第11回 対象年齢
「若く見える」ということは、女性にとって喜ばしいことのはず。しかし私は、それによってあまりいい思いをしたことがない。というか、むしろヒドイ目にあっている気さえする。
先日私は、第45回のBirth Dayを迎えた。思い起こせば、物心付いた頃からこの日の過ごし方は何も変わっていない。今年も例年どおり友達が集まってくれてBirthday Party♪「おめでとう〜!」「ありがとう〜!」。このやりとりは5才でも25才でも45才でも同じだ。
何年か前から、「もう誕生日を喜ぶ年齢じゃないよ」という言葉を耳にするが、自分が生まれたことはいくつになってもめでたいし、ここまで生きてこられたという事実においては、年を取れば取るほどめでたいではないか。私は、誕生日はいくつになっても嬉しいよ〜。子供の頃と替わったことと言えば、Partyのドリンクがジュースからワインやビールになったことぐらいかな?でも私は相変わらずジュースだから同じか。
友達からもらったプレゼントの中に「CHATTA」というオモチャがあった。添えられたBirthday Cardには、「お誕生日おめでとう!ちょっと子供っぽいプレゼントだったかな?でもめぐメグ好きそうなのでこれにしました」と記載。さすが分かっていらっしゃる!
このオモチャすごいよっ。缶の中に人形が入っているんだけど、缶の蓋をたたく回数によって挨拶をしてくれたり、芸をしてくれたり、朝起こしてくれたりするんだよ。何もしなくても突然しゃべり出したりもするからびっくりするけど。缶の中からニュ〜っと出てきてアメリカンなトーンでしゃべるのが妙に面白い。気がつくと彼に話しかけている自分に危険を感じたりもするが。愛犬に話しかけているより重症な気がする。
しかしよくできたオモチャだと思いながら取扱説明書をしげしげ見つめていたら・・・「対象年齢6才以上」と書いてあった。う〜ん・・・確かに私は6才以上だ・・・。
2005.9.27 掲載
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