検定が流行だそうで、種々雑多なものが行われる中、待ってました!
と映画ファンに言わしめた、キネマ旬報社主催の映画検定。第1回の試験は、2006年6月に2〜4級が行われました。というのも、1級は、2級合格者のみ受験資格があるということでしたので。この時は2級3級を受け合格。とはいえ順位は両方とも100位前後でした。4択問題・マークシート方式で、70%以上の得点で合格です。
免許などの資格試験ではなく、力試し的なものですから、これに合格したからって、仕事等に有利になるわけでもないので、試験自体と試験勉強を楽しんで、自分の知識を試す、腕試し、遊びとして受けてみたわけです。
第2回で1級。それと、やっぱり遊びなら遊びで、全階級制覇も良いかな?と思い、4級も受けました。
結果、両方合格したわけですが、1級は何とトップだったそうで(1位は4人いたそうです。4級はやはり100位前後)、これにはビックリでした。後で100位代の人に聞くと、その方は私と1点差と言うことでした。なお、1級には一部筆記問題もありますので、運だけでは合格できないでしょう。
第1回と第2回を通して言えることは、問題の難易度が結構低く、得点数が接近してしまったために、たった1点差で200位近い順位の差が出来てしまっていたことです。
おそらく、そんな事で批判もあったのでしょう。2回目の1級試験も受けてみたのですが、その難しさと言ったら! 試験時間を倍にしてくれ! と言いたい難易度でした。
次回の2008年5月の第4回試験がどの程度の難易度になるかは、私にとって大注目なのですが、確かにどの程度の難易度の問題にするかは、難しいところでしょうね。まだ始まったばかりですから、キネ旬さんに、頑張って欲しいところです。
勉強については、難易度が不安定で、何とも言いづらいのですが、やはり手始めはキネ旬発行のテキスト1冊と問題集を何度か読むことでしょうね。問題集は3冊出ていて、おそらく3月頃には5月の試験に向けた4冊目が発売されると思います。最新版が一番良いとは思いますが、余裕が有れば、全部読み込んだ方が、出題傾向も分かってくると思います。勿論出題は、日本映画を含めた世界中の映画及び、その歴史全般なので、あらゆる映画関係の本が、教科書であると言えますし、ネット検索も参考になると思います。
私の場合、何より遊びと割り切って、楽しむことを第一に考えるようにしているので、試験勉強自体が楽しくて仕方がありませんでした。電車の中でも、布団に入っても、一月ほどは、どこでも映画の本を開いていました。
映画が好きな皆さん、気楽に、好きな映画を楽しむのと同じに、試験勉強と検定試験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
私も、しばらくしたら、また腕試しをしてみたいと思います。
(吉田康弘)
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