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横手市に石橋湛山の戦争中の疎開先を訪ねる

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旅にもいろいろあります。
「大名旅行」などといわれる豪華なものから、仕事のための「ビジネス旅行」など。
私がここで皆さんに紹介したいのは、どちらかといえば、お金に縁の薄い若者と、年金生活者向けの物質的には少々足りないが、心豊かな教養に満ちた旅です。
そうです、今流行りの言葉でいえば「清貧の旅」といえましょうか。

2018年10月 横手市に石橋湛山の戦争中の疎開先を訪ねる

10月17日から30日まで庄内空港を振り出しに、山形県河北町、秋田県湯沢市、横手市、秋田市、更に秋田空港から伊丹空港へ飛んで、箕面、大阪、四日市、名古屋と大旅行をしましたが、写真は消してしまうし、失敗続きで、横手の石橋湛山の疎開先についてのみ報告します。

* * * * *

どう勘違いをしたのか湯沢市に泊まってしまい、23日に日帰りで横手市を訪ねました。

まず驚いたのは2年前の2016年には観光案内所のパンフレットに記載されていた石橋湛山の疎開先についての記述が見当たらないことでした。湛山先生が健在ならば岸政権は怪しかったわけですから、こんなところにも忖度が働いているのかと嫌な気分になりました。

近くのホテルでNPOふきのとうの会が作った地元出身、地元にゆかりのある人々の案内板を紹介する紙を頼りに街を歩きました。

秋田県横手市
[秋田県横手市の写真]

▲ボタンをクリックすると写真が切り替わります。

疎開した石橋湛山は出羽印刷という会社を設立し、東洋経済を印刷するかたわら地方新聞も発行したそうです。偶然出羽印刷を湛山から引き継いだ方の長男(故人)の奥様とお目に掛ることができ、湛山先生がこの建物で仕事をされた、と伺いました。

この建物の道を挟んで反対側に図書館があり、湛山全集やその他の著作も置かれています。ただその頃印刷された東洋経済は展示されていないのが残念です。

この土地での予期せぬ収穫は、ヨーロッパ・アルプスを旅する時にいつも参考にしている佐貫亦男先生の生家跡にふきのとうの会の案内板を見つけたことでした。

秋田県横手市
佐貫亦男先生の生家跡の案内板

2019.2.5 掲載

著者プロフィール
おおのただし : 元三井物産、セコム勤務。1年に3回程、ヨーロッパにおける文学ゆかりの地を訪ねている。 企業OBペンクラブ会員。 2006年3月、株式会社秀和システムより『ドイツ連邦共和国がよーくわかる本』を出版。
リンク
企業OBペンクラブ http://www.obpen.com/
東京海外旅行研究会 http://kaiken.ikegi.net/
アマチュア・アーティスト・クラブ http://www.masukomi-kakekomi.com/aac/
プラチナ人材募集 http://www.masukomi-kakekomi.com/radio/  
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