番外編 「社長はどこ!?」
ある仕事先の方に電話した時のこと・・・「めぐメグ〜、昨日見たよ。若い男、連れ回しちゃって!」と言われた。
若い男???
うちの事務所で一番若いのはMくん29歳。しかし彼とは昨日一緒ではなかった。
んーーーっと思い返してみたところ、昨日一緒にいたのは・・・うちの社長47歳・・・。
私も若く見られたりするが、この社長は・・・子供に見られる。
地方のイベントの仕事などは、電話で諸々の打ち合わせをして、先方に初めてお会いするのは当日ということが多い。そんな時によく見る光景なのだが、先方の担当者がなにやらキョロキョロしながら現場を行ったり来たりしている。時々立ち止まったかと思うとうちのスタッフに声を掛けては、またキョロキョロし始める。
彼は社長を探しているのだ。彼は社長らしき人を見つけては声を掛けるのだがハズレ・・・。
さんざん声を掛け回った挙句、最後に「嘘でしょう!?」というような顔をしながら「本物」の社長の元へやって来る。しかし彼を責める事はできない。そのぐらいうちの社長は「一般的社長」のイメージから遠いのだ。
つい先日も・・・次の打ち合わせまで時間があったので社長と二人で路面の靴屋にフラっと立ち寄ったら、社長と目があった店の人が「ボク、ボク!この靴お買い得だよ。でもボクにはちょっと大きいかな?よかったらおばさんが中敷を敷いてあげるよ。」と言った。
社長を「ボク」と呼び自分のことを「おばさん」と称したその人は、どう見ても社長より年下だった・・・。
2005.6.28 掲載
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