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東アルプスの旅 その三(08年7月 サンクト・ヤコブ)

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ホッホガル主峰
(白く見える氷河の右側が
主峰と思われる。左手の湖は南チロルの湖)

リエンツに泊まるつもりで観光案内所で宿を探しました。しかし、私が希望する25ユーロ以下という安宿は見つかりません。仕方なく北のフーベンから西にデフェレンゲンタールという谷を入ってサンクト・ヤコブの町を訪ねました。この谷はホッホガルの東側にあります。いつも南チロルのライン村から東に見ている山を反対側から見ようという趣向です。
  残念なことにサンクト・ヤコブの村からはホッホガルは見ることができません。少し山を登ると見えてきます。

7月3日にサンクト・ヤコブに着き、翌4日の金曜日にイタリアとの国境になるシュタラー・ザッテルまでバスで行き、ホッホガルを見ようとしましたが、曇っていてどちらの峰が主峰なのか私にはハッキリしません。

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オーバーゼー

仕方なくオーストリア側のオーバーゼーというきれいな湖に沿って峠から道を11時頃に下りはじめました。エアルスバッハというデフェレゲンタールの一番奥の部落に着いたのが13時20分頃、ここで簡単な昼食を済ませて14時50分頃に出発し、サンクト・ヤコブの村のスーパーマーケットに16時10分過ぎに着きました。全部で3時間半ほど歩いたことになります。足の方も何とか調子が戻ってきました。

  3、4日とドイツでは雷の被害で大騒ぎでしたが、オーストリアでも予報通りに6日の日曜日に雷が大暴れしました。ただこの谷ではそれほど酷い被害はありませんでした。
  今回の旅ではほとんど毎日のように夕立があって、ゆっくりと山歩きができませんでした。大雨に出会わなかったのが、不幸中の幸いでしょうか。

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ホッホガル(上)
ゼーシュピッツエヒュッテ(下)

5日は村にやや北西に当たるゼーシュピッツエ・ヒュッテ2327mまで登りました。ホッホガルを見るためです。9時に宿を出て、10時前にイェーガーシュテューベ。この少し先からホッホガルが姿を見せます。ホッホガルを見ながら2327mの高みにあるゼーシュピッツエヒュッテに着いたのが11時40分少し前でした。

ここからはホッホガルは見えず、昨日訪ねたオーバーゼーが真正面に見えました。「後45分登ればオーバーザイツゼーだ」と女主人に言われましたが、サンダル履きだったので、あきらめました。久しぶりの晴天に山の新鮮な空気を満喫した一日でした。

2008.9.10 掲載   




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