カザビー ★★★★★
前作「ビッグフィッシュ」は父親と息子の絆を描いたファンタジー作品で、今回もその要素は含まれているものの全く違った世界観で感動させてくれます。それに前回よりもポップかつ毒のあるバートンテイスト満載で素直に楽しめました。主人公のチャーリーは「フランダースの犬」のネロぐらい良い子で目の輝きがめちゃめちゃいいんです。(他は挙動不審で怪しいウォンカやわがまま放題な子供ばかりなんで余計そう思えちゃうんですけどねぇ。)ジョーおじいちゃんもとってもチャーミングでいい味出してたし、ウォンカの父親が「ロード・オブ・ザ・リング」のサルマンでちょっと嬉しかったです。あと上映中、無性にチョコが食べたくなってしまったのでこれから観に行かれる方は板チョコ持参をオススメします。 |
団長 ★★★★
シナリオ、舞台セット、キャスティング、音楽・・・どれをとっても素晴らしい! この映画についてもっと知りたくなって、終演後に数年ぶりにパンフレットを買ってしまいました。
初めてサントラも買いました(笑) ちょっと皮肉が過ぎるかな、と思う場面もありましたが、原作には載っていないエンディングのシーンには超感動! 少年のサクセスストーリーに、「家族愛」という側面が付加されたことで、作品に一段と深みが増したように思います。恋人と見るにも、家族で楽しむにも、ポッと心温かになれる超オススメ作品です! |
舵芽衣子 ★★★★
「チャーリーとチョコレート工場」まったく予備知識なしで観たわ。リメイクだと言う事も原作が有名という事も。ティム・バートン作品は「エド・ウッド」と「バットマン・リターンズ」が好きだけどこの人の映画いつも鬱色彩というか元気ないキャラというか歪んだ奴ばっかが主人公。セットも歪んでるし。でも今の時代にマッチして熱烈に支持された。鬱時代のヒーロー、救世主。今回は総天然色で精神病患者が撮ったみたいな色彩と感覚。チョコの匂いまで劇場に漂う徹底ぶり。オエッ!なんかチョコ食えなくなったよ。セットとかキャラが鴨川つばめが発狂した時に書いた漫画に凄く似てた。あの漫画ヘンリー・ダーガーみたいだったよ。この映画もそんな感じ。でも主人公の少年があまりにも純粋な顔してるから素直に感動。究極の貧乏描写が素敵過ぎる!
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山内愛美 ★★☆
まず思ったのは、ジョニー・デップの顔はきれいすぎるということだ。おかっぱ頭でシルクハットなんて奇抜な格好してるくせに。ストーリーとかそっちのけでときどき見惚れてしまったではないか。そしてウンパ・ルンパは荒井注にそっくりだ。日本人なら誰もが思うだろう。貧乏で家族思いなチャーリーなのに、拾ったお金で迷いもせずにチョコレートを買うのはアリか?と思う。チョコレート工場はまるでディズニーランドみたいで、かなりファンタジー入ってるのに実際に存在していそうだ。撮影のために100匹のリスを半年間調教したらしいが、その調教風景を見てみたかった。リスはかなり物覚えが悪そうだ。チョコレートの川も大量のチョコ素材を使っていたとのことで、みるだけで口の中が甘くなってくる映画だった。 |