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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005年5月16日発行  ━

●━━ 若手国会議員メルマガ 『未来総理』 第135号  ━━━━━━●

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 5月も半ばに入り、新緑の美しい季節になりました。特に天気の良い日な
どは、仕事中も休みの日でもきれいな葉や花が目に入り、とても嬉しい気分
になります。それと同時に、スーパーなどに行くと、新玉ねぎや新ジャガイ
モ、春キャベツなどがたくさん並んでいるのを目にします。
 先日新玉ねぎをスライスしてそのまま生サラダにして食べましたが、真っ
白できれいな玉ねぎはとてもみずみずしく、また辛味もほとんど無く甘さも
あって大変おいしかったです。今のこの時期しか味わえないですから、みな
さんも試してみてはいかがでしょうか?

 今回は民主党の達増拓也議員、自民党の西村康稔議員から原稿が届きまし
た。


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  目次
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■「中国・韓国において反日感情が非常に高まっていることについて」
   達増拓也(衆議院議員・民主・岩手)

■「インドとのさらなる関係構築を!」
  西村康稔(衆議院議員・自民・兵庫)
      
◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介

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■「中国・韓国において反日感情が非常に高まっていることについて」
              達増拓也(たっそたくや・衆議院議員・民主・岩手)
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 反日デモが暴力に到らないのであれば、それは言論の自由や集会の自由で
す。「議会の政治と広場の政治」は民主主義の両輪であり、中国政府がデモ
そのものを取り締まるのは、かえってよくないことです。

 反日デモが暴力に到れば、それはテロですから、国際正義に反するもので、
民主主義にも逆行します。愛国心が暴力につながることこそ平和を損ない、
自国をも滅ぼしてしまうということが、過去の歴史の教訓のはずです。

「民主主義なくして平和なし」こそ日本の過去の歴史の教訓であり、これを
アジア諸国と共有したい、ということを日本政府は主張すべきです。「反省
してます」と言い続けても、何をどう反省したのか伝わりません。「平和の
尊さ、民主主義の絶対的重要性こそ、日本の信念です!」と言えばいいので
す。

 「人権を守り、民主化を進める努力を共にしましょう!」と中国・韓国に
迫り続けることが、外交の基本であるべきです。本気で過去を反省するなら
ば、今日のアジアにおける圧制、人権侵害、自由の抑制を放っておけるはず
がないのですから。教科書もいろんな会社が自由に作るしくみを中・韓に自
信をもってすすめるべきです。

 なお、竹島問題は、これだけ問題化したのをいい機会として、国際司法裁
判所にかけるとか、国際会議を開くとか、具体的なアクションを韓国政府に
提案すればいいでしょう。

 つまるところ、中国・韓国とのつきあいに日本が本気でないということが
相手をいらつかせたり事態をこじらせたりしていると思います。民主主義と
いう共通の価値観をアジアに広め、人々が自由に列島、半島、大陸を行き来
して、働いたり遊んだり学んだりできるように、日本は本気になるべきです。

 ◆達増拓也ホームページ http://www.sphere.ad.jp/tasso/

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■「インドとのさらなる関係構築を!」
          西村康稔(にしむらやすとし・衆議院議員・自民・兵庫)
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 3月、5月と本年に入って2度インド訪問してきました。

 3月は、安倍晋三幹事長代理にお供して、小泉首相の親書をマンモハン・
シン首相にお渡しし、日印関係の将来について率直な意見交換をしてきまし
た。2000年の森首相(当時)の訪印以来「日印グローバルパートナーシ
ップ」を推進してきたわけですが、思ったように貿易・投資が伸びず、中印
貿易にも追い抜かれてしまう状態でした。

 これを打破すべく、4月末には小泉総理が訪印され、シン首相と合意して
「共同声明」を新たに発表したわけです。そして、5月の連休には、そのフ
ォローアップの気持ちを込めて、また、党改革本部のニューフロンティア協
議会(仮称)の担当者として、日本のIT企業とインドとの交流拡大を視野
に様々な意見交換をしてきた次第です。いくつかの点を御指摘、御報告した
いと思います。

 まず第一に、インドは中国と違って、日本との間に歴史問題もなく(むし
ろ、歴史的には関係が深く)対日感情も良い、そして何より民主主義の国で
あり、内政が安定していることです。今回西ベンガル州カルカッタも訪問し、
バッドチャルジー州首相とも2時間にわたって様々な意見交換をしましたが、
あの東京裁判で日本の立場を理解してくれたパール判事、インド独立の際、
日本が助けたチャンドラ・ボースはいずれも西ベンガル州の出身で、州首相
は極めて「日本びいき」でした。中国や韓国の企業ではなくとにかく日本の
企業に投資をしてほしい、との熱い思いを強く感じました。

 第二に、インドのIT企業についてです。世界に冠たるIT都市・バンガ
ロールで、インド最大手のIT企業と意見交換し、日本のIT企業との連携
も打診したのですが、日本企業と提携する気など全くなく、技術的にも日本
を見下している感じで、むしろ「日本のいい企業を買収したい」とのことで
した。70%以上は米国との取引であり、日本など目になく、米国を向いて
いる印象を極めて強く持ちました。

 しかし、一方で、チェンナイ、カルカッタの地方の大都市はそれほどIT
では有名ではないのですが、従業員100〜数百人の中堅のIT企業が粒ぞ
ろいで、中には米国ナスダックに上場している企業も結構あります。そして、
これらの企業は、日本のIT企業と組んで新規の顧客拡大につなげたいとの
希望を持っていました。やはり、貿易・投資には、お互いにニーズがピッタ
リ合う相手とのマッチングが必要なわけです。秋以降、自民党として日本か
らの投資ミッションも考えています。実のある交流を実現したいと思います。

 そして、第三に、中印関係ですが、実は小泉総理の訪印の直前に、中国の
温家宝首相が、文化人約80人とともに4日間インド国内に滞在し「インド
の国連常任理事国入りに賛成」の意を示すなど、かなり存在感を示していた
ことを心配していたわけですが、その後、中国は「日本の国連常任理事国入
りに反対」することを表明。インドは日本と共同歩調で常任理事国入りを考
えているため、「インドだけ常任理事国入りし、日本が常任理事国になれな
いことはあり得ない」、結局中国は「インドに対するリップサービスか」と
の印象になっていました。

 そもそも、中印両国は、ヒマラヤ周辺の国境を巡って長年の争いがあるわ
けですし、さらに、インドからすると「民主主義もなく、人権も無視するよ
うな国がどうして途上国の代表のような顔をして、常任理事国になっている
のか」との思いも強く、中印の信頼関係は、結構底の浅いものであることも
わかった次第です。いずれにしても、日本の対中戦略を考えても、インドと
は経済面はもちろんのこと、安全保障面でもがっちりと連携することが必要
だと思います。日印の信頼関係を深めることが、アジアの平和と発展には不
可欠だと考えている次第です。

 この秋には、もう一度インド訪問になるかもしれません。私の地元神戸に
は、インド人の経営者の方も多く(いわゆる「印橋」)コミニュティを形成
しています。神戸JC(青年会議所)の理事長を務めた親友もいます。そん
な友人の力や知恵も借りながら、日印関係の発展、ひいては、アジアの繁栄
に、微力ながらもがんばっていきたいそんな思いです。

 ◆西村康稔ホームページ http://www.yasutoshi.jp/


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 編集後記                吉永歩 (ロゼッタストーン)
────────────────────────────────☆★
 今回西村議員の原稿にもありましたが、現在「日本の常任理事国入り」に
関して注目が集まっています。拒否権のあるなしなどいろいろ話は聞こえて
きますが、みなさんはどう思われるのでしょうか?

 政府関係者などから「これだけ金銭の面での国際貢献をしているのに、全
然影響力がない状態はいかがなものか。金だけ出させてればいいと思われ
ているんじゃないか?」などの意見が聞こえてきます。確かに2003〜
2005年の国連分担金をみてみると、約20%を日本が拠出しアメリカに
次いで2番目となっています。また、ODAの実績を見ると、90年代は主要
援助国のなかでトップにいたわけですし、2000年以降は徐々に減ってい
るとはいえ、アメリカについで2番目の規模のようです。それ以外にも円借
款などの様々な形で援助が行われています。

 しかし、極論を言うと「お金を出すからその分意見を言わせろ」という理
論だけが先走るのには、正直危険な感じを受けてしまいます。

 確かにお金だけを出しているのに何も言えないというのは理不尽な気がし
ますが、日本の持つ影響力が「お金」だけから来るものになってしまうのは、
さびしいものがあります。「お金を出すから日本の言うことを聞いてみよう
か」ではなく、「お金を出す出さないには関わらず、日本の言うことだった
らとりあえず聞いてみよう」という感じになってくれないでしょうか。

 まずは、政治家などの日本を代表する立場の方に、「お金」以外のもので
日本の誇れるものをアピールして欲しいと思います。

「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。

※いただいたご意見は、「未来総理」のほか、「ロゼッタストーンWEB」の
  感想掲示板にも掲載させていただく場合があります。
 ご了承ください。

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 次号予告
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 次回の配信は、5月23日(月)です。

 石破 茂議員  近藤昭一議員  鈴木康友議員  福島瑞穂議員  

 が登場する予定です。

 ※登場する議員は、変更する場合もあります。ご了承ください。

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 未来総理メンバーの紹介
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 「未来総理」には、超党派の28名が参加しています。   (敬称略)

◇衆議院
  石破 茂(自民党・鳥取)    上田 勇(公明党・神奈川)
  大村秀章(自民党・愛知)    吉良州司(民主党・大分)
  楠田大蔵(民主党・比例九州) 近藤昭一(民主党・愛知)
  近藤洋介(民主党・比例東北)  鈴木康友(民主党・比例東海)
  達増拓也(民主党・岩手)     樽井良和(民主党・比例近畿)
  樽床伸二(民主党・大阪)    手塚仁雄(民主党・東京)
   中塚一宏(民主党・神奈川)   中根康浩(民主党・比例東海)
  長島昭久(民主党・東京)     西村康稔(自民党・兵庫)
   福島 豊(公明党・大阪)   三日月大造(民主党・滋賀)
   細野豪志(民主党・静岡)   丸谷佳織(公明党・比例北海道)
   山井和則(民主党・京都)

 ◇参議院
  荒木清寛(公明党・比例)    有村治子(自民党・比例)
  小池 晃(共産党・比例)   桜井 充(民主党・宮城)
   福島みずほ(社民党・比例)  藤末健三(民主党・比例)
  松下新平(無所属・宮崎)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。⇒ プロフィール
各議員のホームページにもリンクしています。

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発行人:弘中百合子 編集人:吉永歩
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