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ライプチッヒ、ヴィッテンベルクへの旅

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旅にもいろいろあります。
「大名旅行」などといわれる豪華なものから、仕事のための「ビジネス旅行」など。
私がここで皆さんに紹介したいのは、どちらかといえば、お金に縁の薄い若者と、年金生活者向けの物質的には少々足りないが、心豊かな教養に満ちた旅です。
そうです、今流行りの言葉でいえば「清貧の旅」といえましょうか。

201810月 ライプチッヒ、ヴィッテンベルクへの旅
(その1)ヴィッテンベルク

10月2日から11日まで東独のライプチッヒ(Leipzig)とヴィッテンベルク(Wittenberg)を訪ねました。

今年はルターの宗教改革から501年目ということで1年遅れの盛大な催し物があると何かで小耳にはさんで出かけました。もう一つ予期しなかった儲けものはドイツ統一から29年ということで、ライプチッヒでは来年30年を狙ってのお祭り騒ぎに出くわしたことでした。

スケジュールは10月2、3両日がライプチッヒ泊、4日から8日までヴィッテンベルクで5泊、ライプチッヒに戻って8、9日と2泊しました。

第一回目はヴィッテンベルクについて報告します。

ライプチッヒからヴィッテンベルクは急行で40分ほど、30分おきに出ています。急ぐ旅ではないので普通でゆっくり行ってもよかったのですが、駅の窓口では急行の切符しか教えてくれませんでした。外人向けのサービスですかね。

ヴィッテンベルクはその日に限って旧市に行く道が工事中と言われ、観光案内所まで30分ほど歩かされました。宿の部屋もなかなか決まらず大変でした。昔と言っても統一後に一度来ているのにその時の記憶が全くありません。

僕の入った旧市の入口にはルターハウスと少し離れてメランヒトンハウスがありました。そこから真っ直ぐにシュタットキルへ ザンクト・マリーン(Stadtkirche St. Marien/市教会聖マリア)、旧ラートハウス(Rathaus/市役所)更に街外れにはシュロスキルへ(Schlosskirche/城教会)と並んでいます。

ヴィッテンベルク
[ヴィッテンベルクの写真]

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もう一つ旧ラートハウスの広場から直角に北の端にあるザクセン―ヴィッテンベルク選帝侯アスカニアー・ルドルフ2世(Askanier RudolfⅡ)が宗教改革前の1356年にこの都市に住み今のザクセン・アンハルト州(Sachsen-Anhalt)の基礎を作ったゆかりのクロスター・キルへ(Klosterkirche/修道院教会)があります。

僕は今回準備不足で10月31日にルターがシュロスキルへのハウプトアインガンク(Haupteingang/主入口)に95か条のテーゼを掲げてローマ法王に抗議したことを失念していました。10月初旬でまだあちこち掘り繰り返していて果たして一年遅れで間に合ったのでしょうか。

シュタットキルへもルターゆかりの教会で主祭壇はルカス・クラナッハの企画した宗教改革祭壇で彼の描いた板絵も見ることができます。

ヴィッテンベルク
[ヴィッテンベルクの写真]

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2018.12.5 掲載

著者プロフィール
おおのただし : 元三井物産、セコム勤務。1年に3回程、ヨーロッパにおける文学ゆかりの地を訪ねている。 企業OBペンクラブ会員。 2006年3月、株式会社秀和システムより『ドイツ連邦共和国がよーくわかる本』を出版。
リンク
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