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東アルプスの旅 08年10月、その1

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少し左よりの一番奥の山です。

10月3日から14日まで駆け足の旅でした。
  3日ザルツブルクの空港は小糠雨でしたが、南へ上って標高1000mを越す保養地で有名なバート・ガーシュタインの駅では薄っすらと雪が積もっていました。トンネルを抜けた1190mもあるマルニッツでは、雪は霙に変わっていましたが、出鼻をくじかれたのは事実です。何で10月の初めに雪が、と思いましたがその後は帰るまでずっと素晴らしい晴天が続きました。ヨーロッパの昔の秋からは考えられぬことです。

私がマルニッツをしつこく訪ねる目的は、東アルプスの女王と呼ばれる「ホッホ・アルム・シュピッツエ」をしっかりとこの目で確かめたいからですが、今回も天気はいじわるでした。10月4日は昨日の霙が山では雪になっていて、「ホッホ・アルム・シュピッツエ」が見えるアンコーゲル・バーンというリフトの中間駅まで登ることができません。

やっと目的を達したのは翌5日でした。それでも途中からは雪の進軍でした。眼鏡なしで雪目にならなかったのは幸運でした。

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(上)奥の影になった山です。
(下)麓から見上げたところ。真中奥の尖った山です。

今回の訪問の目的に今度の冬のスキーをどこにするか、というのがありました。ここマルニッツには、アンコーゲル・バーンというリフトが2636mまで架かっていますが、ここのリフトだけの一週間のリフト券はなくて、近くの3122mの氷河の上を滑るメラータールというコースと組み合わせで一週間194.50ユーロもします。理由は一月もハイシーズンであることとシニアー料金がないためです。チロルのシュトバイ・タールなら140ユーロ弱で収まりました。

でも来年一月はここでホッホ・アルム・シュッピツエを心行くまで眺めながら滑るつもりです。私のアルプスでのスキーはスイスのエンガディンにはじまって、サンモリッツ、ダボス、ツエアマットとスイスを回ってから、南チロルのズルデン、チロルのゼルデン、そして年をとってからは、モンタフォンのシュルンス、チロルのシュトバイ・タール、ケアンテンのマルニッツとオーストリアを東へ移動してきました。

今回はホッホ・アルム・シュピッツエの写真でお楽しみください。

2008.11.1 掲載   




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