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マルニッツでのスキー(09年1月)その2

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パノラマレストラン・アイスゼーから
シャレックを望む

1月22日は久しぶりの晴天になるとの予報で、右親指の骨折を突き指くらいに軽く考え、メルターラー・グレッチャー(氷河)に出掛けました。

谷駅から標高2200mの中間駅まではトンネルの中をケーブルカーが走ります。数年前に日本人も大事故に巻き込まれたキッツシュタイン・ホーンへ上るケーブルカーもきっと同じ構造のものだったのではないでしょうか。何となく気味が悪い。

中間駅からゴンドラで上った2800mのところにパノラマレストラン・アイスゼーがあります。生憎午前中は霧が深く、3122mのシャレックへのリフトは雪崩の危険もあるということで停まっていました。

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シャレックヘ上るリフトの谷駅
(行列ができている)

標高差で600mの中間駅までのルートと2417mのダムまでのシュレップ・リフトを使うコースがオープンしていました。斜面はかなり急で視界がきかないと大変でした。
  この日は後から考えると、すでに骨折していたのですが、本人は平気で滑っていました。
  周りの景色が霧や雲に遮られて、きれいに見えなかったのが残念です。

その夜医者でレントゲン写真を撮ると、骨折が判明し、その場でギブスを填められました。ただこの先生は大きな手袋を買ってギブスで滑ればよい、とのご宣託でした。

翌朝スポーツショップに行くと、そんな大きな手袋はありません。「ギブスで滑るなんて聞いたことがない」と売り子に言われました。

宿の女将さんがやっとどこからか大きな手袋を借りてくれ、やっとスキーを近くのアンコーゲル・バーンで滑りました。しかし、この日だけでスキーは止めました。
  理由は午後になると下の方までアイスバーンになってしまうことと私のスキーウエアーの袖口が細くて無理をしないとギブスが通らなかったためでした。

最後の土、日曜の二日は付近の散歩でお茶を濁しました。

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(上)ホーエン・ザルツブルク城
(下)ザルツブルクの旧市街

26日の月曜日は、なるべく空港のあるザルツブルクに近い町で泊まろうと、塩鉱で有名なハラインで宿を探しましたが、シャワー、トイレ付となると町外れでも40ユーロ以上というので、結局ザルツブルクで宿を探すことになりました。季節はずれということもあって、ジーゲルというビール会社の直ぐ前、駅から歩いて7,8分のところに40ユーロでシャワー、トイレ、朝食付きの宿が見つかりました。オールド・タウンまで歩いて15分くらいでしょうか。

真ん前にあるビール会社直営のビアホールで美味しいビールを飲むことも考えましたが、夕食は旧市街のジッファー・ビアの直営店で、チロル料理を食べました。ザルツブルクへの裏切り行為かも。

2009.2.16 掲載




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