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女性国会議員メルマガ『ヴィーナスはぁと』 第118号
*** *** 2月だというのに、本格的な春がやってきたような
*****v***** 暖かい日が続いています。今年は桜の開花も早い
********* のでしょうか。それとも、もう一回、寒さがぶりかえす
******* のでしょうか。私は春が大好きですが、花粉症の方に
*** とっては辛い季節かもしれませんね。
* 今回は自民党の有村治子議員から原稿が届きました。
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目次
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■ 「自立の精神を育み、小さな政府で」
有村治子(参議院議員・自民党・比例)
■ 編集後記
■ 「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧
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「自立の精神を育み、小さな政府で」
有村治子(参議院議員・自民党・比例)
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ヴィーナスはぁと読者のみなさま、こんにちは!
今回は「どんな国をつくりたいのか」というテーマで、稿を進めてみます。
《「小さな政府」vs 「大きな政府」》
例えば福祉を考えるとき、北欧の手厚い社会保障が、目指すべき理想に近
いモデルとして、引き合いに出されることが少なくありませんが、デンマー
ク・スウェーデンなどの国々では、付加価値税(日本で言う消費税)が25%
前後で、日本の消費税は、先進国の中では、最も低い税率となっています。
今後日本も、他の国々が選択してきたのと同様に、大別すれば、次のよう
な道から、どちらかの選択を迫られることになります。すなわち、
(1)「国民から税金を非常に高い割合で徴収し、『大きな政府』の基で、国が
主導の福祉を展開し、国民はこの手厚い施策と選択に安住する」
(2)「国民からの課税負担は可能な限り低く抑え、『小さな政府』は、先進国
に生きる人間としての文化的な生活を送っていける最低限の保障を行う」
本来(1)か(2)かの、二者択一の選択のはずなのに、「負担は低く、福祉は
手厚く」と、収支が合わない矛盾を抱えながら、制度選択を先延ばしにして
きたツケが表面化しているのが、現在の日本の状況だと認識しています。
《ミニマムは確実に保障するという国の決意と信用》
税金の効果的な活用と、行政の徹底した効率化を進めることを大前提とし
て、私は、基本的に(2)の、「小さな政府」をめざしていくべきだと考えま
す。民間が効率的・効果的にノウハウを発揮できるところは、民間に委ね、
政府は、民間の効率主導に当てはまらない分野に、信頼性のあるミニマム保
障をするという考え方です。
現在政府が打ち出している手法には様々な賛成・反対論が出ていますが、
基本的には、地域特性を活かした地方ブロックの権限を大きくした上で、政
府が、外交・防衛・教育など、自治体の集合体だけでは機能しない分野に重
点的に取組み、ナショナルミニマム(国が最低限保障する安全網・スタンダー
ド)を、確実に実行するという方向は間違っていないと考えます。
《依存から自主自立へ、自己決断ができるようになる教育を》
象徴的に「小さな政府」と呼ばれる方向性を実現していくためには、やは
り国民や地方自治体を形成する私達一人ひとりが、自己決断・自己責任を前
提とする意識を持って、行動していくことが必要になります。主体的な市民・
国民・納税者を育むためには、教育においても、自らを律し自立する訓練が
できる環境作りを進めていくことが欠かせません。
と同時に、限られた税収・予算の使い途を決める、政治の「分配する機能」
に、過剰な期待を寄せる風土を緩和し、私達国民の生活や政治の意思決定が、
自己決断・自己責任に基づいた持続可能な営みに向かうよう、付加価値が出
せる分野への投資へ、舵を取っていく必要があります。
《チャレンジする人に、賞賛を送る土壌が、日本を豊かにする》
何をするにも財源が必要であり、少子高齢化が進む日本社会では、福祉や
介護にかかる費用も今後増加する一方です。ではその「財源を生み出す、社
会のエンジン役をいかに育み、どのように増やしていけるのか」という論議
は、日本が成熟した民主主義国家として心豊かに暮らしていくために、避け
られない課題です。
公共への貢献性が高く、問題解決に果敢に取り組んでいる人に対して、
(その足を引っ張るのではなく、)しかるべき社会的賞賛やエールがなけれ
ば、社会のエンジン役は育ちません。この点においても、自主自律を促す「
心の構造改革」が、今、最も必要なのかもしれないと、最近強く感じていま
す。
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編集後記 ロゼッタストーン・弘中百合子
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先日、ロゼッタストーン本誌の取材で、新メンバーの大脇議員と円議員に
会いました。女性議員の人たちというのは、党に関わらず、どうしてこんな
にパワフルなのだろうと、いつも感じます。
取材の帰りに八田議員のところに立ち寄ったら、偶然、元ヴィーナス議員
の瀬古由起子さんとバッタリ。いまは地元で党の活動をしているそうです。
とっても元気でイキイキとされていたので、安心しました。
有村議員の赤ちゃんとも対面しました。目がぱっちりしていて、お世辞ぬ
きで、とっても可愛いのです。次号のロゼッタストーン本誌に掲載されます
ので、楽しみにしてください。
取材時に有村議員と話していて、ロゼッタストーンで国会見学ツアーを企
画するのも面白そうだと思いました。こんなメルマガをやっていながら、私
はまだ、国会のなかに入ったことがありません。やっぱり一度はどんなとこ
ろだか見てみたいのです。どうせだったら、修学旅行のような建物見学では
なく、実際に質疑応答がされているところが見たいですよね。
国会の日程はギリギリに決まるので、予定をたてるのが難しいらしいので
すが、みなさんのなかで「国会見学ツアー」を実施したら、参加してみたい
方はいらっしゃいますか? 国会見学には紹介議員が必要らしいので、いき
なり個人で行っても見学はできないそうです。興味がある方は、ご連絡くだ
さい。
※「ヴィーナスはぁと」へのご意見、ご質問は vheart@rosetta.jp まで
お願いします。
お手数ですが、お寄せいただくご意見に
1)「掲載可」か「掲載不可」か
掲載してもよい方は
2)「匿名希望」か「実名可」か
3)「事前連絡必要」か「事前連絡不必要」か
をお書き添えいただけると、大変助かります。なにも記載がないものを
紹介する場合は、要旨だけを匿名でご紹介する形にしたいと思います。
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「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧
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◇衆議院
小宮山洋子(民主党・東京) 武山百合子(民主党・北関東)
水島広子 (民主党・栃木)
◇参議院
有村治子 (自民党・比例) 井上美代 (共産党・東京)
大脇雅子 (無所属・比例) 岡崎トミ子(民主党・宮城)
千葉景子 (民主党・神奈川) 八田ひろ子(共産党・愛知)
広中和歌子(民主党・千葉) 福島瑞穂 (社民党・比例)
円より子 (民主党・比例) 吉川春子 (共産党・比例)
詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
WEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のWebページにもリンクしています。
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■次号予告
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次回の発行は、3月4日です。
広中和歌子議員 吉川春子議員 水島広子議員
が登場する予定です。
※登場する議員の顔ぶれは、変更する場合もあります。ご了承ください。
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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人・編集人:弘中百合子
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