナ山を見ることができ、これがこの町の一番の売りではないでしょうか。

次回はもう少し詳しくこの町を紹介します。

2012.5.7 掲載


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