●映画とお芝居
今、超党派の映画議連や文化議連に参加しています。映画やお芝居はでき
れば月1回と心掛けています。毎日私が書いているホームページ
(http://www.seko-yukiko.gr.jp/)の記事を掲載するためでもありま
す・・・。
国会議員になってから鑑賞した映画や芝居は100本以上になりますか。
芝居は深刻なものよりミュージカルのような楽しいものが多いですね。一番
の大好きは「文楽」です。人間国宝の語り、三味線、人間使いはさすがです。
女性が嫉妬で相手の女に飛び蹴りする場面や恋焦がれて髪振り乱して火の
見櫓などを駆け上る場面など、生身の人間では実演できないだけにわくわく
してしまいます。でも芝居も映画も自分で作りたいというのが夢のまた夢で
す。
●自己流で着物を着る
着物は大好きです。本当は年中着ていたいのですが、TPOがあって仕事上難
しいのです。洋服姿で報道されると問題にはなりませんが、着物姿で登場す
ると「国会議員らしくない」「活動的でない」「贅沢。みんな不況でたいへ
んなのに」・・など抗議の声が殺到します。
別に災害地に着物でいくわけではありません。着物も30年前のものや親
の古着のリフォームでとっても経済的なのですが・・・ついつい着物を着る
場面を熟慮してしまいます。
実はこの着物も涙ぐましい努力をして着るようになったのです。いつか民
族衣装をなんとか自分で着こなしたいというのが念願でした。そこで数年前、
一大決心して本を買ってきて自己流で訓練しました。
一ヶ月間毎日着て、当初は3時間ぐらいだった着付け時間がなんと25分
で着れるようになった時は感激でした。挑戦は国会もない、日程も余裕のあ
る8月でしたから本当に汗と涙の試みでした。
現在は、結婚式、観劇、盆踊りなどには着ますが、なにしろ自己流なので
着たり踊ったりしている(郡上踊り「かわさき」は免許皆伝です)うちに帯
が解けたりしてドキッとしますが、最近は参加者が着付け直しをしてくれる
ことも多く、助かっています。身の引き締まる着物、もっと着る機会が増え
ることを希望しています。
家族は
夫・・郵便配達をしています。地元に帰った時は運転手兼私設秘書です(も
ちろん無給です)。私が先に死んだら「二度と結婚はしない」といいます。
私は「悪いけど私は再婚します」。夫なしに私の活動は成り立ちません。
長男・・コンピューター会社につとめ「コンピューターを使いこなせない議
員に安心して国政をまかせられない」と私にやや、冷ややかです。私も努力
中ですが・・
長女・・携帯で彼氏とおしゃべりしながらサッカーの試合を観る遠距離恋愛
中。「ええかげんにセー!」と言いたいところを我慢する私です。
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「ベランダの草花に向かっていると、その日の嫌な出来事も忘れます」
川田悦子(衆議院議員・無所属・東京)
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政治の世界に足をいれ、1年8ヶ月になりますが、慣れない生活が続いてい
ます。そんななかでホッとするのが「草花との時間」です。
当選して半年後、東京21区に転居し、マンションに住んでいます。ベラン
ダが南向きで広いのが気にいって入居しました。そこに以前住んでいた家の
庭から植木を持ってきました。それでベランダにはところ狭しと、柚子、金
柑、ジャスミン、ハナミズキなどの樹木やさまざまな草花が並んでいます。
草花を観ていると、心が和んできますが、ベランダの草花は水をあげないと、
すぐに枯れてしまうので、家を長期に空けることができません。遅くなって
都内に泊まった方が楽なときでも、植木のことを考えて帰ってきます。
でもそのベランダの草花に向かっているときは、その日の嫌な出来事も忘れ、
無心になれるのです。私にとっては貴重なひとときなのです。水やりをした
り、花を観ているベランダでの時間が私のリフレッシュタイム、リフレッシュ
スペースです。
つい最近まではジャスミンが咲きほこっていました。それと先週からプルン
バゴが咲きだしました。プルンバゴが咲きだしたときは、もう嬉しくなって
思わず、「エライ!」と拍手してしまいました。
実はこのプルンバゴの鉢は昨年の夏に買いました。疲れて深夜帰宅してか
らプルンバゴの花を観るのが楽しみになっていました。次々と花を咲かせて
くれるのです。涼しくなってからは部屋の中にいれて、水を切らさないよう
にしていましたら、なんと今年のお正月も咲いていたのです。
でも春になって、花が咲き終わると、プルンバゴは急速に元気がなくなっ
てきました。さすが、もう駄目かなあと思いました。でも、枝を切って、水
を遣り続けていましたら、新芽がでて、緑が茂りだし、ついにあの水色の花
を咲かしてくれたのです。もう感激です。
もう一つ、最近、うれしい出来事がありました。昨年は金柑がたくさん実
りました。ベランダに金色の実がたわわになって、それは、それは見事でし
た。食べるのがもったいないくらい素晴らしく、毎晩帰宅すると、真っ先に
ベランダに出て、金柑を鑑賞していました。
ところが金柑が甘く熟してくると、朝になると小鳥がやってきて美味しい
無農薬金柑を次々と食べていくのです。ベランダは鳥の糞だらけになって弱
りました。
その金柑の樹が春先から元気がなくなってしまいました。葉はどんどん落
ち、枝に残っている葉も本来の緑色の美しさを失い、見るも無残な姿になっ
てきました。昨年、地植えのものを鉢に移したのが悪かったのかなあ、その
上、なかなか収穫しなかったからなのだろうか、といろいろ反省しました。
でも今更、植え直す庭もないので、ところどころの枝を落とし、祈るよう
な気持ちで毎日水をあげました。そうしたら、半月前からみずみずしい緑の
葉がでてきたのです。「やった!」と大声で叫びたいくらい、うれしくなり
ました。
国会議員になって、本当に自分の時間がなくなりました。政治家になろうと
思っていなかったので、国会のこともよく分かっていませんでした。それで
勉強しないと追いつきません。週末は地方での講演や選挙応援も少なくなり、
地元にいる時間も増えてきましたが、たまの休日は、資料の読み込みや資料
の整理、原稿書きに追われる生活が続いています。映画やゆっくりと楽しみ
ながらのショッピング時間もなくなりました。
無所属でひとりということから、なかなか思うようにできず悶々とすること
もあり、落ち込みそうになるときもあります。そんなときベランダにでて、
草花を見るのが私の「プライベート」時間です。
国会の仕組みがだんだんわかってきて、どうやれば、国会議員の権限をフル
に活用して、働く人々や病者、弱者の役にたつ仕事ができるのかがわかりか
けてきました。今の腐りきった政治を変えることにつながっていく仕事をし
たいと思っています。仲間のスタッフと喜びや怒り、悲しみを共有しながら
とりくんでいきたいと思っています。
追記
もちろん先日のドイツ対ブラジル戦は、読書も途中にしてテレビで観戦しま
した。ところが後半戦が始まるころ、突然、息子龍平がやってきました。長
野県での講演を終え、中央高速バスに乗り、日野で降りてタクシーでやって
きたのです。私のところにやってくるのは何ヶ月ぶりのことでしょう。
ところがお目当てがあったのです。『何か食べるものない?』と開口一番。
何と、我が家も珍しく、冷蔵庫に食料が一杯詰まっていました。前日お料理
大好きの友人と一緒に近所で買い物をして、久しぶりに夕飯を一緒に食べた
ばかりだったのです。
とり急ぎ、食材を次々と料理して息子に食べてもらいました。
私の生活は外食が増えましたが、自宅にいる時は、自分で作って食べていま
す。手を使わないと、落ち着かない性分なのです。
サッカーはブラジルが優勝。龍平はドイツに留学していたので、お世話になっ
たドイツを応援したいところでしたが、両方応援しました。でも、ダイナミッ
クなブラジルサッカーは魅力的でしたね。サッカーが終わり、食事も終ると、
息子は自分のアパートに帰っていきました。
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「ヴィーナスはぁと」参加議員一覧
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「ヴィーナスはぁと」に参加してくださったのは、次の16名の方々です。
詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
ホームページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
◇衆議院
川田悦子 (無所属・東京) 瀬古由起子(共産党・東海)
武山百合子(自由党・北関東) 松島みどり(自民党・東京)
水島広子 (民主党・栃木) 山内惠子 (社民党・北海道)
山口わか子(社民党・北陸信越)
◇参議院
有村治子 (自民党・比例) 井上美代 (共産党・東京)
岡崎トミ子(民主党・宮城) 小宮山洋子(民主党・比例)
千葉景子 (民主党・神奈川) 八田ひろ子(共産党・愛知)
広中和歌子(民主党・千葉) 福島瑞穂 (社民党・比例)
吉川春子 (共産党・比例)
計16名(敬称略)
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編集後記
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今週、ある地方新聞の取材を受けたので、地方議会での女性議員の比率を
調べたところ、県議会レベルで女性議員がゼロ! というところがいまだに
あるのに驚きました。(広島県・山形県) ※参考にした資料が古くて実情
と違っていたら、どなたかご指摘ください。
今頃になって気づく私の勉強不足は恥じるばかりですが、いまや21世紀
だというのに、県の政策をすべて男性だけで決めているなんて驚きませんか?
地方では、国政以上に、女性議員たちが苦労しているんだろうなあと思い
ます。「ヴィーナスはぁと」には、地方の女性議員読者もいらっしゃるよう
です。地方の実態など教えていただけると嬉しいです。
次週からは、また政策の話題に戻ります。ご意見、ご質問、お待ちしてお
ります。
(ロゼッタストーン・弘中百合子)
ご意見、ご質問は
vheart@rosetta.jpまでお願いします。
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●子どもたちは何処へ行くの?ー未来に向けて考える「理想の教育」
有村治子議員、広中和歌子議員、吉川春子議員、山内惠子議員が登場!
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■次号予告
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次回は次の方々が登場します。
◆松島みどり議員(自民党)
◆井上美代議員(共産党)
◆山口わか子議員(社民党)
◆岡崎トミ子議員(民主党)
※議員の顔ぶれは変更する場合もあります。ご了承ください。)
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女性国会議員メルマガ『ヴィーナスはぁと』
編集長:ロゼッタストーン 弘中百合子
発行 :株式会社ロゼッタストーン
(〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101)
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