|
第11号のみどころ
|
|
男と女について考えるのは、第2号「男と女、一体どこが違うのか?」に続いて2回目です。 前回は「違い」に注目しましたが、今回はどこまで「平等」になれるのかを考えてみました。
お馴染みのヴィーナス議員を始め、「ドーベルマンのような」妻を愛している野村克也前阪神監督、 文壇最強の子育てパパ・鈴木光司さん、フェミニスト・小倉千加子さん、銀座クラブのママ・ますいさくらさん、
元風俗嬢・酒井あゆみさんなど、個性豊かな方々が、「男と女」について語ってくれました。
季刊 ロゼッタストーン 第11号 「男と女、どこまで近づけるのか?」
定価:905円(税込)
在庫:
|
INTERVIEW
■野村克也(前阪神タイガース監督)
サッチー騒動が起きている時は、正直いって、なぜこの人は離婚しないんだろうと思っていました。実際に取材してみると、お互いの欠点を理解しあったうえでの仲の良さはうらやましくなるほどでした。
■鈴木光司(作家)
『リング』などで知られるベストセラー作家。デビュー前は、家事も子育ても一手に引き受けていたそうです。一方で、彼は、日々体を鍛えているマッチョな人。そのアンバランスさには理由がありました。
|
親子対談
■犬養智子(評論家)×亜美(エッセイスト)
「男女平等と、結婚生活は両立する?」
ニューファミリーの先駆けで、離婚経験のある智子さんと、結婚願望はまるでないという亜美さんの親子対談。「人間は社会的動物だから、他人の言葉に左右されてしまう」と、智子さんは指摘します。 |
話題連載「ヴィーナス議員が変える!ニッポンを変える!」
■松島みどり(自民党)
松島議員は、新聞記者から衆議院議員と、ずっと男社会を生き抜いてきた人。その体 験から「男社会といっても、女は不利なだけじゃない。ある程度まで頑張れば、トク
することが多い」と言います。
■小宮山洋子(民主党)
最近よく聞く「男女共同参画社会」とは、いったいどんな社会なのか? 長年、この 問題に取り組んできた小宮山議員が解説してくれました。「リプロダクティブ・ヘル
ス/ライツ」「クォータ制の導入」にも言及。
■八田ひろ子(日本共産党)
労働問題に詳しい八田議員は、女性の平均賃金の低さや、派遣などの不安定な雇用が 増えていることを嘆いています。一方で男性が働かされ過ぎな状況も改善して、みん
なが人間らしく働けるように、と主張します。
■福島瑞穂(社民党)
福島議員には、「選択的夫婦別姓制度」に絞って話を聞きました。与党案と野党案が どう違うのか、事実婚や通称使用ではなぜいけないのか、別姓を続けている福島さん
の家で、娘さんはどう反応しているか、など。 |
それぞれの立場で見る「男と女」
■小倉千加子(愛知淑徳大学教授)
フェミニストである小倉さんは「男と女の間に本質的な違いはない」と断言。女は男に経済的に依存し、男は女に家事を依存している、 そんな日本の結婚生活の現状を批判し、男女ともに精神的自立が必要だと言います。
■伊藤公雄(大阪大学教授)
伊藤さんは、日本で初めて「男性学」の授業を始めた学者。「男性の自殺者が多いのは、小さい時から感情を抑制し、弱味を見せることに慣れていないから。男ももっと自分を大切にする生き方を」と呼び掛けています。
■石原結實(イシハラクリニック院長)
医者である石原さんは、生物学的に見たオスとメスの役割の違いを説明。「男は弱い生き物だから、小さな頃から鍛えないと、ちゃんとした男になれない」と、男女の差がなくなりつつある今の状況に警鐘を鳴らします。
■ますいさくら(銀座クラブ「ふたご屋」ママ・作家)
ロゼッタストーンHP「ファッションファイル」にも登場してもらった、ますいさくらさんに、今度は男と女について語ってもらいました。「女らしさを持っていたほうが生きやすいんじゃないかしら」と、ママらしい指摘。
■酒井あゆみ(作家)
元風俗嬢の酒井さんは、いつでも彼と会いたいと思うあまりに、男性を「ヒモ」にしてしまう場合が多いといいます。競争社会に出て働かなくていいとなると、男がだめになってしまうのはあっという間だとか。
■佐倉智美(ジェンダー&セクシュアリティライター)
佐倉さんは、体は「男性」ですが、社会的には「女性」として生きている性同一性障害者。ところが、女性と結婚していて子どもまでいるというから驚き。妻への感情は「異性愛」ではなく「レズビアン」だそうです。
■石川大我(すこたん企画)
石川さんは、この夏、実名でゲイ(同性愛者)であることをカミングアウトした青年。爽やかな雰囲気の人でした。「男らしさというのは、女の子にもてるために必要なのであって、僕にはあまり必要なかった」と言います。
|
対照的な二人の女性が胸の内を告白
■「家族なんてせつなすぎる」
ー私が子どもを持たない個人的な理由ー
ライターの岡本早苗さんは、「子どもを持たない」ことを条件にいまの夫と結婚。な ぜ、そんなに子どもが欲しくないのか、意外な理由を語ってくれました。
■「結婚はできないけど、彼の子どもだけ欲しい!」
ー実録ー 遠距離・純愛・不倫な彼との往復書簡
日本とフランスで遠距離不倫を続ける女性が、彼との生々しいメールのやりとりを公 開してくれました。紆余曲折を経て、いまは「いい関係」に落ち着いたそうですが…。
|
海外レポート
■連載企画 日本人留学生が見た「最新アメリカ事情」
成績が悪ければ追試! 企業の“セクハラテスト”
なんと! アメリカの企業には、新人研修の際に、セクハラに関するテストを実施するところが増えているそうです。セクハラは線引きが難しいと思っていたけど、アメリカではもう明確なようですよ。
■特別企画 日本人駐在妻が見た「イギリス“男と女”事情」
離婚率の高さは、結婚してまで“男と女”やってるせい?
イギリスに住む日本人女性は、かつては夫婦になっても仲がよい欧米スタイルに憧れたそうですが、いまは「亭主元気で留守がいい」の日本式がラクだと、考えを改めた そうです。いったいなぜ?
|
医療特集
■もしかしてアナタも?
「国内200万人がC型肝炎に!!」
自覚症状がないために、知らずに感染している人が多いといわれているC型肝炎。その原因や、治療法、感染している可能性が高い人、などを解説。A型〜E型肝炎の特徴
も整理してあるので、これを読めば、最低限の「肝炎」知識が手に入ります。 |
注目の連載企画
■キャラメルボックス・プロデューサー・加藤昌史の「嫌われ者のすすめ」
「世の中は男性蔑視であふれている」
今回の「男と女」の特集にちなんで、加藤さんも「男と女」についての持論を述べてくれました。加藤さんらしい、ユニークな視点です。
■アマチュア編集長シリーズ
「いつからおばさん? どこからオヤジ?」
どういう人がおばさんなのか、オヤジなのか、小学生から熟年までが正直な本音を語ってくれています。特に子どもの指摘は、遠慮がない分、かなり辛らつです。これを読んで、自分の「おばさん」度、「オヤジ」度を判断してください。 |
連載企画
今回から、ロゼッタストーン初の小説、「一粒の毒薬」が始まりました。 作者は、この秋、小学館文庫から『ガレージ』でデビューした新進作家。2ページのショートショートストーリーです。
もう1本の新連載は、ベラ西原の体験エッセイ「努力する女」。 ひたすら努力し、進化を続けるベラ西原が、自分がいかに努力してきたかを披露してくれます。初回は、「美」の追求について。
「あなたが陪審員」では、「夫に裏切られた妻と、不倫相手に裏切られて堕胎までした愛人。どっちが慰謝料を多くもらえるか?」がテーマ。 読者の意見はまっぷたつに分かれました。
そのほか、いつもの連載も、もちろん読みごたえたっぷり。ホームページに寄せられ たみなさまの御意見は、 「読者のページ」「あなたが陪審員」「男と女大アンケート」「逆転人生相談」などに、たくさん掲載されています。
ロゼッタストーン第11号は、お近くの書店でお買い求めください。 (書店にない場合は、注文もできます。雑誌コード09745と、ロゼッタストーンの電話番号03-5986-8088を伝えてください)
もちろん、このホームページからも購入できます! |
|
|