2011年1月、今年もチロルでスキー
昨年に続いてチロルのノイシュティフト・ネーダーに滞在して、シュトバイターラー・グレッチャー・バーンのゴンドラでスキーを楽しみました。今年は当初ケアンテン州のマルニッツ行きを計画していましたが、知人から何年ぶりかの連絡があって、インスブルックに近いノイシュティフトにしたのですが、結局会うことはできませんでした。
途中で悪天候の日に会うことを考えたりして、10日間のうちの7日間だけ滑るという変則的なリフト券を買いました。
ここで今回のスキーに掛かった費用を列挙しておきます。
- 航空運賃:114,120円
- 宿泊費:29,232円(28ユーロ×9泊×116円/ユーロ)
- リフト代:18,421円(158.80ユーロ×116円/ユーロ)(10日間に7日利用)
- スキーと靴のセット料金:14,512円(125.10ユーロ×116円/ユーロ)(7日使用)
- 全部の費用(航空運賃を除く)73,080円(630ユーロ×116円)
旅程:
【2011年1月10日】
成田10:25発〜フランクフルト14:10着(by LH711)
フランクフルト15:45発〜インスブルック17:05着(by LH6380)
【2011年1月19日】
インスブルック09:55発〜フランクフルト11:25着(by LH6415)
フランクフルト13:30発〜成田(翌朝)08:30着(by LH710)
現地の交通:
インスブルック・クラネビッテン空港から市内のメイン・ステーション(Hbf)までバスで20分ほど(1.80ユーロ)。更にバスを乗り継いでノイシュティフト・ネーダーまで約40分(5.50ユーロ)です。なおスキー場までのバス代は冬場に限り無料。ネーダーからゴンドラの谷駅までやはり40分ほどでしょうか。
スキーの費用について:
9日間の滞在で\200,000近く使いました。やはり航空運賃が\114,120と半分以上です。宿賃の28ユーロは私には少し高いと思われます。この宿も最初は22ユーロくらいからはじまって、昨年は25ユーロでした。探せばシャワー、トイレが室内について22〜23ユーロ位の宿は見つかるはずです。オーストリア、特にチロルの宿は安いと思います。
ノイシュティフトがよいのはインスブルックからその日のうちに着けることです。チラー・タールのマイアホーフェンやエツ・タールのゼルデンにはその日に着けるか微妙です。鉄道の接続がよくないのです。
ウイーン経由でなく成田発の早いフランクフルト経由なら、何とか間に合うかもしれません。これがモンタフォンの谷のシュルンスだと距離的には遠くても、鉄道を乗り継いで現地時間の12時近くに宿に着けるから不思議です。しかし、本当に疲れるので最近はシュトバイ・タールにしています。
その意味では、途中のアールベルク峠のこちら側にあるサン・アントンも勿論その日のうちに着くことができます。ただ有名なスキー場なので宿賃は少し高くなります。
何故フランクフルト経由になったのか?:
AUA(オーストリア航空)がエコノミー・クラスのマイリッジを50%に引き下げました。LH(ルフトハンザドイツ航空)は幸いにもそのままです。それでウイーンでなく、遠回りをしてインスブルックに入りました。
ここのスキー場(シュトバイターラー・グレッチャーバーン)でスキーをやる理由:
リフトの山駅の標高が2900m、そこから更にゴンドラを乗り継ぎ3100mまで上ります。付近は氷河の上で、夏でもスキーのできるところで、雪不足の心配はありません。今年のように雪が多ければ、1750mの谷駅まで、標高差1350m、距離にして10kmを下り降りることができます。
昔スイスでは「森林の限界が標高2000m付近なので、一流のスキー場のリフトは2000〜3000mの間に架けられている」と聞いていました。サン・モリッツ、ポントレジーナ、ツエアマットなど有名なところは皆この基準をクリアしています。私にとっては思い出深いスキー場ですが。
オーストリアも最近は森林限界は1800mということで、氷河にリフトが架かるようになりました。
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私のチロルのスキー場に対する楽しみは、80歳になればリフト代がただになることです。
それまで後三冬頑張るつもりです。
今回はスキーの長談義になってしまいました。
2011.3.1 掲載
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