2010年11月　スペイン、マヨルカ島への旅 (その２)
ミロの美術館とベルヴェル城

11月18日(木)にやっとホスタール・ボナニに落ち着いて、ゆっくりと観光をする気になりました。先ず選んだのがパルマの西の郊外にあるミロの美術館でした。ホアン・ミロはバルセロナのランブラス通りの地面に絵が描かれている世界的に著名な画家ですが、お母さんがマヨルカ島の出身で、晩年を過ごした別荘を中心に美術館が建てられています。

彼のアトリエの外観は写真のように彼の絵にそっくりでした。庭には彫刻が置かれていました。彼の作品で印象的だったのは、日本の墨絵の影響です。
　 高台にある美術館の前には海が広がっています。素晴らしい景色でした。

ミロの美術館から宿の上にあるベルヴェル城までは、歩いて三、四十分の距離ですが、途中で８ユーロのメニューのある店を見つけて、此の時は、一瓶のワインが付くかを確かめたうえで、ゆっくりと昼食をとりました。昼間から毎日ほろ酔い気分です。

お城へは急な坂道と石段を登ります。一段上る毎にパルマの街の眺望が広がって行きます。「ベルヴェル」とは「良い眺め」という意味だそうですが、その名に恥じない景色です。

お城では入場料を取られます。２ユーロで、シ二アーは１ユーロですが、日曜と祭日は無料というので、お城の見学は日曜日に延ばしました。結果をいうと、日曜日には中の展示が見られません。どちらがよかったのか迷うところです。

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2011.1.7　掲載