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09年7月 オーストリア団体の旅(その3) ザルツカマーグート

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四日目の7月3日(金)はザルツブルクを9時に出て、ザルツカマーグートの湖水地帯を一周してリンツまでの行程でした。

最初がハルシュテッター・ゼー。ここでは先史時代から塩鉱があり、ヨーロッパの鉄器時代の一時期(紀元前11世紀)をハルシュタット時代と呼んでいます。

ハルシュタットは湖に張り付いたような町で、曇り空のためにダッハシュタインの山並みが見えなかったのが残念でした。尚ドイツの地名ではザルツの他にハルという言葉も塩を意味します。ハルシュタットやハラインなどの町です。

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ザンクト・ヴォルフガンクの白馬亭と背後の教会。

次に向かったのがヴォルフガンク・ゼーのザンクト・ヴォルフガンクです。ここでお昼の食事をしました。大きな鱒のムニエルが出ましたが写真を撮るのを見事に忘れました。

この町には、白馬亭というホテル兼レストランがあって、同名のオペレッタによりこの界隈では名所になっています。私が学生仲間と肩を組んでこのオペレッタを歌ったのは1960年代の初めでしたが、この湖では十数年前まではこの曲が流れていました。最近は聞かれなくなったのが残念です。

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ザンクト・ギルゲンのコール元
ドイツ首相の当地滞在記念碑。

ここから船で湖の西北端の町ザンクト・ギルゲンに向かいました。この町はモーツアルトのお母さんが生まれ、お姉さんも嫁いだ町として知られ、モーツアルト像や展示室があるのですが、私は人並みには歩けずにバスの駐車場の近くの公園でぼんやりと座っていました。

その公園の花に囲まれた碑を見るともなく見ていると、何と1995年25回目の夏の滞在を記念してドイツの元カンツラー(首相)、ヘルムート・コールが寄贈した庭園と書いてあるではないですか。確かにコールが毎夏オーストリアで休暇を過ごしていたのは知っていましたが、それがヴォルフガンク・ゼーとは覚えていませんでした。まあ犬も歩けばの類でしょう。

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モント・ゼーの教会。

ここで運転手が場所を間違えるというトラブルがありましたが、四十分ほどの遅れでモント・ゼーに着きました。ここの教会は映画「サウンド・オブ・ミュージック」で主人公マリアとトラップ大佐が結婚式を挙げた場所として有名になっています。

ここではこの四十分の遅れが致命的となって物凄い夕立の洗礼を受けました。

2009.8.10 掲載


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