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09年8月 スロヴァキアとオーストリアのゲゾイセの旅(その4)
      -コシツェとトレンチーン-

8月6日は昨日からの雨がまだ少し残っていて、本当はこのレヴォチャに残りたかったのですが、部屋が空いていない、といわれて仕方なくコシツェに出発しました。

【写真右】
フラヴナー通り(コシツェの目抜き通り)の噴水と国立劇場
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コシツェの聖アルジュベティ教会

コシツェに着く頃には雨も止み、駅から街の中心を通って観光案内所で安宿を探しました。シャワー、トイレ付きでシングルというと一番安くても朝食なしで43ユーロ(\140/ユーロで計算すると\6020ですから、大した金額ではないといわれる方もいるでしょう)とのことでした。
  これではもしタトラに戻れば三晩も泊まれるので、考えてしまいました。
  街は狭いし、大したものがあるわけでなし、とタトラに帰ることに決めました。

この都市で私の興味を引いたのは、聖アルジュベティ教会とそれに隣接する聖ミハエル礼拝堂でした。聖アルジュベティ教会は目抜き通りのフラヴナー通りのほぼ中央に位置して、スロヴァキア最大のカテドラルで、1506年にゴシック様式で建てられています。隣の聖ミハエル礼拝堂もゴシックでした。

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トレンチーンのミエロヴェー
広場からお城を見上げる。

その日の内にタトラのスタリー・スモコヴェツの安宿に戻りました。ホテルの人たちは皆何となく好意的に思えました。それから四泊。8月10日にトレンチーンに向かいました。列車の中からも中央ヨーロッパ最大といわれるお城が街の上に聳え立っているのを見ることができます。

観光案内所が紹介してくれたのは、「地球の歩き方」にも出ていた?ペンジオーン・スヴォラドでしたが、シャワー、トイレ付き、朝飯なしで26ユーロでした。まあ一晩だし妥協しました。良かったのは冷蔵庫がついていて、通りの向かい側にCOOPのスーパーがあったことです。朝食も夕食も安く済ますことができました。このペンションは学校のドーミトリーのような感じのところです。

この都市は何といってもお城です。早速登ってみました。土地の人も旅行者も大勢の観光客で賑わっていました。周囲の景色を堪能しました。

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トレンチーンのお城から街全体を見おろす。

翌11日には、トレンチーンからブラティスラヴァを経由して、ウイーン西駅からアムシュテッテンで乗り換えゲゾイセのグシュタッテンボーデンに向かいました。

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トレンチーンの街の風景。
右手が市庁舎の一角を
占める観光案内所。

ここで両国の鉄道事情に触れます。
  往路ウイーンからコシツェまで通しの切符を買ったのですが、これは失敗でした。運賃はスロヴェニア領内では昔の社会主義国の名残りか大変安いので、ブラティスラヴァまでの切符にして買い換えるべきでした。この運賃差のためか、ウイーン行きの列車はほとんどが南駅行きです。後で気がついたのですが、ブラティスラヴァ中央駅の一つ先の駅からウイーン西駅行きが出ていました。

2009.10.14 掲載


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