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2010年夏 スペイン大西洋岸の旅 -その3- ア・コルーニャ

北スペイン大西洋岸(ガリシア・アストゥリアス)地図
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ア・コルーニャ「ガラスの街」
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ヘラクレスの塔

7月28日の朝、フィステレを出て、ア・コルーニャに向いました。バス代はサンチャゴより少し遠いので13.30ユーロでした。この街にはサンチャゴから日帰りで大分昔に一度来たことがあります。

宿は観光案内所では予約をしてくれないので、『地球の歩き方』に出ていた、旧市街にあるホスタール・アルボランを訪ねました。28ユーロというのを25ユーロに値切って、部屋は狭いが寝るだけだから我慢しました。

この土地のレストランのメニューは8.50ユーロが探し当てた最低でした。ワイン一瓶がついて満足です。ホテルでタパスの安い店を教わりました。大きなタパスにパンまでついて1.00ユーロでした。ワイン二杯とタパスを二つ食べてお腹は一杯で、4.00ユーロでした。宿から近い旧市街の店です。

この都市の特徴は、海に面した「ガラスの街」と呼ばれるマリーナ大通りと街はずれの自然遺産(世界遺産の)に指定された「ヘラクレスの塔」ですが、ヘラクレスの塔の近くまで高層建築の波が押し寄せて、昔の霧に霞む塔の面影すらなくなっていたのは本当に残念でした。その上今年は「雨のガリシア」がどこかに消えて、素晴らしい晴天続きでした。

「ヘラクレスの塔」は紀元2世紀、ローマ帝国のトライヤン皇帝によって建てられ、今なお使われている世界最古の灯台です。

サン・カルロス庭園には、1809年6月16日のエルヴィニャの戦い(対ナポレオン戦争)を記念して、英国の将軍ジョン・ムーア卿のお墓が安置されています。

今回の旅を振り返って何が残念か、といえば、この都市を二泊で素通りしたことです。ここからオヴィエドに向った時には、サンタンデール、アルタミラ洞窟、ビルバオといった町々を訪問するつもりでした。それがオヴィエド止まりになってしまったのはアパートを借りてしまったためです。

ア・コルーニャの旧市街は昔は島で、今も港と海水浴場に囲まれています。その突端に「ヘラクレスの塔」が聳え立っているのです。
  今度来るのは何時かと思うと、残念でなりません。
  タパスは安くて美味しいし、海の景色は抜群です。こんなところでのんびりと過ごしたいですね。

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2010.10.27 掲載


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