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11月19日(金)、やっと宿の方も落ち着いて、遠出をする気になりました。 最初はショパンとジョルジュ・サンドが1838年からの一冬を過ごした、ヴァルデモサのカルトゥハ修道院です。ここはパルマから北に18Kmほどの山懐にあり、バスで30分、1.65ユーロでした。入場料はサンチョ王の宮殿との共通チケットで、シニアーは6.50ユーロの割引料金でした。ショパンの時代なら不倫で破門にもなりかねない二人で、チャッカリと儲けているカトリックの修道院には、何となく違和感があります。 ここでゆっくりしてもよかったのですが、山の北側の海が見たくてデイアという田舎町を通って、ポルト・デ・ソーイェルという海浜レゾートを訪れました。ヴァルデモサから45分ほど、2.25ユーロ。断崖のドライヴは素敵でした。 ただポルト・デ・ソーイェルはオフ・シーズンで、海岸の半分ほどは工事中、レストランも閉まっているところが多く、がっかりでした。その上に確かめなかった私が悪いのですが、10ユーロも払ってメニューにつくワインはグラス一杯でした。 どうもヨーロッパでは、ホテルは大都会ほど高いのに、レストランは逆に大都会に安いレストランが多いようです。
翌20日(土)はドラック洞窟に行きました。マヨルカ島の西端、ポルト・クリストの郊外にあります。この島には多くの洞窟が点在していますが、その中で最大のものだそうです。 違ったことといえば、私は運よく地底湖でボートに乗ることができましたが、一度に百人以上も見学者を入れるので、ほとんどの人が歩いて戻ったようでした。 私は勝手が分からずに、洞窟の入り口のレストランで、孔雀を眺めて時間を過ごしましたが、ポルト・クリストの町まで行けば、少しは面白い場所もあったのかも知れません。 2011.1.20 掲載
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