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チロル周遊(2007) その2 東チロル、ヒンタービッヘル


8月はイタリア人にとっての夏休みのシーズンだ、と聞いて、ドロミーテンを歩き回るのを次の機会に譲り、東チロルに向かいました。

ここでもかなりのイタリア・ナンバーの車を見かけましたが、ここまで来ればホームグラウンド、やっと一安心です。因みにオランダ車がいれば、そこはまあまあの値段で泊まれるところです。ダッチとつけば、ケチの代名詞ということはご存知ですよね。

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ヒンターベッヘル

  マトレイ・イン・オストチロルから入るフィアゲンタールの一番奥のバス停がヒンタービッヘルです。ここには観光案内所も、スーパーマーケットもありません。一つ手前のプレーグラ—テン・アム・グロースフェアディガーには、全て揃っていますが、田舎道を3キロも戻ることもできず、数軒の宿を訪ね歩いた後に、やっと一泊23ユーロという宿が見つかりました。勿論朝食の他にシャワー、トイレ、テレビ付です。少し村の中心から道を登ったところにあるので安くしているのでしょう。

この村からは高い山は見えませんが、少し幾つかの谷を溯れば氷河を抱いた白い峰が見えてきます。

8月14日(火)、この村の一番左の谷、これはほぼ西側に向かっていますが、ウンバル谷からウンバル滝を上って、2時間半ほどでクラーラ・ヒュッテ(標高2038m)に着きます。ここからはレートシュピッツエが左に望めます。

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ヨハニス・ヒュッテ

この時は準備が不足で、クラーラ・ヒュッテから1時間ほど谷を上ると、ドライへレン・シュピッツエが見えるということを忘れていました。8月18日に改めて谷をつめたのですが、生憎の曇り空でドライへレン・シュピッツエを見ることができませんでした。また来年以降の宿題が増えました。

8月15日(水)、隣の谷へ入ってエッスナー・ローシュトック・ヒュッテ(2208m)までが約2時間半、ここからはシモーニィ・シュピッツエの西峰と東峰が見えます。さらに1時間半ほど上るトュルムル・ヨッホ(2790m)に着き、ここからヨハニス・ヒュッテへ下ります。約1時間15分ほどでした。グロスガイガーとグロスフェアディガーの氷河を眺めることができます。このヒュッテからはタクシーの便もありますが、私は2時間弱かけてゆっくりと山道を下りました。朝8時半に宿を出て、帰ったのが17時15分という長い一日でした。

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ボーデン・アルム

8月16日(木)、一つ手前の町の上にあるボーデン・アルムを訪ねました。片道2時間強の行程で、特に素晴らしい景色ということもなく、まあ普通のアルムでした。

8月17日(金)、お天気がはっきりしないので、ウンバル滝の入口にあるイストリッツアー・アルムで時間をつぶしました。

8月19日(日)、もう一度ボーデン・アルムへ行くはずが、手前の丁度ビッヘルという村の上の方にあるシュタバント・アルムに上りました。

8月20日(月)、ミッタージルへ移動の日です。

 

2007.12.16 掲載




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