にしかわたく ★★★☆
原題は「MY BIG FAT GREEK WEDDING」。邦題でカットされた「GREEK」がこの映画の肝。
ラブコメとしてはどこを取っても中の上の出来だけど、ギリシャ系アメリカ人を描いたことがこの映画の一番の個性になっている。 見る前は「こんなアントニオ猪木顔の女優の映画見る気せんなー」と思っていたが、そこが映画の魔法っちゅうやつで、だんだん可愛く見えてくるから不思議。
アメリカ人って保守的なように見えて、こういうマイノリティーのお話大好きなんですね。面白い国だぁ。
波多野えり子 ★★★
日本では、当人たちが中心となって準備し、レストランやゲストハウスでこじんまりとしたパーティを行うのが最近の人気スタイル。 これらのパーティには“アットホーム”という表現がツキモノだが、家族みんなが精一杯関わってくれる彼らの結婚式こそ、真の“アットホームウエディング”では?
ギリシャ人の結婚観という、私たちにはあまり縁のないテーマでも、ストーリー自体は典型的なラブコメディなので誰でも見やすいはず。 ノーと言わないダンナ様を演じるジョン・コーベットのキャスティングが◎。ドラマ「SEX
AND THE CITY」でも包み込むような笑顔を振りまいていてカッコイイ。 だから、続編ドラマの配役が彼だけ変わってしまってかなり残念。