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11月22日(月)にパルマの旧市街、カテドラーレの直ぐ東にあるBanys Arabs(回教徒浴場)を訪ねました。この街にあるほとんど唯一のイスラムの遺跡と聞いて驚きました。15,6世紀のレコンキスタを成し遂げたばかりのスペイン人は、南米の例でも分かるように、異教徒のものは何でも破壊したのでしょうか。 11月24日(水)、パルマ滞在の最後の日に、カテドラーレをゆっくりと見学しました。マヨルカ島をイスラム教徒から奪回したハイメ一世によって1230年に建設がはじまり、1601年に完成した、カタルーニャ・ゴシックの傑作、といわれています。20世紀初めの改装にはガウディも参加し、祭壇の天井から下る鉄製の天蓋飾りが残されています。ここの入場料は4ユーロ。それでも入場者が後から後から入ってきていました。日本人の団体もあって、ガイドの資格の問題でしょうか、まず英語それから日本語の説明を聞かされていました。 この日の昼食は「地球の歩き方」でもトップに紹介されている「セリェール・サ・プレンサ」でとりました。鉄道の駅のあるスペイン広場の近くです。「歩き方」には予算は15〜20ユーロとありますが、昼のメニューは11.75ユーロでした。ワインは残念ながら一瓶ではなく、3/8L、つまりハーフ・ボトルしか付きません。食事は前菜がミックスト・サラダ、メインとしてフランス風のオムレツを選びました。どちらも五種類くらいから選べます。いつも食べる8ユーロのレストランよりは五割高いだけの味はしました。ワイン・セラーを改装して使っているので、店内もなかなか趣きがあります。 なおパルマの街では日本レストランがやたらと目につきました。何故こんなに多いのか、聞いて見たかったのですが、私自身が海外では日本食を食べない方針なので、その機会がありませんでした。そのうちに調べます。 あっという間に十日間が過ぎました。シーズン・オフのマヨルカ島も乙なものです。昼食のメニューにつく一瓶のワインが気に入って、午後は何もしないでぼんやりと暮らしました。時にはこんな旅行も悪くありません。 2011.2.10 掲載
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