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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004年3月22日発行 ━

●━━ 若手国会議員メルマガ『未来総理』 第80号  ━━━━━━━━●

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 桜が開花したと思ったら、いきなり、さむ〜い毎日。お花見に最適な満開
の時期はいつになるんでしょうね。
 今回は、昨年秋の衆議院選挙で当選したばかりの中根議員と、初当選以来、
ずっと「夫婦別姓」問題に取り組んできた丸谷議員から原稿が届きました。
それぞれの一生懸命さが伝わってきます。

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  目次
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■ 「未来総理 中根康浩 国会奮闘中!!」
    中根康浩(衆議院議員・民主党・比例東海)

■ 「憤懣やるせないこの頃!!」
    丸谷佳織(衆議院議員・公明党・比例北海道)

◎編集後記
◎次号予告
◎未来総理メンバーの紹介

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 ■ 「未来総理 中根康浩 国会奮闘中!!」
          中根康浩(なかねやすひろ・衆議院議員・民主党・比例東海)
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 全ての国民の皆様、そして未来総理愛読者の皆様、こんにちは。第159
通常国会が2004年1月19日に開会して2ヶ月余りが経過いたしました。

 いつかはこの国のリーダーとして、税金のムダ使いを一切なくした、真に
国民主権の実現した世界で、一番暮らしやすい国をつくってみたいと理想に
燃えているものの、冷静にわが身を顧みれば、小選挙で惜敗し、やっとの思
いで比例で復活当選した1期生議員であるとの現実を直視しないわけにはいか
ないでしょう。

 しかし、誰でも始まりは同じようなもの。このチャンスをどう生かしてい
くか、そこに文字通り未来に総理としての自分が存在するかどうかというこ
とになるのでしょう。
 そんな1期生議員もこの2ヶ月で、少なからず成長したと自負しています。

 はじめは、今もそうですが、まわりの議員がみんな優秀に見えて、発言一
つ、質問一つするのにも、おどおどしていました。しかし、そういう同期あ
るいは、先輩議員の発言も、自分が心の中で頭の中で描いていたものと、大
差のないことがだんだん分ってきました。

「なあんだ・・。格好つけようとせず、自分の気持ちを率直に表現すればい
いんだ」と、いつの頃からか気づきました。その後は、朝の勉強会など参加
した時は、どんな小さなことでも1度は必ず質問したり、意見を表明したり
しよう。また、席はなるべく前の方に堂々と座ろうと心がけました。その一
方で、全てのことにスペシャリストになろうとせずに、自分の得意分野をき
ちんと掘り下げていけば、根っこのところで、みんな繋がっているというこ
とも分ってきました。

 具体的には、自分の所属する厚生労働委員会まわりのことに全力で取り組
んでいくことの気持ちの整理をつけることの出来た2ヶ月だったと思います。
年金、介護、障害者制度、子ども政策などに取り組んでいる時の自分は、本
当に自分らしいということが出来るのでしょう。

 この間、厚生労働委員会で2度、予算委員会の分科会で2度と合わせて4
回、合計130分間の質問に立たせていただきました。取り上げたことは、
国民年金、小規模作業所、特別支援教育、中小企業対策、保育所予算などで
す。

 まだまだ一つ一つのことが、ギリギリの状況でやっていますが、例えば、
質問で与えられた時間を自由自在に駆使できるようになったら、本当に国民
の為に働けたと実感できるのかもしれません。

 いつも原点、初心を忘れずに一歩ずつ、未来総理に近づいていきたいと思
いますので、今後ともご支援の程、よろしくお願いします。

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 ■ 「憤懣やるせないこの頃!!」
           丸谷佳織(まるやかおり・衆議院議員・公明党・比例北海道)
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 そろそろ桜の季節になりました。皆さんお元気ですか?私の住む北海道は
まだ雪です。この冬大雪で交通網がストップ、畑のビニールハウスが壊れ苗
もダメになってしまったり、生活インフラや北海道の基幹産業に多大な被害
がありました。春まだ遠い北国の皆さん、災害救済の支援策はしっかりやっ
て参りますので、お互いに頑張りましょうね!

 さて、今国会において是非とも議論をしたいと思っていた選択的夫婦別姓
制度、やはり合意を得られそうにありません。ということで、しつこいよう
ですが別姓制度について再び書かせてもらいます。

 私が初当選させていただいたのは1996年の10月。委員会で「選択的
夫婦別姓制度の導入をすべきと思うが、政府の見解如何」という質問をしま
した。当時の法務省の答弁は、「世論の動向を見ながら検討すべき。今はま
だ国民の賛同を得られる状況ではない」でした。

 じゃあ国民の意識調査を続けて下さいね、と待ちつづけて2001年の世
論調査。ようやく別姓制度をよしとする割合が42%になりました。この数
字なら制度を導入しても異論はないでしょう?と鼻息を荒くしてから、再び
待つ事3年。その間政府が動かないなら議員立法でと、公明党独自で民法の
一部を改正する法案を提出してきました。

 皆さんご存知のように衆議院が解散した時点で、院に提出されていた審議
未了の法案は自動的に廃案となります。つまり一旦仕切り直しとなるわけで
す。

 総選挙も終り国会の雰囲気を見ても今国会で成立出来るのでは!?という機
運が高まっていたことは事実です。そもそも公明党の提出してきた夫婦別姓
制度導入案は、夫婦の希望により別の姓(=氏)のままで結婚できる「選択
的夫婦別姓制度」であり、「夫婦は、婚姻の際に定めるところに従い、夫も
しくは妻の氏を称し、または各自の婚姻前の氏を称する」と改め、夫婦別姓
が選択できるようにしています。また婚姻年齢を男女差なく18才とするこ
となどを盛り込んでいます。

 この法律が出来たからと言って日本国全夫婦に「別々の姓を名乗れ!」と
いうわけでは勿論無く、個人の社会的理由で或いは家族の理由で姓は別だけ
れども法的に家族として認められることを望む人達へその選択肢を与えましょ
うという、いとも単純明快であり、かつ国益を損なうような内容だとは思え
ません。

 が、しかしそうは思わない方々がいるのも事実で、夫婦が別姓になんてなっ
てしまったら家庭が崩壊するぞ!と確固たる信念で反対されています。今回
は自民党内で結論を得られなかったそうで非常に残念ですが、一体いつになっ
たら必要とする人達に選択させてもらえるのでしょうか?

 理想や理念だけで結果が出ない職場にいる身にとって、結果を出すために
広げる理解の輪作り。結構タイヘンなものがあります。しかし、ここで負け
てはいけません。あともう一歩頑張ってみようと思っています。


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  編集後記              弘中百合子(ロゼッタストーン)
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 「夫婦別姓」については、毎年のように法案が提出されては、先送りされ
ています。賛成議員たちは、よくマスコミに登場する人が多いので、わかり
やすいのですが、誰が反対しているんだろう…と思うと、意外にメディアに
取り上げられません。反対派の急先鋒といわれていた高市早苗議員は落選し
てしまったし、いま、強硬に「反対」を唱えている中心人物は誰なのでしょ
う。ロゼッタストーンでは、ぜひ、「反対派」の意見もじっくり聞いてみた
いので、反対派をご存知の方は教えてください。「未来総理」のなかにも、
反対派はいるのでしょうか。

 ご意見、ご質問は souri@rosetta.jp までお気軽にどうぞ。

 ※掲載を希望されない方、実名をご紹介してもかまわない方は、ひとこ
   とお書き添えいただけると助かります。また、ご意見を紹介してもよ
   い場合は、年齢、職業なども書いておいていただくと、参考になりま
   す。ご協力、よろしくお願いいたします。

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  次号予告
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 次週の配信は、3月29日です。

 有村治子議員(自民党)  荒木清寛議員(公明党)
 桜井 充議員(民主党)  手塚仁雄議員(民主党)
  楠田大蔵議員(民主党)が登場する予定です。

  ※登場する議員は、変更する場合もあります。ご了承ください。

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  未来総理メンバーの紹介
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  「未来総理」には、超党派の30名が参加しています。
   (敬称略・※が新メンバー)

 ◇衆議院
  石破 茂(自民党・鳥取)     上田 勇(公明党・神奈川)
  大村秀章(自民党・愛知)    吉良州司(無所属・大分)※
  楠田大蔵(民主党・比例九州)※ 近藤昭一(民主党・愛知)
  近藤洋介(民主党・比例東北)※  鈴木康友(民主党・比例東海)
  武正公一(民主党・埼玉)※    達増拓也(民主党・岩手)
  樽井良和(民主党・比例近畿)※  樽床伸二(民主党・大阪)
  手塚仁雄(民主党・東京)※    中塚一宏(民主党・神奈川)※
  中根康浩(民主党・比例東海)※ 長島昭久(民主党・東京)※
  西村康稔(自民党・兵庫)※    野田佳彦(民主党・千葉)
  福島 豊(公明党・大阪)※   三日月大造(民主党・滋賀)※
  細野豪志(民主党・静岡)    丸谷佳織(公明党・比例北海道)
  山井和則(民主党・京都)

 ◇参議院
  荒木清寛(公明党・比例)     有村治子(自民党・比例)
  小池 晃(共産党・比例)    小林 温(自民党・神奈川)※
   櫻井 充(民主党・宮城)※    福島瑞穂(社民党・比例)
  宮本岳志(共産党・大阪)


詳しいプロフィールを知りたい方、顔写真を見たい方は、ロゼッタストーン
WEBページで公開しています。⇒ http://www.rosetta.jp/
各議員のホームページにもリンクしています。


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〒171-0021 東京都豊島区西池袋5−27−9−101 株式会社ロゼッタストーン
発行人・編集人:弘中百合子
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