WEB連載

出版物の案内

会社案内

第23回 自営業者が老後の年金を増やす方法


国民年金の満額は780,100円です。1カ月あたり、65,008円。
  しかし、いくら何でも、1カ月65,008円では生活はかなり厳しいですよね。

国民年金は原則として自営業の人を対象にしています。
    年金はご夫婦で130,016円。自営業には定年退職がありませんので、老後にも一定の収入があります。従って、この金額でも生活は出来るでしょうという考え方です。
  確かに自営業には定年はないのですが、会社員の人が退職金を貰い退職し、その後年金生活を送れるのに対して、自営業は一生働けという事でしょうか?????

大丈夫です。
  自営業の厚生年金部分として

    (1)付加年金
    (2)国民年金基金

があります。

(1)付加年金は毎月の保険料に400円上乗せして支払うと、年金額が200円増える制度です。
  400円払って年額200円増えるのですから、2年で元が取れます。大変お得な制度です。

しかし、金額が少ないので、最大で20歳から60歳まで付加年金を払ったとしても

    200円×480月=96,000円

しか年金額が増えません。

そこで、(2)国民年金基金の登場です。
 付加年金が国民年金のプラスアルファ的な存在に対して、国民年金基金は自営業者の厚生年金的な存在です。つまり、年金額が付加年金に比べて圧倒的に高くなります。

もちろん、年金額が高くなるという事は保険料(掛け金)も高くなります。高い掛け金を払って、会社員の厚生年金部分を国民年金基金で補おうという制度です。

詳しくは、次回書きます。お楽しみに!?


2016.2.27 掲載

著者プロフィールバックナンバー
上に戻る