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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005年2月21日発行━━
●━━ 若手国会議員メルマガ 『未来総理』 第124号  ━━━━━━●
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  ライブドアがニッポン放送の筆頭株主になったニュースは、マスコミ界
に衝撃を与えました。そのことの是非はともかく、若い起業家が、いまの
マスコミ界に一石を投じたことは確かです。未来総理たちにも、政界の古
い体質に衝撃を与えるような活躍をしてほしいですね。

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   ミスター円・榊原英資氏や、評論家・中島梓氏、表現インストラ
   クター・山田ズーニー氏らが、日本の「人間関係」の問題点や
   希望を語っています。未来総理の西村康稔議員(自民党)、
   鈴木康友議員(民主党)、松下新平議員(無所属)にも「政治と
   人間関係」についてインタビュー。

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  目次
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■ 「米軍陸軍司令部が日本の基地にやってくる!?」
         福島瑞穂(参議院議員・社民党・比例)

■ 「台湾との『実務外交』――日本のことを大事に想ってくれる隣人を、
   心して大事にしたい」 連載その(2) 台湾との『事実上の外交窓口』
         有村治子(参議院議員・自民党・比例)

◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介

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■ 「米軍陸軍司令部が日本の基地にやってくる!?」
         福島瑞穂(参議院議員・社民党・比例)
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  今、基地再編の問題が大きく動いている。

  日本のなかの米軍基地の問題、日本が何をになうのかということが大き
く問われている。

 沖縄の基地の問題が、本当にひどいことは多くの皆さんが感じているこ
とである。

 昨年8月、沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落し、その現場に行った。まさ
に惨事であった。その後、米軍の同種のヘリが五機、イラクへ向かって飛
び立った。あの事故は、普天間基地の返還を遅らせてきた日米両政府の政
治的責任であると現地で痛感した。また、沖縄の向こうにイラクがあると
も痛感した。

 沖縄の辺野古にも行って、座り込みに参加してきた。沖縄の美しい珊瑚
礁の海をつぶして、14年かけて、1兆4千億円もかけて、米軍のための
海上基地をつくるのである。無駄な大規模公共工事であり、環境破壊であ
る。

 私は、神奈川県に住んでいる。 厚木基地の騒音が日増しにひどくなっ
ている。すさまじい騒音である爆音に対して、裁判所から何度も「違法」
と判断されながら、まだ、騒音の問題は解決していない。アメリカ人のな
かにも「ブルックリンのなかに巨大な基地があるようなもので、おかしい
し、危険だ」と言う人もいる。

 厚木基地の問題だけでもひどいのに、キャンプ座間に、ワシントンの米
軍陸軍司令部を持ってくるという話が浮上している。私たちは、これまた
去年、キャンプ座間へ行き、「リトルペンタゴン」のなかで話をし、米軍
陸軍司令部を持って来ないでほしいと要請をした。ワシントンの米軍陸軍
司令部がやってくることの意味は大きい。アメリカの世界戦略に日本がそ
のまま一体となって組み込まれていくということである。

 そして、そもそも思う。なぜアメリカの陸軍司令部が日本の神奈川県に
やってくるのか。日米安保条約は、「極東」に範囲を限っており、中東ま
で、もっと言えば、アメリカの司令部の範囲までカバーすることはできな
い。従って、米軍陸軍司令部を持ってくることは、日米安保条約の極東条
項にすら反するのである。このことについて、細田官房長官は、(極東条
項に)反して許されないと参議院の予算委員会で答弁している。

 2月19日には、多くの人たちで「キャンプ座間に米軍陸軍司令部は来
るな」とキャンプ座間を人間の鎖で包囲した。

 また、最近、アメリカの軍人が横須賀港を原子力空母母港化すると発言
した。大変なことで、許されないと声をあげたい。アメリカ以外で、空母
があるのは日本の横須賀だけである。しかも、原子力空母が来るのである
から、できの悪い原子力発電所が横須賀にできるようなもので、大変危険
である。

 社民党の東門みつ子さんなどが、先日、アメリカに行き、沖縄の基地の
問題などを訴えた。現状や現地の声をもっと日本は反映をすべきである。

 基地の返還や縮小に向けて、多くの人と全力でがんばりたい。

★福島瑞穂ホームページ http://www.mizuhoto.org/

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■「台湾との『実務外交』――日本のことを大事に想ってくれる隣人を、
  心して大事にしたい」 連載その(2) 台湾との『事実上の外交窓口』
         有村治子(ありむらはるこ・参議院議員・自民党・比例)
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  前回《連載その(1)》で書きましたように、昨年8月、私は「自由民主党
青年局の一員」として台湾に行きました。しかし、全国から集まった学生・
会社員・自営業・県市町村議員の皆さんと共に、100人規模で台湾に向
かう初めての企画は、政治的にも、物理的にも、平坦ではありませんでし
た。

  実はこの時、中国政府からは、日本の外務省に対しても、中国にある日
本大使館に対しても、自民党青年局による訪台を止めさせるよう、圧力が
かかっていました。

  この中国からの圧力に対して、配慮する正当な理由はありません。むし
ろここで反応したら、主権にかかわっていく問題だと、今でも認識してい
ます。日本の外務省も、「これは日本政府の行動ではなく、自民党が政党
として、独自の判断で行う行事である」とし、予定通り、訪台を希望して
いた全国の若手メンバーが、台湾に向かうことを確認しました。

  政治的な問題が一段落しても、今度の課題は天候です。台風による暴雨
ため、全国から集った青年は成田にとどまり、出発日の朝まで、続行か延
期かの見極めがつきませんでした。

  私達が成田で乗るはずの航空機が、すでに暴風域に入っていた台北から
到着しなかったため、中華航空は、高雄から別便を飛ばして成田に向かわ
せ、安全を期してパイロットは、悪天候でも離発着の訓練を積んでいる軍
の操縦士に代えたと伝えられました。

  ともかくも、成田で私たち100名を含む乗客を乗せた飛行機は、時おり
気流に上下しながら、欠航が続き閉鎖された台湾・台北中正国際空港に、
ただ一機のみ、安全に到着したのでした。まさに、台湾当局の威信をかけ、
また自民党青年局も、安全を慎重に確認した上での訪台「決行」でした。

  時期を同じくして、中国本土では、サッカー・アジア杯で、中国人民に
よる強い反日非難行動が起こり、フェアプレイで進むはずのスタジアムに
おいて、日の丸や日本国歌にブーイングが向けられました。日本選手団に
は罵声が飛び、日本から来ていた観客や大使館員が、シュプレヒコールを
繰り返す集団に取り囲まれるという事件です。

  この残念な抗日騒動の遠因として、中国共産党がここ二十年来強化して
きた反日的教育が指摘され、暴徒化する人民を止められなかった中国政府
の対応と民心について、北京オリンピックの開催能力に対し、国際的にも
疑問の声が上がったことは記憶に新しいことと思います。

  この騒動をうけて、私たちの台湾行きは、結果的に、日中間の国民感情
がひどくこじれた直後の訪台となりました。このため、一部のマスコミに
は、「(自民党若手による、かつてない大規模な交流団での台湾訪問は)
アジア杯観戦中の中国人による反日行動に対する抗議の意も含まれている」
と報じられました。

  私たちの訪台は、もちろん、やみくもに中国を刺激するための政治的メ
ッセージを持ったものではありません。中国・台湾の問題になると、お決
まりのように「あなたは親中派?それとも親台派?」と二者択一のごとく
尋ねられるのですが、私は「台湾派」「中国派」、どちらのレッテルを貼
られることもなく、「日本派」として、日本人のことを大事に思ってくれ
る隣人を大切にし、心して信頼ある友好関係を今後も深めていきたいと考
えています。

  先週2月9日の参議院本会議において、まもなく開催される愛知万博期
間中、台湾からの観光客に対して「ビザなしの日本入国」を認める法案*
が可決・成立しました。世界で最も親日的だといわれている台湾の方々に
とって、近年の悲願だった懸案だけに、全党派あげてこの法案に賛成でき
たことは、とても良いことだと思っています。

*2005年日本国際博覧会への外国人観光旅客の来訪の促進に関する法律案

★有村治子ホームページ  http://www.arimura.tv/


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 編集後記               弘中百合子(ロゼッタストーン)
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 今回は珍しく、「未来総理」の女性2人がそろいました。アテネオリン
ピックでも女子選手の活躍が目立ちましたが、最近もゴルフの宮里藍選手
をはじめ、元気な女性が目につきます。「未来総理」の女性陣にも、ぜひ
頑張ってほしいと思います。

 先日、未来総理レポーターの2人目が、無事議員への取材を終えました。
近々、レポートが届く予定です。どうぞお楽しみに。

「未来総理」へのご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。 


 ※掲載を希望されない方、実名をご紹介してもかまわない方は、ひとこと
    お書き添えいただけると助かります。また、ご意見を紹介してもよい場
    合は、年齢、職業なども書いておいていただくと、参考になります。
    ご協力、よろしくお願いいたします。

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 次号予告
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 次回の配信は、2月28日です。

 上田 勇議員(公明党)  小池 晃議員(共産党)
 樽床伸二議員(民主党)  細野豪志議員(民主党)

 が登場する予定です。 

 ※登場する議員は、変更する場合もあります。ご了承ください。

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 未来総理メンバーの紹介
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆
 「未来総理」には、超党派の29名が参加しています。   (敬称略)

◇衆議院
  石破 茂(自民党・鳥取)    上田 勇(公明党・神奈川)
  大村秀章(自民党・愛知)    吉良州司(民主党・大分)
  楠田大蔵(民主党・比例九州) 近藤昭一(民主党・愛知)
  近藤洋介(民主党・比例東北)  鈴木康友(民主党・比例東海)
  達増拓也(民主党・岩手)     樽井良和(民主党・比例近畿)
  樽床伸二(民主党・大阪)    手塚仁雄(民主党・東京)
   中塚一宏(民主党・神奈川)   中根康浩(民主党・比例東海)
  長島昭久(民主党・東京)     西村康稔(自民党・兵庫)
   福島 豊(公明党・大阪)   三日月大造(民主党・滋賀)
   細野豪志(民主党・静岡)   丸谷佳織(公明党・比例北海道)
   山井和則(民主党・京都)

 ◇参議院
  荒木清寛(公明党・比例)    有村治子(自民党・比例)
  小池 晃(共産党・比例)   小林 温(自民党・神奈川)
   桜井 充(民主党・宮城)     福島瑞穂(社民党・比例)
  藤末健三(民主党・比例)   松下新平(無所属・宮崎)

詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、
ロゼッタストーンWEBページで公開しています。⇒ 未来総理プロフィール
各議員のホームページにもリンクしています。

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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人・編集人:弘中百合子
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