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2010年3月 函館、湯の川温泉への旅

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函館朝市から眺めた函館山

「三泊四日で三万円」の新聞広告を見て、飛びついたのがこの旅行でした。
  普通に一人で行けば飛行機代だけでこの値段はするでしょう。
  三月末の新穂高温泉行きをキャンセルしてこちらに乗り換えたのです。
  一つだけ想定外だったのは、ANAの国内の団体切符では、私の場合ルフトハンザですが、マイリッジが付かなかったことです。団体でも海外旅行ならマイリッジは加算されるそうです。

空の旅は往復とも順調でした。この企画は安いだけに旅館への送迎バスもありません。
  JTBの子会社が発行した「タビリエ函館・大沼」の06年版に出ていた「メグリッコ」という函館・湯の川温泉間のバスは廃止されたようで、二十分おきに出ている五稜郭行きに乗り、湯の川温泉電停前で降りました。乗車賃は230円でした。湯元啄木亭までは五分とかかりません。

十一階建てのT字型の大きなホテルでした。十一階にある大浴場の混み具合から推察するとこのシーズン・オフにかなりの盛況と見受けられました。経営母体の野口観光は商売が巧いようです。


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函館朝市の風景

今回の旅行も沖縄同様に余り天候には恵まれません。
  3月13日(土)12時過ぎに、函館空港に降り立ってその寒さに震え上がりました。悪いことに手袋を忘れました。この日は晴れたり曇ったりでしたが、寒さになれぬ身には早速お風呂に入って、後は外の景色を眺めて震えていました。とても外に出る元気はありません。四時頃には雪もちらついてきました。夕食はヴァイキングで、イカさしや新鮮な小エビが並べられていました。和洋中華と何でもありです。

翌14日(日)は朝起きると昨夜来の雪が薄っすらと積もっていました。スキー用のアプレ・シューを履いてきたのでほっとします。明日は曇りという予報なので、朝から函館朝市の見物に出掛けました。これはお土産屋さんのサービスですが、私のように買わない者は申し訳ない気持になります。この日は晴れてはいましたが、風が強くて大変でした。私は元町も見ずにそのまま帰って一日テレビを見ていました。女子マラソン、競馬、女子ゴルフ、大相撲もはじまって結構忙しい一日でした。
  この日の食事は朝夕ともにヴァイキングではなく、朝は畳の上に座らされて大変でした。

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湯の川漁港から反対側を見ると、
左手が湯の川温泉街
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湯の川黒松林

15日(月)は朝から雨が降ったり止んだりの天候でした。晴れ間を見て湯の川の街を歩きました。海岸線に沿って大きなホテルが並んでいます。黒松林が少しばかり残っていますが、昔は一面にこの林が続いていたのでしょう。

16日(火)は最後の日ですが、朝起きるとまたまた薄っすらと雪が積もっていました。午後から暖かくなって雨に変わるということで、散々の天候でした。なお15日からの三食は全てヴァイキングで満足しました。

函館に来て、元町にも五稜郭にも行かず、夜景も見ないというひどい旅でしたが、次回はゆっくりと観光地を廻りたいと思っています。

2010.3.30 掲載


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