カザビー ★★★★★
この映画ってずばりアメリカ版「スケバン刑事」。細かいことは気にしちゃいけない。綺麗で強い女が戦っていればそれで良し。 ピストル使えば簡単なのにあえて日本刀でバッサバッサ敵を斬りまくるユマ・サーマンは観てて痛快だし、
鉄球をブンブン振ってるブレザー姿の栗山千明はものすごく可愛い。そしてルーシー・リューが姐さんでダリル・ハンナは眼帯つけたナースって、 なんだかコスプレ祭りみたいで笑えた。そしてルーシー・リューの手下クレイジー88の中にBOBAさんこと田中要次さんがまじっていたので嬉しかった。
カタコトの日本語や間違った日本は明らかに確信犯。
さすがタランティーノ、おたくパワー全開!! 続編楽しみだなぁ。 |
にしかわたく ★★☆
怪作というのはこういう映画のためにある言葉。オタクの記念碑とでもいうべき一本。 ハリウッドのメジャー系でここまで好き放題やっちゃった例が今までにあっただろうか。まさに「馬鹿に刃物」。
この壊れっぷりを天然と取るか確信犯と取るかがキーで、私は後者。映画見てる間、ずっと監督のほくそ笑んでる顔が脳裏にちらついて落ち着かなかった。 バカ映画はやっぱりバカが撮らなきゃ駄目。タランティーノさん、あんたの仕事は他にいっぱいあるでしょ、逃げんなよ、と私は言いたい。
それにしてもvol.2に客が入るのかかなり心配。深作オマージュに免じて星半個オマケ。 |
山本聡子 ★★☆
「ヤッチマイナ」で有名なこの映画、タランティーノ監督の日本への愛を感じましたね。勘違いもここまでくれば立派な文化、どこまでも突っ走って欲しいです。 ルーシー・リューは面白く、ユマ・サーマンはカッコイイ。クライマックスの千人斬りのシーンも派手すぎて気持ちよかった。
こういう良い意味でB級な感じ、嫌いじゃないかも。60〜70年代の香港カンフー、マカロニ・ウエスタンなど、 監督の少年時代への憧憬を贅沢にミックスさせて出来上がったというこの映画、元ネタをもっと知ってたらもっと楽しめたんだろうな、というのがちょっと残念。
とりあえず、続編は見に行きます。 |
Kozo ★★
まいった。まいった。確かにアメリカではB級映画のチープさ(大量の血が噴出す、ピアノ線で吊っているのが見える飛行機など)を楽しむという文化がある。 タランティーノはこの文化は世界共通だと勘違いしたのだろうか?しかし、日本人にとってもっと苦痛だったのは出演者が使う無理やりな日本語だろう。
いくらこの映画を故・深作欣司監督に捧げるとはいえここまでする必要があっただろうか?少なくとも僕は失笑せざるをえなかったし映画自体にも入り込めなくなった。 この辺を理解していたのか、この映画の予告編のできはかなり良かったと思う。本格的なアクション映画だと信じてしまうような編集だった。
久しぶりに予告編に騙された映画となった。 |