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偏差値27男MIZKの全ての孤独な友たちへ-流浪の青春記-

著者プロフィールバックナンバー
どうにもうまく生きれない、かっこつかない、そんな不器用な世界中の全ての友たちへ送ります。ひとはきっと幸せになれるんだ。そんなことを感じてくれたら僕はやっとみんなに恩返しできるんだと思う。

Vol.30 - “仕事のない日々”


春。

2009年のたまったもんじゃない世界情勢の中、
皆さんどうお過ごしですか?

僕はあいかわらず、フリーランスで見事なまでに頼りなげに、日々、やってますが、
これだけはお金になろうと、なるまいと、大切にしよう!と生きています。

それは誰かのために、何かをするということ。



今の世界の結果は、多くの人が、
自分のためだけに何かをやり続けた結末だと感じます。

だから、今、僕は、誰かのためになるだろうことを意識的にやっています。

そのひとつとして自分が今いる場所、住んでいる場所を、
もう少し楽しく、活気あるものにしてみようじゃないか!?

楽しくなればきっと景気も良くなる!!

と地元、幕張にて、”幕張FREESTYLE”という地域活性プロジェクトを始めたりしました。

お暇でしたら覗いてね。

http://www.freestyle-life.net/makuhari/


もちろん、本家フリースタイルライフも、今後とも、よろしくお願いしますですます。

こっちもターボかけます!!

合言葉は、誰かのために!!



* * *



話を15年くらい前にグイーっと戻しまして。

今回のすべての孤独な友たちへは”仕事のない日々”という話。

ヘビーで自分に合わない仕事についてしまうことも、
もちろん苦しいけど。

仕事がなく、自らのエネルギーをどこにもぶつけられない。
そういう苦しみも、それ以上に辛いもんだと僕は知っている。

ちょうど23から24歳くらいのときが僕にとってのそれだった気がするんだけど、
この苦しみは体験したものにしかわからない。


ほんと、苦しい。

今、同じような苦しみを抱えている人、すごく多いんじゃない?

僕の場合は、大学を出て、
無職で、あがくように、行き当たりばったりで、アウトローな底辺の仕事につき、
そのあまりの過酷さに、尻尾を巻いて逃げ出して、すがるように、親を頼り。

そして、実家に戻り、眠れない夜を過ごし、いつもいつも、真っ赤な赤い朝に頭痛を抱え。

ザクっと言っちゃうけど、たまに、もう、このまま、
自分は頭がおかしくなって終わりなんじゃないか。。。

そんなことを普通に考えて、それを否定するために、
それから逃げるために、部屋の中にあるものを、殴ったりして叩き壊したり。

成長していないなあと思うんだけど、同じことを、高校を出て無職だった時も
やっているんだよね。ほんと、ダメ、大学出てもそんなことやってた。

そんな成長しない僕のことを親は怖かったと思うよ。ひどく親不孝をしたなあと思う。。。



そんな時期、本当に、やばい、このままじゃ本当にダメになる!!
っていう時は夜中だろうと、何だろうと、親の車を勝手に乗って夜を走ったりしてた。

真冬なのに、窓を全開にして、ニルバーナとか爆音で鳴らして走ってた。
飲酒運転とか一切かまわず、そういうことしてた。

はたから見ると、暴走族とかわらない。
でも、やってる本人は、それが最後のつなぎというか、

そうでもして、自分とこの世界がつながってる感じを保たないと、
もうダメだ!発狂する!!って感じだったんだよね。

でも、そんなアホなことしてると事故るんだよね。
あんのじょう、僕も事故った。

自爆だけど、ガードレールにつっこんだ。
修理代が20万くらいかかった。。。

その金は親が払った・・・

痛々しい金だ。



仕事がない時はどうすれば、いいんだろうね。
いっそ、ゲームばかりやって過ごそうかと、思ってやってみたけど、僕はダメだったな。

ゲームはやっぱりゲームだよ。
心の叫びには追いつかない。ゲーム機も木刀で叩き壊したのを憶えてる。



そうだ!この時期、僕を救って未来につなげてくれたものが、ひとつ。

それは、漫画”浮浪雲” by ジョージ秋山。
この作品がなかったら僕はもうダメだったかも知れない。



近所の古本屋へ行って100円で買ってくるこの作品を酒の肴にして、
長い夜を過ごすんだよね。

そうすると本当に心が救われた。

主人公の浮浪が言ってくれるんだよね。

“どっちでもいいんですよ。”

って。

ほんとこの作品は、今、大変な時期の人におすすめ。


いい時もあれば、悪い時もある。そのどっちも必要なことなんですよ。
そのメッセージは今でも僕の心に生きていて、輝いている。

今は活躍している人でも、昔、仕事がなくて困っている時を過ごした人が多い。
そういう人のほとんどは、そんな時、じっと耐えて、
お金のかからない図書館通いの日々を送っていたんだよね。

そう考えると、仕事のない時は吸収の時。そう思えば少しは前向きになれるのかも知れない。
そうは言っても、今でも僕は吸収の日々なんですけどね(笑)

ようは暇ってことですよ。困ったもんです。

誰か一緒に仕事しましょう。いや、させてください(笑)


それでは、また。




2009-4-8

MIZK



2009.4.10 掲載

著者プロフィール
MIZK(ミズック):
自由型レーベルフリースタイルライフ
http://www.freestyle-life.net/  代表
本名 木藤瑞穂1971年生まれ ♂ 職業/フリーのWEBディレクター&流浪の表現者。 あきれ果てるほどの転職と失職とプータローを繰り返しながら人生の光と闇をいやがおうなく見せつけられて来たが 現在は奇跡的に妻一人、子一人、母一人とともに幸せに生きる。 人生を自由型で泳ぐ!をスローガンにあがきながら生き抜くサバイバー。 口癖は「良かった…今夜も家があって…」そんなB型ライフスタイル。
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